飲み水の研究その3

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 最近ビールを飲んでいない。
 人間ドックを控えての体調コントロールのためにアルコールを3日空けたのだが、それくらいでは我が異常に高いγ-GTPは下がらなかった。
 昨年の221から比べるとましだったが、それでも111と、正常範囲の70程度を大きく上回り、判定はE。
 びっくりして、結局もう18日間連続して飲んでない。
 代わりに、水を飲んでいる。
 先日飲んだのは「奥飛騨原水」という商品と「黒部の天然水」といった商品。
 奥飛騨原水は、なんとなく鉱物っぽい味がする。
 気のせいかもしれないが、硬水ではなかろうか。
 残念ながら硬度は書いてなかった。
 一方黒部の天然水は硬度が5.9。軟水である。
 こちらは飲みやすい。
 すーっと入っていくような感じ。
 容器には富山ビバレッジと書いてあった。
 妻も飲みやすいらしく、私の湯のみに入っている水をスイスイと飲んでいる。
 2リットルのものを6本まとめ買いしてあるので、当面は大丈夫だ。
 しかも穴の谷の霊水もたっぷり汲みおきしてある。
(しかしそろそろビールが恋しくなってきた。今週末の診断結果にて正常値に戻っていたら解禁にしたいと考えている。記念に、ハイネッケンにしようかバドにしようかコロナにしようか・・・)

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経営者必見! 失敗学のすすめ

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 10年ほど前に畑村洋太郎という工学系の学者が書かれた『失敗学のすすめ』という本を読んだ。
 日本の組織は、失敗した人を袋叩きにするか、臭いものに蓋をするか、的な始末の仕方が多いように思う。
 ムラ社会だからか、なあなあにして、なんとなくなかったことにするケースも多い。
 そのため、失敗が教訓として生かされない。
 旧日本軍(特に陸軍)の上層部もそういう傾向にあったようだ。
 作戦で失敗した参謀を、「可愛そうだから」とか「あいつはオレが可愛がったやつだから」とかいう理由で、責任ある部署から離すということをせずに、別の方面へ転勤させ、そこでほとぼりが冷めるまで別の責任ある作戦参謀にしておく、という問題の根絶にならない情実人事などもあったやに書いてある。(『失敗の本質』by戸部良一氏ほか・・・これについては稿を改めて詳述する機会もあるだろう)
 一方で、下々の者に対しては徹底した減点主義である。
 失敗した者に対しては、失敗したこと自体を責め、それに携わった者の「抜け」を責め、そのついでに怒鳴り散らしながら原因追求をする。
 責任追及と原因追求と責めを同時にやるものだから、皆、怒鳴られまいとして、失敗などなかったように振舞うか、過度に問題が小さいように取り繕ってしまう。
 そんなだから、失敗が教訓として生かされない。
 ああ。
 なんというニッポンか。
 そんな我が国の「隠し事社会」に科学的にメスを入れたのが、畑村洋太郎氏である。
 たまたま昨日上司が「失敗学」というのがあるそうだ、という話をしているのを耳にしたため、家に帰ってから久しぶりに書棚から引っ張り出して読んでみた。
 10年前の本なので、多少日焼けの跡があった。
 あちこと線を引いたり書き込みがしてあって、へえっ、結構勉強したんだなあと我ながら感心してしまった。
 要は、失敗が組織の経験知となるようにPDCAを回せ、そのためには、まず「バカヤロー!!」と怒鳴り散らすのではなく、「なぜそういう失敗が発生したのか、当事者からよく話を聞く、傾聴する」ということが必要だ、処罰はその後で、規則に基づいて行う、というようなことである。
 文庫も出ているが、ハードカバーで読んでもいい本である。

 特に、最近の中小企業で失敗されるケースには、どんぶり勘定、利益度外視の売上至上主義的経営、というのが多いように思う。
 経営者は、誰も責める人がいないので、もしも計画どおりいかない事象が発生したらば、こういう本でも読んで、なぜ失敗したのか、冷静に、客観的に、データを分析するということもやりながら、考える必要があると思う。
 大体が直感が当っているのであろうと思うが、それを裏づけ、関係者(たとえば金融機関)にきちっと説明することも求められるし、正しい分析をすれば、正しい課題・正しい対策も、正しく設定できるはずだからである。それが大向こうをうならせ、金融機関からの融資もスムーズに引き出せる、ということにつながるからである。
 さて、この本を嚆矢として、世に失敗学ブームが巻き起こったが、畑村氏はその後も色々な事件を題材に著書を出しておられるようである。
 ニッポン社会も少しは冷静になって、失敗に対して大人の対応ができる(原因究明と、失敗の責任者を法に照らして処罰する、ということを切り分けて行う)ようになっていかねばならない。
 我々40代がそういう社会に作り変えていかなければ、いつまで経っても第二次世界大戦のときのx軍の失敗と同じことを繰り返すことになりかねない。
 小室直樹氏曰く、日本社会は構造的には第二次大戦当時となんら変わっていない。
 やんぬるかな。
 いや、なんとかせねば。

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妻のものの見方

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 カターレ富山というサッカーチームがある。
 今度J2に昇格した。
 前の会社の関係で会員になっていた。
 「今年も会費を払って応援よろしく」というクラブからの振込用紙が送られてきた。
 ホームでの試合の招待券なども何枚かもらえるのだが、昨年は一度も行ってない。
 そもそも試合を見に行く時間はないので、しょうがないのだが。
 さて、今年。
 家計も楽ではないので、つきあいで入っていた某デパートの会員や、某自動車安全協会の会員など、不要不急の経費はどんどん削減してきた。
 サッカーのファンクラブも、個人としてはそれほど熱く応援しているものではないので、継続する気もないが、念のため妻にどうしようか、と聞いてみた。
 妻曰く「やがて富山県の役に立ちたいと思っているなら、そういう地元の企業が応援していることには参加しておくべきじゃない?」
 確かに、10年後は富山県の参謀となって県をさらに盛り上げることに貢献したいと思っている。
 そういう観点からすると、そういう出費は愛する富山県への貢献として、必要なものだと捉えてもいいかも知れない。
 妻の言に納得し、今年も会員を継続することにした。
 頑張れ、カターレ!
(グラウジーズやサンダーバードにも頑張ってほしい。こちらは影ながらの応援になるが)

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整理整頓は気持ちがいい

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 机の周りがかなり乱雑になってきている。
 と思い始めたのが昨年暮れか今年の初めだったか・・・。
 私が今使っている机は、大阪時代に枚方のリサイクルショップで求めた座机である。
 パソコンのキーボード用のスライドも収納されている、結構いいものだ。
 キーボード用のトレイの他に、引き出しが二段ついている。
 昨年後半に、部屋の押入れの中を整理した。
 押入れには、電気関係の小道具やら、通信関係のケーブルや、事務用品、雑貨などがごちゃごちゃと半ば未整理のまま、収納ケースの中でじっとしていた。
 そのときに、長年手がつけられなかった文具類を整理し、特に筆記用具関係は引き出しの上の段に全部放り込んだ。
 おかげで何がどこにあるのやら。
 折角これはいいものだ、と買い込んだ、シャーペンの替え消しゴム(頭頂部の)や、ボールペンの替え芯、ペーパーナイフ、付箋紙、修正ペン、ハサミ、バインダークリップなどなどのちょっとした小物が他の雑多な筆記具の中に埋もれてしまって、肝心の使いたいというときになかなか出てこず、持っていることが却って時間のロスを生んでいた。
 しかし昭和ひと桁の親に育てられた我が世代の特徴か、使わないからと言って、私や子どもたちが買ったもの、そして、大阪と富山でそれぞれ置いていたために、二重になってしまっていたものなど、まあ色々あるが、そうやすやすと捨てられるものではない。
 もったいない。という頭が先に走る。
 そんなこんなで数ヶ月。
 先週整理しようと思っていたがバタバタしてできず、遂に昨夜妻の許可を得て、引き出し並びに机周りの整理を行った。
 筆記具類は、この数ヶ月で、日常的によく使うものとそうでないものの区別ができてきたので、普段使うことのないものは、まとめて再度押し入れの収納ケースに移動してもらった。日常的に家族と一緒に暮らしていると(最近、ようやくそういう実感が沸いてきた)、私の引き出しにあるもので彼らが必要なものもちゃんと用意できてくるものだ。
机周り
 畳1畳の私の書斎である。(本が占有しているスペースを考えると、妻に言わせると「部屋二つ分、あなたの本や資料で<占領>されているわよ」ということになるのかも知れないが)
 整理前、整理後の比較ができるような写真などはないが、ともかく、少し機能性が向上したように思う。ついでに書類関係も整理したので、だいぶんスッキリしたはずだ。
 後はこの3ヶ月ぐらいで買い込んだ100冊近い本をさっさと読了することだ。

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吉報、恐報、夢報

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 その1 吉報。
 昨日だったか一昨日だったか、子どもを安心して生める環境作りが必要だということを書いたが、今日の朝刊に良い知らせが載っていた。
 総務省の政策らしい。
 産科や小児科への助成金を増額するというもの。
 周産期医療に1床当たり244万円を配分している特別交付税を355万円に、小児医療は96万円を135万円に、それぞれ4割以上増額するということらしい。
 とりあえずは2009年の地方交付税での支援策らしいが、当面の間続けて欲しいものだ。
 その2 恐報。
 恐報なんていう日本語はないのだが、電機大手が大変だ。
 日立が7千億円の赤字、NECは2千900億円の赤字で2万人超の人員削減をするとのこと。ソニーの1万6千人を上回る削減数だ。
 これが地域の下請や孫請にどういう影響が出るか・・・。
 我が古巣の大手通信会社も、積年の競争激化・合理化・売上低下のため、数万人規模で人員削減をしてきた歴史を持つ。これは大変なものだった。初代社長は生首は切らないと言っていたが、それから数年後以降、ずっと生首を切ってきた。社内のモラルは低下し、やってもやらなくても一緒じゃないかという空気が蔓延していった。さらに業況が悪化したため、10年ほど前に50歳以上の社員に対して一律30%の賃金カットをするという大手術まで行った。モラルダウンはさらに度を増した。
 今、日本の各大企業はそれと同じような道を歩んでいるような気がする。
 中堅、中小企業も同じだ。
 あちこちで人員削減という話を聞く。妻の同僚のご主人も解雇されたらしい。
 大企業は、今年は我慢して損益分岐点が下がっても内部留保で凌げないものか。
 そうすれば、中小企業への余波もある程度は少なくて済むのではないか。
 このままでは失業者が満ち溢れ、日本は本当にだめになる。
 
 その3 夢報。
 奈良県の桜井市の話。
 日本最初の官道と言われる、山の辺の道というのがある。
 その道中、卑弥呼の墓ではないか、とのうわさもある「箸墓」と呼ばれる古墳がある。
 正史的には、「倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)」の墓だと言われているが、ほんとのところはわからないようだ。
 私も一度出かけたことがあるが、箸墓自体はちょっと鬱蒼とした雰囲気はあるものの、田園地帯にぽかっと浮かんだ小さな丘という感じで、周囲との違和感、そこだけ変、というような感じはなく、でもなんとなく特殊なエネルギーを放っているような感じは受けた。
 内田康夫氏は「箸墓幻想」という本を書いている。(テレビにもなったがこれだけ見逃した。残念!)
 で、その箸墓がある辺りの<纒向(まきむく)遺跡(2世紀末~4世紀初め)>を、桜井市が本格的に学術調査する、というニュースだ。
 確か箸墓自体は宮内庁の管理下にあったと思うので、一自治体の判断で発掘などはできないのであろうと思うが、是非、失業された方も多いことだし、沢山人を雇って、大々的に発掘作業をして欲しいものだ。そして、日本のよくわからない古代史を少しでも明らかにして欲しいものだ。
 (ああ、急に、飛鳥鍋が食べたくなってきた・・・)
 おまけ。
 今日の日経新聞に載っていた話。
 三菱重工業が、アメリカの電気大手GEと重電分野で提携するとの記事だ。
 原発においてはライバルだったらしいのだが、この際色々一緒にやろうやということで、重電事業で提携する基本合意をしたらしい。
 火力発電所向けのタービン開発やら原発向けのタービンなどもやっていくとのこと。
 三菱重工業は、二酸化炭素の回収などといった環境技術は世界トップレベルらしく、長谷川慶太郎さんも書いているが、こういうような分野では、もはや日本の技術を除外しては考えられないことらしい。GEもたぶん、三菱の技術を活用しなければこの先はないと踏んで提携に踏み切ったのではなかろうか、と思う。
 日本の技術が世界へどんどん、さらにどんどん展開していくというのは良い知らせだ。

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本当に国家百年の計が必要ではないか

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 今の国会で議論されている話らしいが、妊婦の健康診断無料化というのがあるらしい。
 二次補正か2009年度予算のことかは不勉強でわからない。
 いいことだ、と思う。
 しかしそんなもので子どもは増えない。
 増えても高が知れている。
 そんなことでは根本的な少子化問題の解決にはつながらない。つながるはずがない。
 我が魚津市では、ここのところ産婦人科医院がどんどん減っている。今や1軒ぐらいしかないのではなかろうか。
 ウチの子が生まれた20年近く前は5,6軒あったように記憶している。
 むしろ増えていたようにすら思う。
 が、それからどんどん廃業やら鞍替えやらが進み、今やたったの1軒である。
 元産婦人科だったところも、老人病院だけになったり、婦人科のみだという状態だったり。
 こんなことでは安心して妊娠などできるはずがない。
 なぜ産科が減ったのか、その理由までは調べていないが、まず女性たちが安心して妊娠でき、安心して出産でき、安心して子育てができ、安心してまた働ける、という基盤を整備する必要があるのではないか。
 もちろん、では戦国時代はそういうセイフティネットがあったか、と言われればそんなものはなかっただろうし、安心して出産でき、なんて、戦争の真っ盛りに安心して出産できる状態など、これまでの歴史にそもそもなかったのかも知れない。
 しかし産婆さんもおらず、産科は5万人の町に1軒では、とても不安で子どもを作ろうとは思えないのではないだろうか。そんな町に誰が住もうか。
 まあ、これは魚津市だけの問題なのかも知れない。
 全国の産科の数を調べてから発言した方がいいのかも知れないが、産科は儲からないし大変だし看護士さんも集まらない、一方老人ホームは成長市場だ、ということならば、算術に長けたお医者先生方は、自然とそちらに流れていっても不思議じゃあるまい。
 という流れを改めるのが行政ではなかろうか。
 それが、国が健全な成長をしていくための「国家百年の計」ではなかろうか。(教育もちろんしかりだが)

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農業従事者と光触媒の新製品

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 今日のニュースから。
 農業への転職者がやはり増えているようだ。
 しかしその一方ですぐに辞めてしまう人も多いらしい。
 ある養豚場の話を今日のニュースで紹介していた。
 1年ほど前に4人の従業員を雇用したが、初日に一人出社せず(においがいやだとの理由)、何ヶ月か後に一人、きつくていやだと辞め、半年後にさらに一人、責任を持たされる仕事はいやだ、と三人辞め、現在残っているのは一人だけ、という状態。
 やはり、農業への転職は、なかなか定着するものではなさそうである。
 経営者からすると、折角面接して採用して色々仕事を教えて愛情をもって接してきたのに、とガックリだという気持ちだと思う。
 だけど、昨日も書いたように、何人も応募し実際に転職してきても、全員がそのまま残るような人たちではないだろうと思う。
 ずっとやる人たちならば、むしろ最初から農業を選んでいたはずだ。
 途中から来る人は途中で辞めて行っても不思議はない、と心の準備を一旦はした上で、採用し、愛情をもって接して、去ってしまえばそれはそれでやむをえないと思わざるをえないのではないだろうか。
 しかし、そうした営みの中で、残ってやっていってくれる人がいれば儲けものである、くらいに思って取り組んではどうだろうか。
 件のニュースで紹介されていた事例も、一人はしっかり残って「今がふんばりどころだ」とインタビューに答えていた。
 農家の皆さん、心して人を採るべき時期です。
 農家へ転職しようという皆さん、腰掛なら腰掛だとはっきり宣言して面接に臨むか、しっかり勤めようと思うならば、生半可な気持ちではなく、農業に一生を捧げる神聖な気持ちで農家の人に接し、うまく認められ採用されたら、それこそその人に感謝して、本気で後を継ぐつもりで仕事に取り組むようお願いしたい。(どうしても合わなければしょうがない、もう一度採用してくれたおとっつぁんに本音で相談してどうするか決めれば良い、間違っても家出するような後足で砂をかけるような恩を仇で返すような真似だけはゼッタイしないでいただきたい)
 もう一つ。
 光触媒の新作が開発されたというニュース。
 これまでの光触媒は太陽光線が必要だったが、NEDOの予算で大学の先生やら企業やらが協力して作った新しい光触媒(酸化タングステンに銅を加えたものらしい)は、蛍光灯の光で汚れを除去してくれるすぐれものらしい。インフルエンザ菌なども殺菌してくれるとのことだ。
 アルカリに弱いなどの課題はあるらしいが、三年後ぐらいには実用化されるのではないか、とのことで、企業では、昭和電工やパナソニックなどが一緒に取り組んでいるらしい。
 しかしすごいことだ。
 それが実現すると、私の古い家などもきれいになるのかなあ。随分世の中きれいになると思う。カビなどもイチコロではないか。
 日本の技術がまた一つ、世界をリードする。

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農業への転職や如何

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 農業には昔から思い入れがある。
 自ら自足するくらいの食料を生産していきたいという思いを高校生の頃から持っている。
 だが現実的にはサラリーマンになってしまい、もちろん我が家はサラリーマン家庭でもあったので、農業を営みながらという選択肢はそもそも存在していない。
 が、なんとか将来農業もやりながら生きていく(せめて畑だけでも)という思いは相変わらず強いものがある。
 さて最近、建設業の仕事量減少に伴う、農業への参入支援めいた話があったり、一方で農業への参入は現実的には法律的な制約が大変多く、おいそれと建設業者が入れるものではないという話も聞く。そんなことだから、経営相談を受けても、ちらっと言葉には出したりするものの、現在建設業を営んでいる経営者に対して、安易に「農業へ参入されたらどうですか?」とは言えない。
 しかし、このところのとんでもない不況で、職を失う人たちが増えており、彼らの目が一部は農業に向いている、というような話を聞く。
 いや、実態は、職安に行ったら農業からの求人があったので、当面食うに困らないように門を叩いてみた、というのが大方のところかも知れないが。
 いずれにしろ、後継者不足の農業界にとっては、一筋の光明かも知れない。
 農業などまったく考えていなかった人たちが、急に仕事がなくなったから仕方なしに農業でも、という感覚で働き始めても、自分には合わない、と言ってパッとやめてしまう人も多いかも知れない。
 にしても、これまであまり見向かれなかった仕事に、何人かの人がやってみようかという気になるとすれば、それだけでも大きな変化だと思う。
 今農業を向いている人たちは、景気がよくなれば結局去っていくかも知れないし、それまで持ちこたえられずに、三日で飽きちゃう人もいるかも知れないが、それでもゼロよりははるかにましであり、10人来て1人残れば良し、というくらいの気持ちで面接をし、採用してみられたらいいのではないだろうか。
 こちらで人手不足でこちらで大量に余ったから、人員のアンマッチ解消だ、なんて安易にものごとが運ぶはずは到底ないし、自らホワイトカラー職や一定の拘束時間での仕事を選んだ人たちが、好きでもないであろう農業、天気が急変したら時間構わず世話をしなければならない農作物の仕事、に移れるかというと、そんな右から左へものをずらすような簡単なわけに行くわけがない。
 のだが、若干の、アンマッチ解消にはなるかも知れないし、現在のいびつな労働構造の解消や、大きくは食糧自給率の向上にもつながるかも知れない。
 もっと言うと、我が国の素晴らしくおいしい米を<戦略的輸出産業>に育てる担い手が現れたりするかも知れない。
 私自身が農業へチャレンジする意思は、今はない。今やっている仕事が楽しいからであり、当面の安定所得を得ていられるからである。
 そういう意味では高みの見物であり、職を失った人たち、担い手がおらずこの先どうしようかと思案しておられる農家の人たちに対しては大変失礼な文である。
 が、思うことは上記のことなどである。
 金融機関としては、そういう、働き手を見つけることができて、機械設備を更新しようかと思っている農業者に対して、応援できることはしたいな(融資のことである)、それが私の属する業界の今のビジネスチャンスではなかろうか。但し、農家への国の補助や融資というのは、JAあたりを通じてかなり手取り足取り色んな施策があるそうだから、市中金融機関など出る幕はないのかも知れない。
 ま、そんな発想になってしまっているのが、今の私の状況。ちょっと寂しい思考回路になってしまったが、とにかく、この状況を奇貨として、なんとか、日本の農業の再活性化につながったらいいなあと心から思っている。
 できれば場当たり式、天から行幸が降ってきた、ではなく、この状況を捉え、戦略的に長期的国家的ビジョンを持って、どなたか為政者の人たちの旗振りで、本気で農業に転職し、農業を活性化していくことにつながるような取組を期待している。
 ガンバレ、ニッポン!

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おかげさまでアクセス数1000件達成

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 先日、アクセス分析という、このブログ提供者(FC2)のサービスを組み込んだ。
 そのしばらく前に、結構人気のある、ある友人のブログにリンクを張らせてもらった。
 アクセス分析については、どういう時間帯にご覧いただいているのかな、とか、初めてご覧いただく人が何人ぐらいいらっしゃるのかな、とか、どのページをご覧になったのだろうか、などが表示されるサービスである。
 それを組み込み、同時にアマゾンのアフィリエイトを組み込み(契約してから2年以上経つのだが、ようやくそういうことをすることができた・・・あまりにも忙しかったのだ)、さらにさらに、アフィリエイトのやり方を書いた本に載っていた、Googleやその他の検索サイトに我がブログの紹介を載せておいて、検索したらヒットしやすくする、という登録まで一気にやった。
 すると、それらの結果か、最近アクセス数が一気に増加し、昨年4月に開設してからかれこれ8ヶ月ちょっとが経過するが、去年の年末までのアクセス数がおおむね800弱。1ヶ月で100件ぐらいだったのが、この3週間ぐらいで200件を超え、とうとう今日1000件を突破した。
 つまり、上記のような仕組みを入れたことで、それまでのアクセス状況の3倍ぐらいのスピードで見ていただいているということである。あらためて、インターネットの様々な仕組みの効果に驚いている。
 ご覧いただいた皆様、大変ありがとうございます。
 日々つれづれに思ったよしなしごとを、我が成功への道のりと合わせて、心のおもむくままに書き連ねている駄文集であるが、誰かが見ている、ということが励みになって、8ヶ月経過しました。
 これからも自らをブラッシュアップしつつ、成功体験やそのプロセスや日頃の思いなどを述べて行きたい。
 ふ~ん、とかいう感じでご笑覧いただければ幸いです。
 アクセス数1000件達成に寄せて。

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富山の二大激震とジョン・コルトレーン

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 富山県の3区から、KNBアナウンサー(元?)の相本さんが立候補することになった。
 小沢さんがわざわざ足を運んで要請に来ていた以上、既に話はついていたのかも知れないし、そうでないかも知れないが、いずれにしろ、大変な人気者が立候補することになり、3区は大変な激戦になるのではないかと思う。
 富山県民にとっては、ラジオで名パーソナリティの声が聞けなくなるという寂しさがあるが、民主党が、また相本さんが相当の決意をしていることを感じる。
 もうひとつ驚いたこと。
 北日本新聞という地元のマスメディアの雄である新聞社で今日定例の取締役会があり、現職の社長が突如交代するという決議がなされ、本日付けで新社長が就任することになったそうだ。
 我々庶民とは直接関係のない社長交代だが、急な話なのでなんとなく驚いている。
 そんな、自分とは直接関係のない話にあーでもないこーでもないと思いをめぐらしつつ、久しぶりにジョン・コルトレーンの「Blue Train」を聞いた。相変わらずいい曲である。

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