社会に出てからの力

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 友人とメールをしながら思ったこと。
 人間が社会で生きていく力、社会に出てから役に立つ力の源泉というものは、学力や知識の量や体力などがベースであることは言うまでもないことだが、それらは数年も経てば陳腐化してしまい、それらを持っていること自体はすぐに役に立たなくなってしまう。
 社会に出てから本当に効くのは、「不断の努力」と「人間性」と「執着心」ではなかろうか。
 そしてそれらの要素の根底にあるものは、「前向きな気持ち」「明るさ」「いい意味での欲望」。
 そういうものを持ち続けている人は、社会に出てからも進化しているような気がする。
 もちろん、基礎知識がベースとして必要なのは言うまでもないが。
 ま、そういう目で自分の子どもたちについても、もう一度見つめ直してみたいと思う。
 人間、生きる力が最も大事だから。

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ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」

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 昨年暮にNHKテレビで「名曲探偵アマデウス」とかいう番組をやっていた。
 てっきりモーツァルトを探偵に仕立てて何か中世ヨーロッパの事件を絡めるようなドラマかと思って、一回だけだったが録画しておいた。
 モーツァルトではなく、筧利夫氏が「天出臼夫」(アマデウス オ)という名の探偵役であった。
 ま、それはいいのだが、その回はドヴォルザークの偉大なるシンフォニー「新世界より」であった。
 高校2年の時だったか、FMラジオで偶然聞いたのが最初だった。
 カール・ベームというドイツ人が指揮するウィーン・フィルの演奏だったように思う。
 ベームという人は、モーツァルトを振らせたら当代随一と言われていた人だった。
 その時の演奏はモーツァルトではなく、ドヴォルザークであったわけだが、そんなことを知らない私にとっては、それが初めて大感動したクラシックであり、交響曲というものはすごいものだなあと思ったものだ。
 就職してからバロックなども聞いたが、ダイナミック、人の魂を震わすという点で「新世界より」以上にすさまじい曲は聴いたことがない。
 久しぶりに、録画したそのテレビで第4楽章を全部聞いたが、相変わらず大きな曲であった。
 感涙。

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我が家の「春」

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 春分の日を迎え、我が家では、4月からの子どもたちの進む道がようやく決まった。
 上の子は、富山市にある私立大学で、教員養成の学部に進む。新設学部だ。学力のレベルははっきり言って大変低いが、新しく作られた学部であり、学校としても力を入れて行くだろう。しかし何よりも本人がこれから真剣に自分のなりたい職業に向かって現実的な努力をすることが必要だ。親があれこれ心配して与えるのではなく、自ら必要なものを先取りして獲得していくようになってもらわなければならない。
 下の子も、富山市にある私立高校。県立の普通科に入る力がないと判定され、かといって職業科には行きたくないということで、県立の願書を出す少し前に意思決定(県立は受験しないと)した。蓋を開けると、定員に満たない県立普通科もあったため、ありゃあと思ったが、それはやむを得ない。大学に行きたい、と今頃言っているありさまではあるが、進学に関して熱心な学校だし、塾も続けて自分の不足点を補って行きたいと言っているので、塾の先生にも個別のプログラムをお願いしたところであり、親としてできる限りのバックアップをしていきたい。
 ピリピリしていた1年間が過ぎたわけだが、ピリピリしていたのは私と妻と双方の両親。
 子どもたちはどこ吹く風、であったように思う。
 親の立場からすれば満足の行く結果にはならなかったし、子どもたちも志望校を落とし続けなければならなかったので精神的にはしんどかっただろう。また、これからの彼らの人生を考えたらまだまだ不安で一杯だが、過ぎ去った時間はどうにもならない。
 前を向いて生きていくしかない。
 二人とも十代。
 一人立ちをした後に、どんな人生が待ち受けているかわからない。
 幸い、荒波にもまれていく手前の、まだモラトリアムの時間だ。
 少しでも荒波の手前で、波への対応力を持たせたい。
 そのために、本物の学力、生きる力をつけてもらいたいと思っているが、マンガとゲームではそれは覚束ない。
 そういうことに、上から押し付けずに気づかせることが、5年間仕事にかまけて子育てから逃げてきた私の責務ではないかと思う。
 しかし、すっかり自我も確立しているようなこの子らにどうやって気づかせたら良いものか。
 口やかましく言えば言うほど、心は遠のいてしまう。
 かと言って何も言わなければなかなか伝わらない。(背中で教える、というのはやってきたつもりだが効果があったとは思えず、そのため結局口やかましくなってしまった・・・)
 彼らと接触する時間を少しでも持ち、お互いに色々と話をしていくこととに尽きるのではないか。
 やれるだけやろうと思う。
 前を向いて進もう。
春の芽生え

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半村良さんの講演

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 語り部(かたりべ)という仕事がかつて我が国にはあったらしい。
 昔から伝わる説話や神話を語り伝えることをなりわいとしている人々のことであるらしい。
 さて今から30年ほど前、高校生のときに、この魚津という田舎町に流行作家の半村良さんがやってきた。
 文芸春秋主催の「文化講演会」というようなものではなかったか。
 講演者は、半村良さんのほかにもう一人いたが、覚えていない。
 話はすっかり忘れてしまったが、1時間ぐらいの講演で、ご自身のある体験談だったように思う。
 聞くほどにどんどん引き込まれて行き、話しておられる内容が目に浮かぶような感じだった。
 ところが、最後に、これらは全部夢の中の出来事だった、というオチで、一気に現実に引き戻されるような、目の覚めるような話の展開だったような気がする。
 その急転直下の展開があまりに鮮やかだったので、しばらくはぼうっとしていた。
 半村良さんが、冒頭に書いた「語り部(かたりべ)」にかこつけて、「嘘部(うそべ)」というようなキャッチフレーズで文壇におられ、その小説は語り部が語るが如く、虚構なのに現実世界を細部までこと細かく反映して嘘を構築する、ということはその時点では知っていたが、まさかご自身の講演でもそれ(虚構を巧妙にホントのようにつむぎだすこと)をされるとは、いやあ一本取られたなあという感じであった。
 それ以来半村良さんの小説にのめりこみ、『産霊山秘録』や『石の血脈』『魔女伝説』などの伝説シリーズなど、いわゆる伝奇ものを読み漁った時期があった。
 今日ラジオで「語り部」という言葉を耳にし、ふと、昔のそんなことを思い出した。
 半村作品はまだまだ読んでいない人情ものやSF作品なども沢山あるので、これからも読んでいきたいものだ。(時間があれば)

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ユニクロ社長 柳井宏氏の言葉から

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 何週間か前の週間ナントカに、ユニクロ社長の柳井宏氏のインタビューが載っていた。
 そこからのエキスの抜粋。
・夢、使命感・・・みんなに訴え協力者を募る
・リスクを量った上でチャレンジする(私は冒険経営者ではない)・・・失敗したら分析する
・変化に合わせて全社を変える決断をする
・変化については、前もって何をどう変えようかを考えておき、運が来たら予定していた行動を起こす(決断をする)・・・女神には前髪しかない
 以上、今日は備忘として。

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ゴルゴ13の生い立ちについて

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 マンガの主人公の生い立ちについて気にする必要などないのだが、たまたまラーメン屋に置いてあった昔の「ゴルゴ13」を見ていたら、生い立ちについて描かれたものがあり、珍しい話題なので、発見の喜びを表現したくて、書く。
 どうやら東郷平八郎の妾腹の娘が祖母に当るらしい。
 その娘が結婚相手とともに中国に行っていたときに、ロシア人のラスコリニコフ(コードネーム)というテロリストに襲われ、できた子が東郷宗介という人物だが、表向きは結婚相手との間の子だとしていたらしい。そのため、東郷宗介は純粋な日本人だと名乗っていた。彼は軍人になった。
 その後、優秀な東洋人を作るためという当時の日本軍の作戦で、優秀な軍人だった東郷宗介は選抜され、チンギスハンの血を引く中国人女性ツベルマとめあわせられ、できた子どもが東郷狂介という子である。
 1941年頃の話らしい。
 3歳の時に狂介は風邪か何かで床に臥せっている母ツベルマを、父宗介が薬か医者を探しに出かけている間に、銃で殺してしまう。
 これが狂介の最初の殺人行為である。
 なんと3歳で、銃殺である。
 父の宗介は怒り、殺人者ラスコリニコフの血がそうさせたと思い、その小屋に3歳の狂介を残してどこかへ去ってしまう。
 その後狂介は毛沢東に拾われ、殺人マシンとしての英才教育を受けるが、1年か2年で自分でその場を去ってしまう。
 これが後のゴルゴ13=デューク東郷だ、というような話である。
 本当かどうかはわからない。なぜならゴルゴ13自身がこの話に出てきて接触を試みた人たち全員を殺してしまうからである。
 ただ、この話が本当だとすると、ゴルゴ13の本名は「東郷狂介」で、1941年頃に生まれており、今は生きていたら67歳ぐらいだということだ。
 相変わらず30代後半から40歳ぐらいで活躍しているのが少し不思議な感じがするが、サザエさん一家も年をとらないし、マンガの話だし、ま、どうでもいいか。
 ちなみに、時々出かけては「ゴルゴ13」を見るラーメン屋は魚津市の「はじめ家」という家系のラーメン屋さんである。おいしいよ。

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富山で受けることのできる知的刺激の会

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 毎月恒例の異業種交流&勉強会「とやまキトキトBIZねっと」。
 今日はその14回目の例会。
 講師は我らが運営委員のメンバーの一人、越澤さんである。
 音楽業界に長くいた経験を活かし、3年前に「富山のレコード会社」というコンセプトを引っさげて起業された。
 前歴の苦労話や、起業の心構えなど、色々示唆に富む話を聞かせていただいた。
(本当は、そんなさらっとしたノリではなく、大変なご苦労をしてこられているのだが、ここではとてもそんなことまでは書ききれないし、文字にした瞬間に軽いものになってしまう恐れがあるので、深い話は書きません。)
 さて二次会。
 富山県唯一のプロコーチのNさんという方と親しく話をさせていただいた。
 Nさんから教わった、あるプロコンの仕事の仕方。
 名前を残念ながら失念したが、そのプロの方は、相手にコンサルしながら、その内容をメモするんだという。
 それも尋常のメモではなく、自分の語った言葉、相手の反応した言葉、それらを全て書きながら喋る、喋りながら書き記すらしい。
 その理由は、相手の言葉だけを書いていたのでは、自分の何に反応して相手がそれを喋ったかわからないと、後でわからなくなるかららしい。
 これはノウハウとして、大変レベルが高く、でも素晴らしいことだと思う。
 しかし問題は、喋りながら書き取れるか、ということだ。
 その方は、齢70歳ぐらいの人らしい。
 一回やめると、次はできなくなるから、ずっとそのやり方を続けているのだそうだ。
 ということは、最初からできたわけではなさそうだ。
 恐らく、徐々に、やっているうちに早く、的確に、かつ喋りながら、という技能を磨いていったのだろう。
 これはいい。
 単純に真似できるものではないと思うが、是非私もお客様とのコミュニケーションの場で取り入れてみよう、チャレンジしてみようと思う。(字のへたくそなのをどうしようか・・・という悩みはあるが、やってみなければ始まらん)
 ということで、今夜も知的好奇心を高ぶらせてくれたひと時であった。
 とやまキトキトBIZねっと
 ↑HPはこちら

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今日も強風のためダイヤ大幅乱れ

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今、JRの魚津駅にいる。
昨日に引き続き、今日も強風のためにダイヤが乱れている。
上り下りとも、20~30分程度の遅れだ。
JRさん、一体どうなっちゃったんだろう。
ホームで待っているのだが、冬に逆戻りの天気のため、体の芯まで寒い。
しっかりしてくれ、我らが日本の元国策会社よ。

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とはいえ、景気に薄日が射して来ているのかな

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 昨日、時ならぬ大風が吹いたために、富山駅に隣接してあるコンビニで、珍しく「ニューズウィーク日本版」を買った。
 ある記事に「景気は回復の兆しを見せ始めている」というようなことが書いてあった。
 その証拠として、アメリカの中古住宅が売れ始めてきている、ということが紹介されていた。
 よく調べたら、1月27日ぐらいに「12月のアメリカの中古住宅の販売戸数が前月比6.5%増と、以外に売れていた、というニュースなどもあった。
 数日前にある製造業の経営者から聞いた話の中にも「アメリカの中古住宅が売れ始めているらしい」というのがあり、どうもそうらしいなという感じがしている。
 しかし一方、今日の日経新聞には、工場の統廃合やら雇用の悪化やらというマイナス面の記事が相変わらず沢山あり、まだまだ回復というレベルではないのだろう。
 が、徐々に、今の在庫調整の間、公的補助やなんやでしのげば、間違いなく生産回復、雇用回復、消費回復にはなるわけで、それまでどれだけみんなそれぞれ踏ん張るかだと思う。
 但し、昨年の夏までと同じレベルまで回復することは考えにくいし、どの企業も少人数で耐えられる仕事の仕方にしていこうとしているようなので、今までの産業分野での雇用は見込めないだろう。
 とするならば、今仕事から離れている人は、これから政府が投資したり自治体が予算をつけようとする産業分野での仕事に向け、自己のスキルアップなりスキル転換をすべきかも知れない。
 不況の荒波に呑み込まれるな。自分の道を進め。

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図書館大賑わい

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 不景気で財布のひもが固いせいか、図書館が大賑わいだ。
 私の地元の魚津市立図書館。
 今日午前10時頃に行ったら、なんと駐車場に車が止めきれず、あふれかえっている。
 普段の土日も駐車場は割りと混んでいて、数台しか余裕はないのだが、今日はそれにも増して沢山の車が来ていた。
 あきらめて帰る(出直してくるのだろう)車も何台もいた。
 スーパーマーケットやドライブスルーではないので、少し待っていれば空くという性質の場所でもないのでしょうがないのだろうなあ。
 
 館内に入ってまたびっくり。
 人の数も普段の土日の倍以上はいたろうか。
 老若男女、特にどの層に偏っているというわけではなさそうだ。
 不景気の影響で出費を差し控えて、勉強しようという人が増えているのだろうか。
 だとしたら、それはそれで良いことだと思う。
 さて他の図書館はどんな状況だろうか。
 また、古本屋はどうだろうか。ブックオフにも顔を出そうかと思ったが、今日は時間の関係で断念した。次の機会に覗いてみたい。

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