ヤッホーブルーイングの井出社長の話を聞きました

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 富山県新世紀産業機構主催の経営戦略セミナー。
 本日の講師は「よなよなエール」で有名なヤッホーブルーイングの井出直行社長でした。
 事の始まりは1984年。星野リゾートのオーナー、星野佳路氏がアメリカで飲んだビールの味が日本のそれとは異なり、色んな味があることを知った、というのがこの会社の発端だそうです。
 会社の創立は1996年。
 井出さんは星野さんが作った会社に入社し、営業(注文受付係)から始まり、星野さんの後を受けて8年前に社長に就任されたとのことです。

 当社の経営理念は「知的な変わり者」、商品コンセプトは「家庭で楽しめる本格的エールビール」とのことで、これは創業以来継続しているもののようです。

 さてこの間、地ビールブームがあり、ブームが去り、当初右肩上がりだった売上が減少の一途をたどり、経営が苦しくなりどん底を見た、と仰っていました。
 大手のビール会社がCMをやればうちもCMをやり、試飲会をやっていると聞けば試飲会をやり、と大手と同じことをしてはなかなか売上が回復せず、ということの繰り返しだったようです。

 しかしその後の急進ぶりは巷間に知られるところで、今や10年連続増収増益の優良企業となっています。
 何があったか。何をしたか。
 突飛なアイディア、耳目を引く奇抜な行動、などが目立ちますが、おかしなことをしているわけではなく、極めて基本的なことをなさってきたようです。

 まず経営の勉強をなさった。マーケティングの基本を学んだ。
 そして大手とは異なる戦略=差異化に取り組んだ。
 当時従業員は20人。経営が厳しくなり退職する人もいて一時期10人まで減少したそうです。
 つまり小規模企業です。
 カネない、人いない、モノも限られている、という経営資源の状態でできること。
 とても大手と同じことなどできるはずもなく、やっても続くはずもなく。
 小規模企業だからこそできることを徹底して考え、取り組まれました。

 まずはマーケティング。
 市場を分析し競合を分析し、その結果女性が好む味のビールを出そうと決めました。
 ネーミングやデザインも女性が好みそうなものに絞って一連の検討を行ったそうです。

 ターゲティングも極めて重要です。
 万人受けするものには魅力がない。とんがったものじゃないと強烈なファン(自ら宣伝してくれるようなファン)はつかめない。
 30代前後のビジネスウーマン、「椿(ちょっとリッチな女性が使うというイメージの化粧品)な女性」という層を設定して、つまり対象顧客を絞り込んでイメージを作り(もちろん世の中に存在する層ですが)、その層に絞り込んだ製品開発を行ったのです。
 製品開発にキャラクターを伴わせ、そのキャラクターを立てる。「水曜日のネコ」というふうに擬人化することで、商品に感情移入しやすくなり、その分親近感がぐっと増す。品物ではなく仲間になる。
 開発当時、ネコのビールなんて売れるのか?との異論もあったようです。
 しかし「今存在しないものは、消費者は判断できない」つまり「存在しないものなど誰にも評価できない」「これだけ色々考えて絞り込んでやるのだからきっとファンはできる」との信念で「だめならすぐ撤退できるようにスモールスタートで行こう」と腹を括って舵を切ったそうです。

 PR活動など、色々な分野で「常識にとらわれない発想」というのも大切にしているそうです。出る杭は徹底的に伸ばす、というふうにしているそうです。「変わり者は褒め言葉」という合言葉を社内に根付かせている。これは一時期のソニーにも見られた工夫です。

 しかしさらに問題がありました。
 当時井出社長は自分ができることを従業員にも「あれやれこれやれ」「なんでできないんだ」と叱責し、部下を変えようとするリーダーだったそうです。
 結果社内の雰囲気は悪く、ミーティングはお通夜のようで、みんなで取り組まなければならない課題はお互いに責任逃れをして皆他人任せだったと言います。
 その同じ井出社長ご自身が変わったのだそうです。
 2004年、井出さんはパソコンが操作できなかったそうです。
 まずはネット販売を重視する観点から、自分自身がネット担当になり、楽天大学で十数教科のネット関連の知識を一から学び、ネット販売を軌道に乗せたとのことでした。
 そしてチームワークが大事だと気づき、社内でチームビルディングの取組を進めたそうです。
 現在はその取組が功を奏して、とても風通しの良いざっくばらんな雰囲気で自由闊達に議論ができる企業風土になっているとのことです。(礼節をわきまえない、という意味ではありません)
 そのための色々なコミュニケーションの仕方も工夫されているとのこと。
 ワイガヤ、仕事と関係のないエピソードを紹介する朝礼、会社の経営状態(売上、利益、課題)を開示する月一回の全社員での朝会、飲み会、喧々諤々の議論の場、プロジェクトなどなど。
 こういう様々な取り組みで社員全員が相互開示をすることでコミュニケーションの質と量が圧倒的に改善され、チーム力が猛然と発揮でき、文字通り1+1が3にも4にも5にもなるという実感を得られたそうです。
 
 前置きが長くなりましたが、ということで今夜は初めて「よなよな」をいただきます。IMG_2974

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ラジオ番組に出させていただきました

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 去る8月24日(月)午後7時から、富山県新川地域のコミュニテイFM「ラジオ・ミュー」の「われらまちづくりタイ!」という生放送番組(タモさんの「友だちの輪」のような番組です)に出演させていただきました。

 第645回らしく・・・645なんていう数字を聞くと大化の改新(乙巳の変)を想起してしまうのは小学校6年生の時の担任の先生のおかげですが、奈良・飛鳥・法隆寺・聖徳太子好きな私にとってはとってもご縁を感じる回数でした。

 折角の機会なので、「富山県民のためのとっておき奈良観光ガイド」を大々的にご披露しちゃおうかと思いましたが、持ち時間のほとんどを法隆寺と山の辺の道の話で費やしてしまいました。しかし一番紹介したかった部分だったので良しとしましょう。

 法隆寺、山の辺の道以外にも、超お勧めの、中宮寺の半跏の弥勒様、法起寺、法輪寺、石舞台、飛鳥鍋、二上山、当尾の里の石仏群、興福寺の阿修羅像、高台寺の都路里、東寺、もちろん高野山、なども紹介できるようネタは用意していたのですが、30分の放送時間ではとてもとても足りないことに気がつき、1回こっきりの番組ですので潔く撤収してまいりました。

 リクエスト曲のPaul McCartney&WingsのJETもかけてもらえたし、私の主要業務の一つである「富山県よろず支援拠点」のPRもちょっとはできましたし、最後にオヤジギャグ同好会ベストヒット賞の「アルミ缶の上にあるみかん」でしっかりボケもかまさせていただきました。

 小学校6年生の時、卒業発表で「日本沈没新庄編」という芝居をみんなでやり、その際実況中継のアナウンサーの役をしましたが、本当の放送局で喋るというのは初めてのことでした。

 タスキをつないでくれた方(通称コリトリさん)のおかげで、楽しい体験をさせていただきました。ありがとうございました。私の次の方の登場は9月7日(月)、私が今勉強させていただいている交流分析という心理学のお師匠さんです。楽しみたのしみ。20150824ラジオミュー(パーソナリティのお二人。念のためアイマスクかけさせていただきました)

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今年初「穴の谷」

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偶然妻との休みが合い、そろそろ穴の谷の水もなくなりつつあったので、急遽水汲みに来ました。IMG_2945IMG_2943
珍しいこともあるもので、休日にもかかわらず、待ち時間ゼロでした。
ありがたやありがたや。IMG_2942
帰りは麓の日枝神社にお詣りして。IMG_2946
滑川の「菴(あん)」というお蕎麦屋さんでもりそばとおろしそばの両方をいただける「合わせそば」をいただいて参りました。IMG_2953IMG_2954

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子カマキリと高杉晋作

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今日は朝から子カマキリが車の窓ガラスにくっついていました。
IMG_2919時速60キロぐらいでの走行も含めあちこち走りましたが、なかなか頑張って貼り付いていました。
車の窓ガラスにエサがあるわけでもないのに・・・。
IMG_2921ところでNHK大河ドラマの高杉晋作役の彼。
高良健吾さんとかいう名前の役者、だんだんいい味になってきました。
最初の頃はただ目つきが鋭いだけの雑な印象でしたが、だんだん高杉らしくなってきたと感じています。
ということで、久しぶりに高杉本を何冊か引っ張り出して見てみました。
IMG_2924あれ?松島剛蔵らの処刑は12月19日で、高杉晋作が功山寺で挙兵した12月16日より後って書いてありますね。
8月2日のNHKの放送とは順序が逆みたいな。

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今日の百均

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今日は昼前後は入善の牡蠣ノ星視察兼試食、午後は半日かけて親戚の用事、夕方は百均で久しぶりに買物となりました。

あ、山の道具らしきものもありますが、先輩にバレると「山をなめちゃいかん」とたしなめられそうです。リュックは先日ちゃんとしたのを買いましたので。 

ハンドミキサーは使途不明です。カミさんにでも渡そうかな。

 

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初泳ぎ

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 8月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて昨日は金沢で行われた、石川県中小企業診断士会の「企業“内外”診断士の勉強会」に他県からの飛び入り参加をさせていただき、お隣の県で活躍されている方々の謦咳に触れてまいりました。
IMG_2865 一夜明け、今日は長男の片付もののお手伝いをして、念願の初泳ぎに黒部市石田浜へ行って参りました。
IMG_2880 昼間の間にさんざんあったまっていたのか、海水はぬるく、心地よーく入浴することができました。
IMG_2886 今シーズン、もう一回ぐらい入っておきたいものです。

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交流分析インストラクター養成講座を受講する資格をいただきました。

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 わかりにくいタイトルですが、先日受けた「交流分析」という心理学のインストラクター養成講座を受ける資格を得るための試験がありましたが、おかげさまで関門を通ることができました。
 新しい資格試験はこの辺で打ち止めにしようと思っています。
 経営コンサルに人間関係心理学の知識と自分の経験などに基づく実学を活用して、より良い職場作り・より良いチームワーク作りのお手伝いができればと思っています。企業経営者の皆様お楽しみに!
交流分析合格告知20150729

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浅葉なつさんの『神様の御用人』

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IMG_2861神様の願い(御用)を聞く役割を与えられた青年の物語です。
神様たちは昔からずっと生きているので、最近の電子機器なども使うという面白い設定で、主人公と一緒にRPGゲームを楽しんだり、電車に乗ったり。
主人公も京都中心ではあるものの、琵琶湖のほとりへ出かけたり葛城山へ向かったりとあちこちの有名無名の神々のお相手をしております。
これは第1巻ですが、既に第4巻まで出ている由。この国には八百万の神々がおられるということなのでこの先何巻まで行くことやら・・・。

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川上徹也さんの『物を売るバカ』

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ちょっと衝撃的なタイトルの本です。
クライアントへの助言の材料として読ませていただきました。
もう随分前から言われていることですが、「作れば売れる」⇒「上手に売れば売れる」⇒「物が余って安くても売り込んでも売れない」と時代が変遷してきました。
今は「心の時代」だと言われて久しいです。
「心の時代」って言ってもよくわからないですね。それを、具体的にマーケティングの現場からレポートし、経験則を理論的にまとめあげた本です。
製造業、小売業、商店、料理店や小規模事業者の皆さんにも参考になる点があると思います。

そこで、キーワードをあげておきましょう。
1.その売り物や売り手に関する「物語」があることが売れる条件。但し実話であること。
2.心地よさややすらぎなどの「体験」を買う。
3.売れるための「共通の感動のツボ」がある。(詳しくは本書をご覧になるか私までお問合せ下さい)
4.「物語」を整理するためのポイントは「①志」「②独自化のポイント」「③魅力的なエピソード」。さらにこれらを「キャッチコピー」として一言でまとめる(ここら辺はコピーライターさんの得手分野ですね)。

巻末にはお客様とラブラブになりリピーターになっていただくための秘訣(MAGIC1~7)までついているという贅沢な内容でした。なかなか強烈な黄金律だと思いました。中でもMAGIC6「ミステリアスな要素を残せ」というのがなるほど、とうなった部分です。お花屋さんの例示話がわかりやすかったです。

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大山敬義さんの『社長!あなたの会社、じつは・・・・・・高く売れるんです!!』

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 タイトルを打って、ちょっと胡散臭いかなあと思ってしまいました。(「・・・」があまりにも多いので)
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 「富山県よろず支援拠点」で経営者、管理者、創業予定者の方々から経営に関する色々なご相談を受けています。
 その中で、事業を誰かに引き継ぎたいといったご相談もあります。
 親族に引き継ぐか、親族以外の従業員に委ねるか、はたまた別の会社に引き受けてもらうか。もちろん解散という手段もありますが、人間、いずれこの世とおさらばしなくてはならず、創業バリバリ経営者と雖も、いつか引き際があります。
 その時にどうするか、といったことをドキュメントタッチで描いた本です。
 M&A中心に書かれたものではありますが、とてもわかりやすく一通りのことが理解できるようになってます。
 と、もひとつ、隣に写っているのは木下斉さんの『稼ぐまちが地方を変える』という、民主導で町おこしをやってこられた方の事例&教訓本です。これは町おこしだけではなく、個社の創業や新規事業進出、経営革新にも共通した教えがあり参考になりました。

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