情報社会論の奥にあるのは寛容論かも知れない

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ご縁があって富山国際大学というところで「情報社会論」という授業を受け持たせていただいています。
情報社会という切り口で世の中の色々な事柄について論じあっています。
全15回、IT、通信、メディア、法律、科学技術など色んなテーマで学んでいますが、よくよく考えると、私が一番伝えようとしていることは「寛容論」のようなものなのではなかろうかと最近思い始めています。
世の中には色々な立場の色々な境遇の人が共存してこの社会を成り立たせています。
しかし私たちはややもするとスマホの画面をちょっとなぞるだけで、誰かの悪口を世界中に発信したり、猛獣が動物園から逃げ出したなどの根拠のない話を撒き散らしたり、正面切っては言えないことをつぶやいたりすることができます。
それは発言力の弱い私たちが発言できるツールであり、誰でも著者になれるチャンスを開くものであるなど良い点もあるのですが、言葉の暴力を容易に表出しそれが拡散されてしまう危険性もあります。そうしたやり方になじんでいくと、自分と違う価値観の人との間に線を引いたり壁を作ったりすることへの心理的な抵抗感がだんだん小さくなってしまうのではないかと感じています。
ITの功罪ということを考えると、ITには(ITだけではありませんが)そういう負の側面(又は負の可能性)があることを意識して、過激な方向に行かないよう自制していくことが大事なのではないだろうか、それがITリテラシーというものではなかろうかと思います。
自分と違う価値観、多様な意見があることをまずは認めあい、その上で議論をし、共通点や妥協点を探ることが大事ではなかろうかという思いをベースに毎回の授業をしています。そのため、短時間ではありますが、グループディスカッションを毎回行い、何かの事象についての色々な受け止め方がありうることを一緒に学んでいます。
あと来週の授業で今期も終わりですが、学生さんたちが何か一つでもつかみ取ってくれたらいいなあと思っています。

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「プロジェクトの成功」と「人と組織の成長」を同時に実現する

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 数年前に偶然書店で手に取った『アナログコミュニケーション経営』という本があります。一読して大変感動しました。今の日本企業に失われている、人と人、上司と部下、チーム内の人々が互いに共通の目的に向かって相談しあいながら現在と未来の問題を解決していく仕事の仕方が必要だということが、とても平明な文章と実例で語られていました。

 著者は倉益幸弘という方で株式会社インパクト・コンサルティングの代表を務めておられる現役のコンサルタントです。
 昨春この著者に連絡をとって、実際に企業指導をする現場で研修を受けさせていただきました。
 その時のご縁で、今年の12月に事例発表会にお招きいただきました。おかげで1年ぶりに東京に出張する機会を得ました。一気に事例本も2冊同時上梓です。大変エネルギッシュな取組事例の紹介があり、久しぶりにインパクト・コンサルティング社とそのノウハウを採り入れられた企業の情熱に触れることができ、自分自身改めて何をなすべきかの決意を新たにしたところです。
 正しい価値観やそれに基づく信念の行動、そして職場の仲間と協力していくということがいかに大事か。個人の成果ばかり問うやり方の間違い、メール中心の連絡手段の誤り(メールでコミュニケーションを取っていると思ったら大間違い)、段取りに対する配慮のない職場の落とし穴・・・そういう誤った仕事の仕方から早く脱却することが大事だと思います。

さて折角東京に行きましたので、一泊して有名な代官山の蔦屋書店を訪れました。書店、レンタル店(セルフでの貸し出しもできる)、レコード試聴コーナー、雑誌「太陽」など昭和の雑誌が多数取り揃えてある喫茶(夜はバーになる)など、広い敷地にまさに文化の発信拠点と言えるような一角でした。店員さんに「こういう所で働けるってとっても誇らしいですね」というキザな言葉が思わず口を突いて出てしまいました。
帰路新幹線から左の方角を眺めていたら、富士山の雄姿を拝むことができました。
来年も明るく心豊かな年になりますように。

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富山県よろず支援拠点での相談対応もろもろ

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 週に2回程度は「富山県よろず支援拠点」での相談対応をさせていただいています。
 商工会や金融機関からの紹介でお越しになったという方が多いです。
 金融機関の方が同席されるケースも結構あります。
 知り合いから聞いて来た、と仰る方も増えてきました。
 まだまだ大多数の中小企業者の方々はご存知ないだろうなあと思うものの、多少認知度が上がってきたのだろうと思います。

 単発のご相談も結構ありますが、最近は何かの目標を持って、そこに向かって一歩一歩進んでいく際に、「よろず」への相談&報告を自分自身のメルクマール(中間到達目標)としてお越しになる方が増えてきているように思います。
 次回までの課題を一緒に考えて、それをクリアすることで目標に向かって進んでいるという実感を得ていただいているのかも知れません。
 立派だなあと本心から思います。
 人はややもすると安きに流れる傾向があります。私などその典型で、予定が詰まっていないと朝はなかなか床から離れられません。
 この方々は安きに流れないよう自分を律し、次の相談日を設定することで自分を鼓舞しておられるように思います。
 そして自らに課した課題をしっかりこなしてお越しになるのです。もちろん相手のあることで思い通りにならないこともありますが、しっかりアクションを起こしておられます。
 こういう方々は、恐らく私どもがいなくてもちゃんと道程をこなしていかれるのでしょうけど、歩みのそばにつかず離れずの状態でいることで少しでも励みになるのであれば、これに勝る喜びはないと最近は感じています。

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交流分析(コミュニケーションの心理学の一つ)の講演を聞いて

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 今日は日本交流分析協会北陸支部の年次大会が開かれました。
 私は午前の部の特別講演に参加しました。
 講師は小山田治子さんという方で「親子関係に活かす交流分析」というテーマの講演でした。

 子どもの頃の親との関わりの中で、子どもは自分の生き方を(ほとんど無自覚で)決意するそうです。
 それはいつでも変更できるのだけれど、大抵の人はそんなことには気づかず、どんどん自分が決めた生き方を「自分ではどうしようもない」「これが私の生きる道」として、良い点だけではなく、本当は改善した方がいいのだろうけどと自分が思う点もそのまま維持し、のみならずそれらをより強固なものにしていきます。
 その結果、不幸な結末を迎える悲しい事件、悲惨な事件が発生しています。

 よく「親の育て方が悪い」と言います。
 交流分析では、そうは言っても、決意したのは幼児期の自分自身なので、自分の性格のくせに気づき、自分が直したいと思う点を少しずつ変えていくことはできる、ということを伝えてくれます。
 確かに「親の育て方」が子どもの栄養(心身ともに)、健康状態、性格の元、社会との関わり方などに極めて重大な影響をもたらすのは間違いないと思われます。同じ親の元で育てられても、その接し方によって子どもの育ち方が変わるという報告もあります。(特に兄弟などの場合、上の子が出来が良く、下の子が上の子と比較されてひねくれてしまうなど)

 親の影響は甚大です。
 いじめや辛い出来事があってもそれにへこたれない強い心を持った人になって欲しい。
 そのためには「お前は強くあれ」と厳しくしつけるのではなく、「お前は生きているべき人」「生まれてくれてありがとう」「無条件で愛しているよ」ということを親が全身全霊で示すことだ、と交流分析では説いています。
 無条件に愛された子どもは心の強い人間に育つ。5399 私の知り合いの知り合いのお子さんで当校拒否となってしまい、時折自傷までしてしまう子がいます。
 同じクラスの子からのいじめがそもそもの発端だと親御さんは仰っていました。
 杉田峰康という交流分析の先生は「リストカットする子は本当は親をあやめたいという深層心理なんだよ」と語られたそうです。また、杉田先生の言葉かどうかわかりませんが「自傷する人は体を痛めることで心の痛みから一時的に逃れており、心の痛みの原因を取り除かない限り体を痛める行為からは抜けられない。自分の心の痛みの原因を探すためには心の勉強が必要」ということも講演の中で紹介されていました。
 さてそのお子さんは上の兄弟がいて、そのお子さんよりも優秀だったようです。(あくまでこれまでの話ですが)
 もしかすると、親御さんは知らぬ間に兄弟を比較して「お前はお兄ちゃんより劣る」という投げかけをしていたのかも知れません。
 お兄ちゃんはその子にしょっちゅう強く当っていたそうです。
 そういう家庭内での「無意識のちょっと冷たい対応」が積もり重なって、自傷や当校拒否に陥る事態を招いてしまっているのではないかという感じがします。
 小山田治子さんの講演からはもっともっと多くの知恵、サジェスチョンをいただきましたが、長くなるのでこの辺にしておきます。

 こういう学びを少しでも多くの若者、親になる人たち、既に親になっている人たち、ちょっと生きづらいかもと思っている人たちに伝えていきたいと考えています。私の仕事であるコンサルティングにおいては、企業内部の人間関係に活用していきますが、もっと早期に、できれば高校の必須科目にしてもいいくらいではなかろうかという希望を持っています。

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ウェブ解析について(イントロ)

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ITコーディネータの研修でウェブ解析というものの勉強をさせていただきました。

必要だなーとは思いつつなかなか敷居の高さを感じていた領域です。

今回は「上級ウェブ解析士」という資格を持った方のお話で、とってもわかりやすかったです。

難しいことをわかりやすく伝えるというのは、大変レベルの高い人にこそできるズゴ技だと私は思います。

と考えると、わかりやすかったことと、できるかどうかということは別ものではありますが、でも、やってみようかな、という気にはなりました。

Google analytics、色々設定があるそうですが、近々チャレンジしてみます。やっペー。%e5%a4%9c%e6%99%af111%ef%be%8b%ef%be%9e%ef%be%99

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婦中町ファボーレ近くのこじゃれたカフェ  <nowhere>さん

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最近仕事で富山県内を走り回っています。
昼食時間近くになると、知らないお店に入ったりすることも。
先日、たまたま通りかかった、富山市婦中町のファボーレ(ショッピングセンター)のすぐ後ろにこじゃれたカフェレストランがありました。
おっさんがカフェなんぞにふらりと入って大丈夫かな?と思いましたが、一人でも良し、パートナーとふたりづれでも良し、数人のグループでも良し、といった感じでした。
お店の名前は「nowhere」・・・ビートルズの曲名みたいでなんとなく親しみを覚えました。店の前にはこんな感じの看板が。①nowhere正面入口はこんな感じです。②入口住宅街の一角にあるのであまり派手な感じでないのがいいです。③中の雰囲気①中に入るとこんな感じの窓に面したテーブル(各コーナーに色々な文芸書などが置いてあったりしてどの座席に座ろうかななんて思います)があったり、④中の雰囲気②二人ぐらいだと丸テーブルに座ってもいいでしょうね。マスターも奥さんも趣味が広いようで、色々な文芸書、旅の雑誌、マイナーレーベルのCD、写真家の写真など色々なものが置いてありました。⑤音楽流れていた音楽は北欧テイストのJAZZでした。時間がゆっくり流れている感じです。
旅の雑誌をめくりながら前菜をいただき、⑥前菜窓に目をやると小鳥の飾り物がさりげなくヤマボウシの木の枝にかかっていたり、⑦窓の外の小鳥そうこうするうちにメインディッシュのパスタ。私がいただいたのはバジルとトマトとオクラのパスタでした。ちょっとビター風味で美味しかったです。⑧バジルとトマトのパスタ最後にマンゴーのデザートとホットコーヒー。ほっとするひと時を味わわせてもらいました。⑨マンゴーのデザート正午前のまだ混み合わない時間帯がお勧め(11:30から営業しておられる由)です。あ、月曜・火曜はお休みのようです。 (富山市婦中町下坂倉34-5 http://nowhere-else.info/?mode=f5)

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珠算塾創業者のお話しに学ぶ起業家のマインドセット

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 昨日8月24日(水)は第2回にいかわ創業スクールの開講前体験講座が開かれました。
 不肖私も創業経験者ということでお話しをさせていただいたのですが、私の前に登壇された、第1回の受講者の方のお話がとても良かったのでその一部を引かせていただきます。
 お話しされたのはHさんという珠算塾を営んでおられる女性の方でした。

 結婚後お子さんができられてしばらくしてから、久しぶりに子ども時代に通った珠算塾を訪れた、というところから話が始まります。
 昔のようにまた算盤を学びたいなと思われ、自身再チャレンジをし、お子さんも学び始められたということです。学習が進むにつれ昇級試験に挑戦したり、さらに他の教室の優秀な子どもたちを見るにつけどんどん学習意欲が高まってより高いレベルに挑戦し続けておられたある日、近所の子どもたちが算盤を教えて、と言ってくるようになり、今度は教育意欲が出てきました。
 寺子屋から塾への進化を図る過程で「事業」という考え方が沸いてきたのでしょう、ちょうど周りの人にご自分の夢を語っている時に、ちょうど昨年の「第1回創業スクール」の募集があり、タイミングよく応募され、受講に至ったそうです。

 はじめは塾の講師をしている普通のお母さんがご自分の経験談を語っておられるのだなあ、となんとなく拝聴していたのですが、お話しの内容を聞くにつれ「起業家が持つべきマインドセット」のエキスのようなものが全部詰まっていることに気づきました。あ、この人はすごいなあと感じ、Hさんのお話しのポイントを私の話においても随所で使わせていただきました。

・創業するのに必ずしも「その道」のナンバーワンである必要はない。他の人よりも少し前に進んでいるだけでも提供できる価値はいくらでもある。(但し継続的な学習や努力は必要)
・自分の思いを周囲に伝える。周りの人に相談するなど「思い」を発信し続けるとチャンスがやってくる。
・自分がどうしたいか、である。環境は関係ない。やりたいことがはっきりしていれば環境は変化する。
・私にもできる、という自信と勇気が大事。自信を持って努力を続ければきっとできる。
・将来を見据えつつも、着手は小局から。背伸びせず実現できる計画に収斂させる。そのためには客観的な外部の意見も聞きながら実現可能性の高い事業計画を作る。そして立てた計画は着実に実行する。

 わずか20分の講演でしたが、ものすごく中身の濃い内容でした。次回お目にかかることがあれば講演用のメモを拝見したいくらいです。ともかく私が一番学ばせていただきました。感謝!にいかわ創業スクール

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小宮一慶さんに刺激を受けて、松下幸之助さんの本

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 昨年、経営コンサルタントの小宮一慶さんが松下幸之助氏に関する本を出されました。
 小宮さんによると毎晩幸之助氏の本をひもとき、自分の立ち位置や行為の指針として振返っておられるそうです。
 仕事をしていく上での勇気も沢山いただいた、といったようなことをあるラジオ番組で語っておられました。
 松下幸之助氏は経営者として偉大な人物ですから、経営者の方々にとっては色々参考になることが多いのだろうと思いますが、小宮さんのような経営コンサルタントにとっても(彼も会社経営に携わっておられますが)良い書物なのだろうなあ、と思い、同業の私もこれからの生き方・仕事への心構えの参考にしようと改めて幸之助さんの本『道をひらく』を求めました。
 開いてびっくり。
 最初にパラパラっと開いたページに、いきなり「病を味わう」というタイトルの文章が目に入りました。
 これって今から悪い細胞たちと闘っていくための(あるいは付き合っていくための)心構えを、幸之助さんが私に諭し聞かせてくれようとしているのではなかろうかと感じました。まさにセレンディピティという感じです。

 参考に転載させてもらいます。
 「病気になってそれがなおって、なおって息災を喜ぶうちにまた病気になって、ともかくも一切病気なしの人生というものは、なかなか望みえない。軽重のちがいはあれ、人はその一生に何回か病の床に臥すのである。
  五回の人もあろう。十回の人もあろう。あるいは二十回、三十回の人もあるかもしれない。親の心配に包まれた幼い時の病から、不安と焦燥に悶々とする明け暮れに至るまで、人はいくたびか病の峠を越えてゆく。
  だがしかし、人間にとって所詮死は一回。あとにも先にも一回きり。とすれば、何回病気をしようとも、死につながる病というのも一回きり。あとの何回かは、これもまた人生の一つの試練と観じられようか。
  いつの時の病が死につながるのか、それは寿命にまかすとして、こんどの病もまた人生の一つの試練なりと観ずれば、そこにまたおのずから心もひらけ、医薬の効果も、さらにこれが生かされて、回復への道も早まるであろう。
  病を味わう心を養いたいのである。そして病を大事に大切に養いたいのである。」
 ということで、私も病気のことはお医者さんたちにお任せすることにして、自分自身は次の仕事への行動計画や遊びのことなどに想をめぐらせようと思っています。いきなりいい文章に出会えました。これからも座右の書としていこうと思います。幸之助さん、小宮さん、ありがとうございます。

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ちょっと中休み?

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過日、私の体に悪性リンパ腫が見つかりました。
簡単に、経緯とお読みになった方々への参考情報を書いておきます。

今年の2月下旬に、2年ぶりに人間ドックを受診。
オプションでPET/CTを実施。(前の上司から勧められていたので)
結果、小腸の辺りに妙な影あり、精密検査要すとの判定。

3月28日、改めて造影剤を注入して小腸回りの画像診断を実施。
3月31日、転移の有無確認のため、人間ドックに続き再度大腸内視鏡検査。今回は最奥まで。問題なし。
但し、小腸回りの診断結果は「小腸間膜のリンパ節腫脹が疑われる」との見立て。
胃腸の内部ではなく外側のため、内視鏡を入れての検査や組織の採取や治療はできない。
つまり開腹して組織を切除して生検するしかないため、手術要、との結論。
それも1週間は入院が必要とのこと。

ぎょえっ・・・そんなこと急に言われても、仕事が・・・仕事に差し障りがあるではないですか、と抵抗したものの、医師から「普通の悪性腫瘍なら数カ月単位での進行ですが、リンパ腺の場合は数週間単位で進行します。仕事がどうのと言っておられる場合でしょうか?」と諭され、急遽翌週から10日分ほどのスケジュールをキャンセル。

4月4日入院。
4月5日開腹・組織採取、生検へ。
4月6日一般病室へ移動。
4月12日退院。
4月20日生検結果判明。「悪性リンパ腫の非ホジキンリンパ腫の濾胞性リンパ腫」
4月25日骨髄への転移有無の検査。結果判明には時間がかかるものの、それに関わらず治療は開始しましょうとのこと。
5月某日、治療開始予定。最初は1週間ほどの入院にて点滴&服薬。その後は3週間ごとに同じ行程を6回程度やって効果測定をするとのこと。夏の終わり頃までには成果が見えるのではなかろうかと期待しています。

人間ドックでの各種検査(PET以外)では特に悪いところはなく、自分自身、自覚症状全くなしでした。
あえて言えば、年相応に下腹部が少しぷっくりしてきているかな、という程度。それでも腹回りはメタボの基準値にも達しておらず、健康そのものと思っていました。
リンパのがんは進行が早いとのことでしたが、私のかかった「濾胞性リンパ腫」はゆっくりと時間をかけて大きくなるので変化に気づきにくいのだそうです。

ということで、当分ペースダウンは否めないものの、ゆるゆると仕事は続けていく予定です。
関係の皆様にはご迷惑をおかけすることになると思いますが、寛大なお心で見守っていただければ有り難いです。
働き始めて32年が経過し、80歳まで働くとして残り26年間に備え、ちょっと中休みせえよ、という神様の思し召しかなと解釈しています。

さてそこでお勧めです。
①PET/CTの受診。
②万一に備え、がん保険への加入。(医療費の補助などになれば助かります)
私の経験が、お読みになった皆さんの何らかの参考になればと思います。

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「カラマーゾフ」がウチにやってきた

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 かの筒井康隆さんがこの年になってようやくちゃんと読んだというドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』。それも亀山郁夫さんの訳でようやく読めたと仰っていました。
 私もここ数年喉から手が出そうになっては引っ込めて来ましたが、筒井さんのインタビューに刺激を受け、遂に、ともかくお呼びしようということで、我が家にワンセット来ていただきました。(またまた積ん読が増えるだけだとは思いますが)
 あまりにも重いテーマのようなので、ついていけるかわかりませんが、ともかく、何年かかっても読んじゃろうと思っています。カラマーゾフ
 さて今日は日中青空くんがとてもよく頑張ってくれ、暑いくらいでした。もっとも夕方からはぐんぐん気温が下がり風は強まり海は荒れだしたので、いよいよ北陸の冬の到来の模様です。そんなわけで、今年最初のコリトリエさんで体をほぐしてもらい、明日からの大忙しに備えたひと時でした。
 いくでえカラマーちゃん!(読了報告はいつのことになるかわかりません。悪しからず。)

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