半村良さんの講演

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 語り部(かたりべ)という仕事がかつて我が国にはあったらしい。
 昔から伝わる説話や神話を語り伝えることをなりわいとしている人々のことであるらしい。
 さて今から30年ほど前、高校生のときに、この魚津という田舎町に流行作家の半村良さんがやってきた。
 文芸春秋主催の「文化講演会」というようなものではなかったか。
 講演者は、半村良さんのほかにもう一人いたが、覚えていない。
 話はすっかり忘れてしまったが、1時間ぐらいの講演で、ご自身のある体験談だったように思う。
 聞くほどにどんどん引き込まれて行き、話しておられる内容が目に浮かぶような感じだった。
 ところが、最後に、これらは全部夢の中の出来事だった、というオチで、一気に現実に引き戻されるような、目の覚めるような話の展開だったような気がする。
 その急転直下の展開があまりに鮮やかだったので、しばらくはぼうっとしていた。
 半村良さんが、冒頭に書いた「語り部(かたりべ)」にかこつけて、「嘘部(うそべ)」というようなキャッチフレーズで文壇におられ、その小説は語り部が語るが如く、虚構なのに現実世界を細部までこと細かく反映して嘘を構築する、ということはその時点では知っていたが、まさかご自身の講演でもそれ(虚構を巧妙にホントのようにつむぎだすこと)をされるとは、いやあ一本取られたなあという感じであった。
 それ以来半村良さんの小説にのめりこみ、『産霊山秘録』や『石の血脈』『魔女伝説』などの伝説シリーズなど、いわゆる伝奇ものを読み漁った時期があった。
 今日ラジオで「語り部」という言葉を耳にし、ふと、昔のそんなことを思い出した。
 半村作品はまだまだ読んでいない人情ものやSF作品なども沢山あるので、これからも読んでいきたいものだ。(時間があれば)

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ユニクロ社長 柳井宏氏の言葉から

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 何週間か前の週間ナントカに、ユニクロ社長の柳井宏氏のインタビューが載っていた。
 そこからのエキスの抜粋。
・夢、使命感・・・みんなに訴え協力者を募る
・リスクを量った上でチャレンジする(私は冒険経営者ではない)・・・失敗したら分析する
・変化に合わせて全社を変える決断をする
・変化については、前もって何をどう変えようかを考えておき、運が来たら予定していた行動を起こす(決断をする)・・・女神には前髪しかない
 以上、今日は備忘として。

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ゴルゴ13の生い立ちについて

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 マンガの主人公の生い立ちについて気にする必要などないのだが、たまたまラーメン屋に置いてあった昔の「ゴルゴ13」を見ていたら、生い立ちについて描かれたものがあり、珍しい話題なので、発見の喜びを表現したくて、書く。
 どうやら東郷平八郎の妾腹の娘が祖母に当るらしい。
 その娘が結婚相手とともに中国に行っていたときに、ロシア人のラスコリニコフ(コードネーム)というテロリストに襲われ、できた子が東郷宗介という人物だが、表向きは結婚相手との間の子だとしていたらしい。そのため、東郷宗介は純粋な日本人だと名乗っていた。彼は軍人になった。
 その後、優秀な東洋人を作るためという当時の日本軍の作戦で、優秀な軍人だった東郷宗介は選抜され、チンギスハンの血を引く中国人女性ツベルマとめあわせられ、できた子どもが東郷狂介という子である。
 1941年頃の話らしい。
 3歳の時に狂介は風邪か何かで床に臥せっている母ツベルマを、父宗介が薬か医者を探しに出かけている間に、銃で殺してしまう。
 これが狂介の最初の殺人行為である。
 なんと3歳で、銃殺である。
 父の宗介は怒り、殺人者ラスコリニコフの血がそうさせたと思い、その小屋に3歳の狂介を残してどこかへ去ってしまう。
 その後狂介は毛沢東に拾われ、殺人マシンとしての英才教育を受けるが、1年か2年で自分でその場を去ってしまう。
 これが後のゴルゴ13=デューク東郷だ、というような話である。
 本当かどうかはわからない。なぜならゴルゴ13自身がこの話に出てきて接触を試みた人たち全員を殺してしまうからである。
 ただ、この話が本当だとすると、ゴルゴ13の本名は「東郷狂介」で、1941年頃に生まれており、今は生きていたら67歳ぐらいだということだ。
 相変わらず30代後半から40歳ぐらいで活躍しているのが少し不思議な感じがするが、サザエさん一家も年をとらないし、マンガの話だし、ま、どうでもいいか。
 ちなみに、時々出かけては「ゴルゴ13」を見るラーメン屋は魚津市の「はじめ家」という家系のラーメン屋さんである。おいしいよ。

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今日も強風のためダイヤ大幅乱れ

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今、JRの魚津駅にいる。
昨日に引き続き、今日も強風のためにダイヤが乱れている。
上り下りとも、20~30分程度の遅れだ。
JRさん、一体どうなっちゃったんだろう。
ホームで待っているのだが、冬に逆戻りの天気のため、体の芯まで寒い。
しっかりしてくれ、我らが日本の元国策会社よ。

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とはいえ、景気に薄日が射して来ているのかな

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 昨日、時ならぬ大風が吹いたために、富山駅に隣接してあるコンビニで、珍しく「ニューズウィーク日本版」を買った。
 ある記事に「景気は回復の兆しを見せ始めている」というようなことが書いてあった。
 その証拠として、アメリカの中古住宅が売れ始めてきている、ということが紹介されていた。
 よく調べたら、1月27日ぐらいに「12月のアメリカの中古住宅の販売戸数が前月比6.5%増と、以外に売れていた、というニュースなどもあった。
 数日前にある製造業の経営者から聞いた話の中にも「アメリカの中古住宅が売れ始めているらしい」というのがあり、どうもそうらしいなという感じがしている。
 しかし一方、今日の日経新聞には、工場の統廃合やら雇用の悪化やらというマイナス面の記事が相変わらず沢山あり、まだまだ回復というレベルではないのだろう。
 が、徐々に、今の在庫調整の間、公的補助やなんやでしのげば、間違いなく生産回復、雇用回復、消費回復にはなるわけで、それまでどれだけみんなそれぞれ踏ん張るかだと思う。
 但し、昨年の夏までと同じレベルまで回復することは考えにくいし、どの企業も少人数で耐えられる仕事の仕方にしていこうとしているようなので、今までの産業分野での雇用は見込めないだろう。
 とするならば、今仕事から離れている人は、これから政府が投資したり自治体が予算をつけようとする産業分野での仕事に向け、自己のスキルアップなりスキル転換をすべきかも知れない。
 不況の荒波に呑み込まれるな。自分の道を進め。

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図書館大賑わい

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 不景気で財布のひもが固いせいか、図書館が大賑わいだ。
 私の地元の魚津市立図書館。
 今日午前10時頃に行ったら、なんと駐車場に車が止めきれず、あふれかえっている。
 普段の土日も駐車場は割りと混んでいて、数台しか余裕はないのだが、今日はそれにも増して沢山の車が来ていた。
 あきらめて帰る(出直してくるのだろう)車も何台もいた。
 スーパーマーケットやドライブスルーではないので、少し待っていれば空くという性質の場所でもないのでしょうがないのだろうなあ。
 
 館内に入ってまたびっくり。
 人の数も普段の土日の倍以上はいたろうか。
 老若男女、特にどの層に偏っているというわけではなさそうだ。
 不景気の影響で出費を差し控えて、勉強しようという人が増えているのだろうか。
 だとしたら、それはそれで良いことだと思う。
 さて他の図書館はどんな状況だろうか。
 また、古本屋はどうだろうか。ブックオフにも顔を出そうかと思ったが、今日は時間の関係で断念した。次の機会に覗いてみたい。

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久しぶりにテレビの話「キイナ」

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 日テレ系で「キイナ~不可能犯罪捜査官~」というのをやっている。
 菅野美穂という人が主役を演じている。
 解けない謎はないって感じのドラマだ。
 「羊たちの沈黙」のような心理分析官ものかと思っていた。
 まったくそのとおりでもないが、そう遠いわけでもない。
 科学的でもあり、非科学的でもあり、分析的でもあり、直感的でもある。
 面白いのは、主役の菅野さんが色々調べものをするときに、フォトリーディングのようなやり方でたったかたったかと本を読んでいる点である。
 これからはこういう時代なのかなあ(つまり、フォトリーディング的な技能を身につけていくことが大事だと、放送局がプロパガンダしていく時代になってきたのかな?)と思ってしまう。
 それともう一つ、NHKの「サラリーマンNEO」でセクスィー部長をやっていた沢村一樹とその先代らしき、今や取締役になっているセクスィー常務の草刈正雄がやはり上司・部下の間柄で出ている点である。
 面白い配役だなあと思って見ている。
 ドラマ作りのタッチは、なんとなく「トリック」に似ている。スタッフに「トリック」の制作者がいてたりして・・・。
 ただ、ほとんど見る時間がなく、これまで2回しか見ていない。
 やっぱり面白いなと、今週の録画を見て、ちょっとこれからはちゃんと録画して見ようかいなあと思っていたら、来週が最終回らしい。(あまり視聴率は高くなかったのかな?)

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すごい風

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 すごい強風だった。
 朝から吹き荒れていた。
 私は市電で出勤した。
 一日吹き荒れていた。
 帰りはJRが運休していた。
 そのため、急遽富山地方鉄道に切り替えて帰ってきた。
 750円だったが、帰って来れないことを考えると安いものだ。
 電車は満員だったが、富山県民は皆、笑顔で電車に乗っていた。
 JRの富山駅の改札で待っていた人たちはどうなったろうか。
 それにしてもJRの発表はおかしい。
 なんでも、小杉と富山間、青海と糸魚川間で運転見合わせ、という告知だったので、富山から黒部や入善までは大丈夫だ、と思ってしまう。
 しかし実際には、上記区間の影響で、全く運転していないというのが現実で、インターネットでの運行情報を信じて駅に集まった人たちは、皆一様にだまされた、という印象を持ったのではないか。
 まあ、私は幸いJRと地鉄の両方が乗り入れている魚津というところが住まいなので、代替手段で帰ってこられたから良かったが。
 JRはすっかり風に弱い鉄道になってしまった。
 民営化のマイナス点かも。

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やや睡眠不足の日々

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 最近睡眠不足で仕事に臨むことがままある。
 先週の金曜日に続き、今日も4時間睡眠であった。
 しかし気を張っているせいか、わりともっている。
 先週のときは、企業のお客様に対する経営相談の日であり、一日で5社対応した。
 初っ端のお客様は某市で小売店を営んでいる会社の専務さんだった。
 お父上が現役の社長だが、ワンマンで部下のモチベーションが随分下がっている。加えて経験と勘で結構伸びてきたのだが、環境変化が計数的につかめておらず、在庫がどんどん増えているため、収益が圧迫されている、という問題を抱えておられた。
 多少なりとも助言させていただいたが、このお客様はしばらく色んな面でサポートさせていただきたいと思っている。
 そんなこんなで計5社。
 今日は1ヶ月前からの課題をやり終えたい一心で、夕べ遅くまで頑張ったもの。
 お客様対応の心地よい緊張感がなかったせいか、今日は少し眠い。
 まだ少し明日の準備があるが、適度にこなして、今日は今日中に寝よう。
 上の子が、国立最後の試験に関西方面へ出向いた。
 明日が試験。
 倍率も10倍ぐらいと厳しいが、ともかく精一杯頑張って欲しい。

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コルトレーンとノルウェーの森

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 今となっては大昔のこと。
 社会人になって二年目くらいだったろうか。
 友人が村上春樹の『ノルウェーの森』が面白かったと言って、上下ともに貸してくれた。
 それまで村上春樹は全く読んだことがなく、軽チャー本だろうと、読みもしないで軽視していたものだが、他ならねM氏のお薦めだったので、ともかく読んだ。
 それはそれは深いもので、一気にのめり込み、最後は涙をぼろぼろ流しながら読んだものだ。それまでの自分の色々な経験や思い出と重ね合わせられる部分も多く、共感しながら読んだ。
 その、本のいよいよ最後のあたりで、たまたまレンタルしたレコードを聞きながら、読んだ。
 それは、ジョン・コルトレーンのセルフレスネスというLPで、本のエンディングあたりの時に、そのLPの中の「マイ・フェバリット・シングス」という曲が流れていた。
 村上春樹の『ノルウェーの森』のエンディングとジョン・コルトレーンの『セルフレスネス』の中の「マイ・フェバリット・シングス」のコラボレーション。
 これはキョーレツだった。魂を揺さぶる激しい体験だった。
 今日、帰りの電車で、久しぶりにマイ・フェバリット・シングスを聴いた。当時のことが鮮烈に蘇ってきた。やもたてもたまらず、この記事を書いている。
 さて、それから数年経って、中学校時代の親友に会った。十年ぶりの再会だった。ひょんなことから、ジャズの話になった。
 なんと、彼の一番のお気に入りが、私と同じ、ジョン・コルトレーンのマイ・フェバリット・シングスだった。しかも、セルフレスネスの中のそれが一番いいと言う。
 う~ん、底流でなにがしかの気持ちのつながりっちゅうもんでもあるなかなあ、と思った次第である。
 最近は少しご無沙汰しているが、ノルウェーの森以来、村上春樹も片っ端から読みまくった。
 このほど、イスラエルで何かの賞を受けられたらしい。喜ばしい限りである。
 あ、そういえば、今日は私の47歳の誕生日だった。
 忘れてた・・・。

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