妻の伯父が亡くなった。
男手が足りないのでということで納棺のお手伝いに行った。
まだ映画「おくりびと」を観ていないが、映画のシーンもこうなのだろうなあと思わせるような、丁寧で手際の良いプロの仕事で、オークスの係の方が故人の体を拭き、白装束を着せておられた。それらの仕事を全て布団をかぶせたままでなさっていたのが驚きだった。
「納棺の儀」というものを初めて目の当たりにしたのだが、てっきり丸裸の状態にして、せっせと体をふきまくるのかと思っていたがさにあらず、であった。
布団からお棺への移動。
一番重い頭の部分を持った。
すぐには持ち上がらない。
とてもとても重い。
首の奥まで手を差し込んで持ち上げた。
冷たい。
ドライアイスがあるからか、と思ったが、そんなものは首の周りには置いてない。
あ、そっか、死んだ人は冷たいんだ、と気がついた。
お通夜。
意外な人がやってきた。
プロ野球セ・リーグの元審判部長のT澤氏だ。
お通夜が終わり、親族控え室に遺体が運ばれ、皆で食事を取った時に同席された。
故人の話を色々なさった。
40年以上の付き合いだという。
信念を持ち、哲学を持っていた人だ、と話しておられた。
野球のレベルが向上するためには審判の技術の向上が不可欠だ、と言ってアマチュア審判であるにも関わらず、プロと一緒にレベルアップの研修などを受けていたということだ。プロとアマの「ベルリンの壁」よりも高い壁をぶち壊した人だ、富山の野球界に大変素晴らしいものを残した人だ、とほめ称えておられた。
T澤さんと言えば、超有名人の審判部長だ。
そういう人からこれだけのことを言われる義伯父。
私は直接お話したこともないが、すごい人が身近にいたんだなあと亡くなってから感心した次第。
(T澤さんは、翌日の本葬にも参列して下さった。78歳というご高齢にも関わらず、わざわざ東京から飛行機に乗って富山くんだりまでやってこられ、2日間びっしり故人の冥福を祈る儀式に付き合って下さった。なかなかできることではない。感謝)
「随想」カテゴリーアーカイブ
ポンジュースのハイチュウ
ハイチュウというお菓子がある。
私たちが子どもの頃(40年は経っていないが)からある。
最近意欲的に色んなバリエーションを出している。
夏に京都へ行った時は辻里かどっかと提携した「抹茶」味を出していたし。
今日、ポンジュースのハイチュウをセブンイレブンで見つけて、思わず買ってしまった。
これはなかなかのヒットだ。
おいしい。
ジューシーでしかも糖っぽさをあまり感じない。
うん、ポンジュースだ、と思った。
景気低迷の折ではあるが、森永さん、さらに頑張って欲しい。
行き過ぎの逮捕報道
イギリスから来ていた女性語学教師を殺害した疑いで今日一人の容疑者が逮捕された。
警察がその容疑者を連行する模様をずっとテレビでやっていた。
2年7ヶ月もの間、名前を変え顔を変えて逃亡していたようだ。
被害者のご家族の気持ちを思うとなんとも言えない。
逮捕されてほっとしておられるかと思う。
それにしても新幹線での連行の時のマスコミの暴走ぶりはどうか。
警察の仕事の妨害以外の何物でもない。
異常だ。
それと、それに関わる報道の時間の長さ。
逮捕されたのだから、それでいいではないか。
警察とマスコミのすったもんだの映像を延々と流してなんになるのか。
他に報道しなければならないことはもっと沢山あるのではないか。
日本の映像マスコミはホントに異常だ。
妻に言わせると、元アイドルタレントの大麻事件の時(逮捕された時や裁判の時など)も、昼のニュースやワイドショーはそればっかりだったそうだ。
他に報道しなければならないことは山ほどある。
日本のマスコミは昔からそうだ。
田中角栄氏の時もそう。
戸塚宏氏の時もそう。
ニワトリが弱ったニワトリを集団でつっつくように、集団リンチのようにみんなで一斉に攻撃しまくる。
終われば次の獲物を求めてまた集団で動く。
魔女狩りだ。
こういう「エセ大衆迎合報道」(エセという理由は、マスコミが「大衆が望んでいるだろう」と勝手に思い込んで自分たちの「報道の権利」を縦に、きっちり仕事をしている人たちの迷惑を省みずに、ずかずかとカメラを持ち込んで好き放題に映像を撮りまくっていくから、そう名づけるのだが)が跋扈している間は日本の知的文化レベルは上がらない。
私たちが知りたいことは、逮捕された容疑者が新幹線で捜査員に付き添われて大阪から東京へ護送される様子やその道中の警察とマスコミの騒動や新幹線の他のお客さんの迷惑も省みずにどやどやと一緒に乗り込んでJRの運行妨害をしている「俺たち、報道の自由だもんね」と得意げにカメラを回しまくっているマスコミの姿ではない。
人の命を奪った事件について、真実が明らかになり、犯人が法律で適切に裁かれる、ということが、正しく行われるかどうか、事実が明らかになるかどうか、ということを私たちは知る必要があるのであり、そういうことをきっちりと監視し、国民に伝えていくことがマスコミの仕事ではないか。
どうか我が国の良識ある人たちが、こういう愚民報道を、劇場で芝居を観るような感覚で見、人としての判断力や冷静な感覚を失わないよう切に願う。
徐々に太陽黒点が増えてきているようだ
経済と太陽黒点の数に直接の関係があるかどうかわからないが、少しずつ黒点の活動が見られるようだ。
10月末から今月初めにかけては全くゼロの日々が何日かあったようだが、ここ2~3日は二桁ずつ見られている。
平均すれば5~6個ということなのかも知れない。
今後の予測。
今後12ヶ月の黒点数の予測値
データ日: 20091108 (UT) cSIDC
年月(UT) 黒点数
2009年11月 6
2009年12月 6
2010年1月 7
2010年2月 8
2010年3月 9
2010年4月 10
2010年5月 11
2010年6月 13
2010年7月 14
2010年8月 15
2010年9月 16
2010年10月 18
情報元:http://swc.nict.go.jp/sunspot/(宇宙天気情報センター)
ということのようなので、来年の春以降は、人の活動が徐々に活発化してくるのではないか。
もちろん、活発になり過ぎて過激に走ってまたぞろ戦争だのなんだのというのは困るが。
右腕、腱鞘炎?
マッサージには、だいたい2週間に一回ぐらい行っているのだが、10月24日、11月3日、今日、とほぼ週一の間隔で行っている。
まあ今回は段ボール箱13箱分の書籍の整理&BOOK OFFへの8箱運搬という作業をしたこともあり、疲れを残さないように、との思いもあった。
それと、右の肩の筋がしばらく前から痛んでいる。
診てもらったところ、前回も言われたのだが、どうも軽い腱鞘炎だという。
しかも左右の肩の位置が違うとのこと。
右の肩の筋が少し縮んでいるらしい。
真向法で足の筋を伸ばすのに懸命になっているうちに、腕の筋が萎えてしまったか・・・。
中国でも腱鞘炎になって首より上に腕が上がらない人が大勢いるよ、とのことだった。
腱鞘炎、と言うが、要は「五十肩」のことではないだろうか。
肩の筋肉の伸ばし方はしっかり教わったので、仕事中であろうとも、時々ぐいっとか、ぶらんとかやろうと思う。
まだまだ肉体の衰えには早すぎる。活動を制限されるわけにはいかない。
久しぶりにケチャを聞いたらワクワクしてきたぞ
初めてケチャを聞いたのは、大学生の時。
毎週土曜日の朝6時から、FM放送で「世界の民族音楽」という番組をやっていた。
司会はかの小泉文夫さんである。
東京芸大の教授をなさっていた。
随分若くして亡くなってしまったのだが、この人の語り、薀蓄、人を見る暖かなまなざし、全ての人間の文化を抱擁するような大らかさ、どれもが大変好きだった。
で、ある日の番組で「芸能山城組」のケチャをやっていた。
いや、ほんまのバリ島のものだったのかも知れない。
それ以来、実物を見たことはなかったものの、あの、独特の「チャッチャッチャッ」という合唱が耳に残り、面白そうな芸能だなあと思っていた。
それから6~7年。
新婚旅行の先がバリ島だった。
当然ケチャを見るオプショナルツアーに参加して、夜の公園でケチャの講演を見た。
実際の演劇はやはり凄い。
ケチャ以外にもいくつかの芝居やガムランの演奏を見た。
バリは音楽と芝居の宝庫だと思った。
新婚旅行で買ってきたケチャのカセットテープを、知人に頼んでCDに焼いてもらった。
それをCDプレイヤーで久しぶりに聞いた。
25年前のカセットテープからのデジタル処理であるが、音質は全然悪くない。
楽しく聞いた。
そして血がたぎってきた。
またバリ島に行きたくなった。(美術館、海、ドリアン、マンゴスチン、バティック・・・いいなあ)
今日の雑感
何もやらなければ何もできない。
何かやれば何かができる。
月間アクセス600件を突破
7月 350アクセス。
8月 420アクセス。
9月 513アクセス。
10月 628アクセス。
友人のサイトにリンクを張ってもらったことなどもあり、お陰様で多くの方にご覧いただき、アクセス数も毎月増えている。ありがたいことだ。
ただ、これまでは日々感じたこと、思ったこと、あったことなどをランダムに書きなぐっているだけで、脈絡も法則性もない。(それがブログの参入容易性という強みなのだが)
本当に雑記帳になっている。ま、それはそれでいいのだが・・・。
今後は、当初予定していた
「コンサルの実践ノウハウ」
「他の人の成功物語の紹介」
など、もう少しメッセージの内容を充実させようと思う。
仕事を通じて色々なネタもどんどん蓄積されているし、これからはビジネスや人生にとっての有用な情報の提供をさらにしていけるのではないか。
このブログを通じて、人生の素晴らしさ、また素晴らしい人生の過ごし方、などについて、色んな人と語り合い、も考えていきたいと思う。
ご覧いただいている多くの皆様、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
プチ・アルコール絶ち宣言!
12月初旬に人間ドックを受ける。
ずっとγ-GTPが高い。
最近は睡眠時間もきっちり6時間以上とれており、厄介な精神状態でもないので、健康体であるはずであるが、相変わらずほぼ毎日晩酌をしているため、たぶんγ-GTPは高いと思われる。
しかし、アルコール以外の要因はほとんどないはずなので、沈黙の臓器である肝臓さんには元気でいて欲しい。
ということで、今日、11月になったのを機に、当分の間、家での晩酌は停止することにした。
以前、かかりつけの医師から「1週間や2週間、アルコールを控えても、γ-GTPの値はそれほど下がりません。1ヶ月抜けばだいぶん変わりますよ」と言われたことがあるからである。
と言ってもお付き合いの酒まで断るつもりはない。
それ以外の、家での酒を断とうという程度である。
ま、どっかの法律に書いてある「努力義務」ってやつだ。
しばらくやってみることにする。
ご褒美は12月5日のバス旅行である。ワイナリーなどに行くようなので、それを楽しみに取り組んでみよう。
次男坊の演劇を観た
次男が高校に入って放送演劇部に入った時はびっくりした。
幼稚園や小学校の低学年の時は水泳をし、中学に入ってバスケをやってきた。
結局本人にとってはしっくりこなかったのか、長い間付き合うものにはならなかったみたいだ。
そんな彼が突如、演劇、と言い出したので、大変驚いたが、我が子が、とにもかくにも自己実現を図ろうともがきまくった末に見つけた新しい道だったので、まずはやらせてみることにした。
そして今日は県内の高校の演劇発表会であった。
場所は、高岡の高岡文化ホールという立派な会館である。
次男の行っている学校は寛容なのか、1年生でも出してもらえるのだ。
セリフももらい、全編に出ていた。
内容はインターネットの蜘蛛の巣に囚われた高校生たちが、自らの囚われている状態に気づき、そして同じように囚われている同級生(でも発現形態は彼らと異なり、ひきこもりになってしまっている)を、違う人間としてではなく同じ目線で捉え、理解し、救い出そうとする、そのために正面から向き合い、「目」を見て話をしよう、というようなものである。
と書いてしまうと、なんとも安直な感じになってしまうが、現代のネット社会の危うさ、もろさとその中にあって仲間とどう向き合っていくかというようなことを描いた、素晴らしい演劇であった。
笑いあり、涙あり・・・最後はホントに涙が出てしまった。
高校生、なかなかやるじゃん!である。
大会には、富山東、砺波、高岡南、小杉、高岡、富山第一、呉羽、富山中部の8高が出場。次男の富山第一高校は、富山中部高校とともに、次の中部大会に進むための2高の枠に入った。
おめでとう。
心から祝福と励ましを送りたい。