ナマズ話パート2

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 先日イワシとナマズの話を書いた。
 イワシとナマズを同じ生簀に入れて運搬する。
 ナマズが暴れるためにイワシがあおられ興奮して死ぬことを忘れて、淡水ながら運搬中の命を保つという話だ。
 イワシは生きながらえるが、その後、運搬が終了した後のナマズはどうなるのか。
 ま、淡水で運ぶから、住環境としては問題ないのかも知れないが、バタバタ暴れれば相当疲れる。
 しかもイワシを生きながらえさせるために“同居”させられただけの「あてがい扶持」なのだから、運搬が終われば“用済み”である。
 となると、運搬が終わったら、処分されてしまうのだろうか?
 と考え、私たち異邦人入社組の運命にふと思いを致してしまった。
 果たして・・・。

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本当にお客様のためになることをしていくことが何故悪なのか

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 ある企業で、販売代理店に販売用のターゲットリストを渡す際に、なぜかその会社が持っている他社利用の情報などを付加して渡したことが、お役所からお咎めを受けたらしい。
 社長は3ヶ月減給、幹部も何人かは同様の処分、情報を流した社員も処罰されるらしい。
 そんな情報は、売るためのネタなのだから、悪いことはないだろう、と私は思うが、ことが大企業だとそうもいかないようだ。
 つまり、大企業のパワーを盾に、他の企業ができないような手段で販売されては、公正競争の阻害だというわけである。
 ま、法がそうならしょうがない。
 手足を縛られて殴られるしかない。
 しかし問題はその情報提供の話がどこからお役所に伝わったかということである。
 内部告発なのだという噂を耳にした。
 それも、理不尽な営業を無理強いされ、お客さんが望んでもいないことをなぜ強引に売るのですか、と言っても、そういう正論を会社が聞き入れない状態になってしまっているため、やむなく「ご注進!」と走ったらしい。
 それは会社の本当の社会的使命を心底大事に思っているからだと思う。
 売るのがイヤだということではないと思う。
 むしろ、お客さんをうまいこと言って丸め込んで、使いもしないような機能を色々つけて、会社から褒められる人間よりも、よほど本当の意味での愛社精神のある人だと思う。
 これが転機となって少し変わってくれればいいのだが。
 我利我利亡者となった某社よ。(世間から袋叩きにされて気の毒な面もあるのだけど・・・)

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イワシとナマズの話

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 会社の常務から「イワシとナマズの話」を知ってるか?と聞かれた。
 知らない、と言うと、教えてくれた。
 イワシは海の魚である。
 それを淡水の生簀で運ぶと、普通は死んでしまう。
 そこでナマズを一緒に入れて運ぶ。
 ナマズはバタバタするらしい。
 バタバタするナマズと一緒に入れられているものだから、イワシは興奮して暴れるらしい。
 そのため、死なずに無事運ばれるという話だ。
 常務は私たち外の世界から来た人間に、そのナマズになってくれと言う。
 菊澤研宗さんという人の本に『組織の不条理』という名著がある。
 ここに似たようなことが書いてある。
 組織が硬直化し、正しいことが通用しなくなる、世間の当たり前の常識が組織の論理の前に封殺されてしまうことを防ぐために、ソニーあたりは意識的に異物を取り込み、組織が不安定になるように注意深く運営している、といったような話である。
 「イワシとナマズの話」はまさしくそういうことだ。
 今度私の職場にまた新たな外部の血が取り込まれる。
 転職組である。
 その人とともにナマズになってくれ、というのが常務の意向だ。
 なかなか「井の中の蛙」のような会社であり、世間から見ると非常識だと思うような言動も多い会社である。
 社員たちは怒られ続けて気力が萎え、若いほど忠誠心や帰属意識が薄れている。
 一朝事があるとガタガタに崩壊する危険を孕んでいる。
 しかし、上の常務の言葉に表れるように、異物を取り込んで変化していこうとする姿勢があるということは、まだ生き残る見込みがあるのかも知れない。
 だったら、自分の都合のいい時に「頼むね」というだけでなく、もっと積極的に私の話に耳を傾けたらどうか、などとも思うが、ま、そんなものかも知れない。
 こちらもこれからも当たり前の感覚を忘れずに、時々は「こうした方がもっといいですよ」てなことを上層部に機会がある都度申し上げて行こうと思う。
 批判だけなら発展しないし、ただの評論家と思われて終わりだ。
 まずは今の組織の中でしっかり仕事をして、この人の言うことだから、と耳を傾けてもらえるだけの実績を作れねばならない。そうしないと、結局「それはあんたの前の会社の話だろ」と言われておしまいであるから。
 日本の組織は「何を言うか」ではなく相変わらず「誰が言うか」で左右されるのだから。
 ま、いずれにしろ、職場に私のような異人が増え、また会社が異物を意図的に取り込んでおり、自ら変化していこうとする姿勢が見える、ということは大変良いニュース。

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ビッグイベントを終えて

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 今日の風呂は大変気持ち良かった。
 風呂がこんなに気持ちいいもんだとは、ついぞ知らなかったと思うくらいに気持ち良かった。
 3つの金融機関が集まって情報交換をするという場がある。
 私の属している会社の営みの一つである。
 年に2度ほど行われているらしい。
 その2度目が今日あった。
 色々なテーマについて情報交換、意見交換を行うのだが、今日のトップテーマは例の亀井大臣の法律だった。
 私の会社の取組をまず説明することになっていたのだが、その説明員が私に回ってきた。
 なんとなんと南砺市である。
 金融業界に入ってまだ1年半の人間に、社内の支店長相手の勉強会ならまだしも、他の会社の人に向かって代表して説明せよとのこと・・・びっくり仰天したが、ま、しょうがない。仕事である。ありがたいことだとお受けした。
 全く緊張しなかったわけではないが、質疑応答は上司やら役員やら色々な人がいて、何かあれば彼らが答えるだろうという思いもあり、特に不安にはならずに説明させてもらった。
 しかしトップバッターというのはやはり気を使う。
 ちゃんと伝わるように説明しなくてはと思うので、夕べから今朝にかけてそれなりにシャドウイングというか、説明の骨組みをこしらえて臨んだ。
 そんなこんなで、ここのところ色々大きな取組があってちょっと疲れた。
 で、今日はゆっくり風呂に浸かることができて幸せだった、という話。 

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新しも好きの私・・・来来亭へ早速行ってきた

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 N先生から聞いた「来来亭」に行ってきた。
 社長がテレビのインタビューで事業の成功の秘訣を問われ、「鳥がら、豚がら、人がら」と答えたという、あの「来来亭」である。
 つまり、食材の味をしっかり引き出すことと、事業を支えるのは従業員の人柄だということらしい。
 そのため店長は仕事の腕前はもちろんだが、それに加え、人を見て選んでいるということだ。
(人柄というのは、選ぶ側の好みや性格もあり、一概にどういう人柄がいいのかということは簡単には言えないが)
 昨日、富山で初めての店がオープンした。
 今日行ってきた。
 魚津から富山の稲荷町まで車で45分。
 ラーメンを食べるためだけに行く距離ではない。
 たまたま小学校・中学校の時の同級生から、ちょっとしたイベントをやるので顔を出さないかという連絡が来たこともあり、妻に付き合ってもらって行くことにした。
 (ちなみに32年ぶりの再会であったが)
 さて「来来亭」。
 12時少し前に着いたのだが、車は路上まで溢れ、人は入り口から数メートルの行列をなしていた。
 待つこと30分。
 ま、それだけの待機時間で済んだのはさすがに富山というローカル都市だからかも知れない。
来来亭20091213
 なんとか写真を撮ったが、待っている人たちの気持ちも考えずにあんたはなんてことをしているのよ、と妻からお叱りを受けつつの写真だったので、ほんの1枚のみ。しかも人や車の行列までは収めることができなかった。
 応対は、とにかく丁寧ではあるが、ちょっと音声過多、ってな気がする。
 最初だから元気よくやらなければというのはあるだろうからしょうがないかも知れない。
 でも妻は駐車場で対応してくれたお兄ちゃんを気に入っていたようだ。
 味は、ちょっと辛めのとんこつ味で、細めんなので、するすると食べやすいとは思う。
 少ししょっぱい感じがするので、ご飯と一緒に食べた方がいいかも知れない。
 値段は特別高くもなく、ちょうど手頃だと思う。
 トイレが一つしかないのがちょっとな、と思った。
 ま、そんなことで、オープンし立ての「来来亭」に行ってきた。
 是非味覚の肥えている富山の地でも根を生やして、第二店、第三店をオープンしつつ、独立して頑張って欲しいものだ。

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疲れ

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 今週はむちゃくちゃに疲れた。
 疲労困憊である。
 つかれたあ。

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ひょっこりひょうたん島のテーマソング

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 子どもの頃、NHK-TVでひょっこりひょうたん島という人形劇をやっていた。
 戯曲化の井上ひさしさんの原作である。
 子どもの頃はそんなにテレビを見なかった。
 何度かは見たような気がするが。
 テーマソングが好きだ。
 聞いていると元気が出てくる。
 思い浮かべるだけでも元気が出てくる歌だ。
 口ずさむとさらに元気が出てくる。
 こんな歌は珍しい。
 ネットで調べたら、オリジナルは前川陽子という方が歌っている他に、モーニング娘。や押尾コータローのギター演奏など、色々な人がカバーしている。
 作詞も井上ひさしさんだということがわかり、この人は天才だなと思った。
 すごい歌を作るもんだ。
 『吉里吉里人』が出た時には大ブームになった。
 文庫本が出てすぐに買っていながら、20年以上読んでいない。
 読まなきゃ、と思っている。

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中国からの個人旅行客向け観光ビザの発給要件緩和策のニュースに接して

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 前原国土交通大臣主催の観光立国推進本部の初会合が開かれたらしい。
 この中で、巨大市場である中国からの個人旅行客向けに、観光ビザの発給要件を緩和せねば、といったようなことが議論されたという。
 1月には中間報告がとりまとめられる。
 前から出ている話であるが、いよいよ具体化したか、という感じだ。
 ビッグニュースである。
 7月から9月までのGDP伸び率が、速報値から大幅に下げられたということもあって、またまた株価が値下がりしたなどのバッドニュースがあっただけに、夕刊のこの情報には元気づけられた。
 富山などは、市内にアクセスの良い富山空港が大連、上海と、対中国2都市との直行便を持っており、中国観光客が増えれば、恩恵を蒙りやすい地の利がある。
 では実際に要件緩和がなされ、中国から日本を訪れる個人観光客が増えたとして、それに対する富山県の色々な備えはできているのだろうか。
 富山市の観光ガイドには中国語のものもある。確かにある。
 しかしでは個人でこの土地に来られた場合、どんな対応を誰がするのか、できるのか。
 観光パンフ以外の中国語は見たことがない。
 中国語で会話ができる富山県人が何人いるのだろう。
 中国語で包装されたお菓子などはあるのだろうか。
 そんなことを考えると、労働ビザで来ている人は沢山いるのに、全然国際化されていない我が県の状況に唖然とする。
 このきっかけをテコに是非富山県の色々なところが、これを大きなビジネスチャンスと捉えて、中国人旅行者向けの取組を強化してもらいたい。
 と同時に、我が富山県人の、外国人に対するホスピタリティ(おもてなしの心)を高めなければならない。とも思う。
 ホントは観光だけではなく移民も増やさなくてはならないと思うのだが。・・・そこまでは我が国はまだ踏み切れない。
 が、ともかく、大きな一歩前進になっていくと思う。

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士は己れを知るもののために死す、と言う

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 愛用の折り畳み傘がなくなった。
 と思っていたら、いつも持ち歩いているカバンの中の、違う場所に入っていた。
 一日やきもきしていたが、あって良かった。
 ほっとしている。
 今日は今行っている会社で、ある仕事に関する事務処理要領(業務処理のフローチャート)について説明した。
 この業界に入ってまだ1年半の私ごときにやらせていただくような仕事ではないのだが、仰せであったので謹んで実施させていただいた。
 もちろん私が作った穴だらけの業務フローは、ベテランの人に事前に校閲&修正アドバイスをいただいて2日ほどで“念入りに”修正したのだが。
 実務を知らない人間が、ベテランの管理者や職場リーダーの方々130人を前に喋ったのだから、大胆不敵というか無謀というか、上の人も恐いもの知らずというか・・・。
 とは思うが、ま、いいじゃないか。
 実際の運用はこれからだし、まずい点があればどんどん修正していけばいいのだから。
 ともかく、そういう次第で懐の深い(良く言えば)会社にご縁があって良かったなと思う。
 ところで、今日、その会社のNo2の方が冒頭挨拶をされたのだが、その中で、今回非常にタイトなスケジュールでこなしたこの中途半端な仕事に対して、我々資料作成班への心からのねぎらいの言葉があった。
 大勢の管理者の前でそういうふうに言っていただいて、こんな詰めの甘い穴だらけの仕事でいいんだろうか、と不安を抱えながら、でも必死でやったこの数週間の仕事が報われた、と感じ、涙が出そうになった。
 士は己れを知るもののために死す、という。
 長らくそんな感覚を持ったことはなかった。
 たぶん、最初の上司の時以来ではないか。
 してみると25年ぶりということになろうか。
 この上司のためなら死ねる、かも知れない、と思った。
 今日はいい日だった。
 明日も頑張ろう。

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5000円鉄道旅行(来年の夢)

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 来年の夢の一つとして、「日帰りぶらり旅」というのを本格的にやっていきたいと思う。
 土日のうちの片方は、少しはやはり仕事めいたことをしなくてはならないが、もう片方は、運動をしたり魚釣りをしたりと、リラックスした一日にしたい。
 で、月に1回ぐらいの頻度で、JRを利用して往復5000円ぐらいで行ける近郊への日帰り旅をしたいと思っている。
 そう思ったきっかけは昨日参加した読売旅行のミステリーツアーである。
 価格がヨミウリサンキュウーという語呂合わせで、4339円。これでほぼ一日、バスであちこちに行ける。
 ということは、5000円ほどあれば、結構遠方まで行けるのではないか、と思った次第。
 調べてみたら、魚津からJRに乗って片道2500円以内で行ける場所・・・東は柏崎、東南が妙高高原、西は加賀温泉、南は高山ぐらいまで、楽勝で行けることがわかった。
 もちろん特急料金は含まずである。
 結構あちこち行ける所があるではないか。
 当然それらの手前の駅、前後の駅、さらにはもう少しお金を出せば、長岡、長野、福井、下呂といった所までも行けるので、バリエーションというか行ける土地は相当多くなる。
 
 早く遠くへ行くことが目的ではないので、各駅停車で十分である。
 途中乗り継ぎの時間があってもかまわない。
 この旅の目的は、読書とリラックスである。
 休日の各駅停車はそれほど混んでいない。(都会じゃそうでもないだろうけど)
 読んでない小説を読む。
 例えば藤沢周平さんの『市塵』や村上春樹さんの『海辺のカフカ』や宮部みゆきさんの諸々など。
 ビジネス書は机に向かってフォトリーディングで、という感じで自己啓発っぽくやっていく読み方が必要だと思うけど、小説はそうする必要はない。フォトリーディングでのリラックスとはまた違った意味でのリラックスした環境の中で読んでみたい。
 そのための時間と空間を創造する。
 それには近くへのJRでの移動がかなりマッチすると思う。
 往復で4~5時間もあれば、相当読めるだろう。
 行った先では駅前ラーメンなどを食べて帰ってくる。
 帰路は半寝半読であろう。
 そんな旅を来年は実現したいと思う。
 楽しみだ。

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