全国ちんどんコンクール。
第何回かは知らないが、今日と明日がその日だ。
富山の戦後の復興イベントとして始められたものだ。
今日は富山でBIZねっとの勉強会&異業種交流会があったので、始まる前の時間を利用して久しぶりに見ようかいなと思って、富山城まで出かけた。
ところが、<パレードは午後1時半から>というようなことが道端の看板に書いてあり、私の持ち時間はせいぜい1時20分まで。
見られへんやないか!と思い、仕方なく富山城の砂利道を歩き、ついでに松川のほとりの桜を見て勉強会の会場まで歩いていった。
今日の桜はどこもかしこも、富山中、サイコーだった。
人手も最高。
この世の春とはまさにこのこと。
あ・・・今は春だから当たり前か。
ところでその数時間前、父の車のタイヤ交換をして一服した後で、我が家の庭の桜を見た。
こちらも満開。
たった一本だが、これはこれで風情がある。
昨年はあまりパッとしなかったが、今年は見事に咲き誇ってくれた。
ありがとう。
さてBIZねっとの会場は富山駅北の自遊館というところでやっている。
そこへ歩いていく道中。
感動的な光景に出くわした。
またまた桜である。
しかも立山連峰を背負っている。
いいなあ、春は・・・。(ここんとこ、桜ボケしてます)
「随想」カテゴリーアーカイブ
いつの年も素晴らしい松川の桜
春爛漫
ようやく春らしいうららかな天気になった。
昨日は大学の同期生とゆっくり飲んで・・・おかげで朝もゆっくり起きた。
こんなさわやかないい天気の日にもったいない。
ではあるが、過ぎたことはもういい。
今日はマイカーのタイヤ交換に出かけ(自分でやるのが面倒なのでトヨタのお店に持っていった)、1時間半ぐらいかかるということだったので、車を置いてその間用事を済ませに、各用事先へ歩いて回った。
まあ、魚津市内なので、数ヶ所歩き回っても1時間以内で移動できる。
で、帰ってきた途中の桜である。
魚津高校の桜。
1週間前は片方の桜しか咲いていなかったが、今日は両方お揃いで咲いていた。
魚津高校と東部中学の間の道をおおっている桜がまた素晴らしいのだが、こちらはまだ3分咲きという感じだ。
来週が楽しみ。
中国企業の日本買い?
今日の日経新聞トップ記事は「オギハラの金型工場 中誤記自動車大手が買収」という衝撃的なタイトルだった。
中国自動車大手というのは、BYDという新進気鋭の自動車メーカーである。
あのウォーレン・バフェット氏が大量に投資し、株価が一気に値上がりした企業である。
記事本文横には「中国の製造業の主な海外企業・事業買収」という表がついている。
2002年から今までに10の事例が載っているうち、日本企業(又は事業)の買収が5事例。
もちろんこれで全体像は語れるはずもないが、いよいよ中国が巨大な資本力とM&Aを活用して一足飛びに技術力を高める戦略に出てきたかという感じがする。
金型技術なんて、日本の最も中核的な技術であり、それが他の国の一部になってしまうというのは、なんだか寂しい気がする。
件のBYDからは中国人技術者がオギハラにやってきて、日本の金型技術を修得していくのだそうだ。
日本人の器用な手先の技術・・・のみならず、とことん追求する探究心や執念といったものまで身につけていくことができるかどうか。
いや、向上心の塊りとなっている彼らの方がむしろ我々よりも優れたものを持っているかも知れない。
奇しくも今日、渡辺謙さんの「遠まわりの雨」というテレビドラマをやる。
山田太一氏が制作したものらしいが、東京大田区の町工場を舞台にしたドラマだという。
日本のものづくりの素晴らしさがサブテーマのようなので、是非見てみたいと思っている。
がんばれニッポン!
っていうか、日本国債までそのうち中国が買いだしたらえらいことになるなあ・・・。
(買った日本国債を売り飛ばされたら、日本経済は一気に崩壊するだろうからなあ)
やっぱ、がんばれニッポン! だ。
私も頑張らなくっちゃ。
一足早い桜便り
金融機関の審査業務というのは毎月後半が忙しいが、期末の月末はその忙しさも半端ではない。
かと言って数分の心の余裕もないわけではない。
会社の帰り、ちょっと遠回りをして、松川のほとりの桜の木を撮った。
本当はいたち川を遡って石倉延命地蔵の水を訪れたかったのだが、そこまでの時間はない。
それは次回にしよう。
父の入院先用のテレビを買わなくてはならない。
東芝のなんとかという薄型テレビを購入し、父のベッド際にセットしてきた。
帰宅して付近を歩いていたら、おおっ!! 魚津高校横の道に既に桜が咲いているではないか。
とりあえず一本だけ早咲きの桜があったので写真に収めたが、3月末のこの時期に富山県で一本だけ桜の咲いているのを見た感動は、こんな写真ごときで伝えられるものではない。
もうしばらくすると、魚津高校のグランドを見守っているこれらの木々も一斉に満開になるのだと思うとワクワクする。
春はもうそこまで。
気の早い桜は既に春。
今年の桜はどんな咲きっぷりを見せてくれるか、今から楽しみだ。
良い3連休になった
3月20日(土)、久しぶりに妻と休日が一緒になった。
父の転院も無事完了し、少し家の中が落ち着いたこともあり、ちょうど宇奈月で「パタパタ祭り」というイベントをやっていたので、一緒に出かけた。
誰に向かってのイベントなのかはよくわからないが、温泉宿の宿泊客も来ていたようだし、富山弁ではない言葉で店の人たちと会話していた人もいたので、宇奈月温泉のPRという役割は果たしているのだろう。
合わせて、出店していたのは富山県新川地域と呼ばれている各自治体からであり、それらの特産品が色々並べられていたので、新川地域のPRという役割もあったのだと思う。
で、誰に対して?という点については、「地産地消」というキーワードがどこかに書かれていたこともあり、地元消費者へのPRという意味合いもあるのだろう。
なんだか、地元の人、旅行客(温泉宿への宿泊客)、富山方面から地鉄に乗ってやってくる人、など、色々な人をターゲットとした贅沢なターゲティングであろうと思う。
しかしそれほど欲張らないと、これだけ多くの関係者を巻き込むには力不足なんだろう。
歌手の伊藤敏弘氏や新川地域の芸能などの舞台もあり、賑々しくやっていた。
ただ、こういうイベントをやっても宇奈月温泉への集客にはほとんど効果がないだろうなあと思う。(伊藤敏弘さんにどうこう言っているわけではないが)
これはこれでまた心配である。
いずれにしても景気が良くならないと、移動する人は増えない。
そういう意味では今日の日経新聞に載っていた「企業の配当下げ止まり」というニュースは幸先良い話だと思う。
さて今日は朝から凄い黄砂現象だった。
富山だけではもちろんなく、日本全国黄砂だらけだったようだ。
外に駐車していた車はまっ黄色。
これでは宇奈月は昨日のように満員御礼というわけにはいかないだろうなあと少し心配になる。
意外なことに、中国から来ている人は黄砂現象が中国大陸からの贈り物だということをご存じなかった。
その人だけかも知れないけど。
さて今日は元々小矢部の恩師の墓参りに行く予定だったが、一緒に行く予定の先輩からの連絡で、あまりに嵐がひどいので、日を改めようということになった。
おかげで普段できないこまごまとした用事に時間を充てることができた。
昨日今日で色々買い物もできたし、この後は少し読書もしようと思うので、その分明日は休み明けの仕事の準備を相当やらなくてはならない。
でも二日間ゆっくりできたのは良かった。
平均年齢80歳のコーラスグループ「Young at Heart」
アメリカって国はすごいぜ、って思う。
さっきNHKのテレビで平均年齢80歳のコーラスグループの合唱の模様をやっていた。
グループの名前を「Young at Heart」という。
うちの父など76歳でダウンである。
このアメリカの人々はそれよりもずっと年上なのに、みんなで歌を歌い、しかも外国遠征までやってコンサートをしている。
日本人ではなかなかこうはいかない。
彼らの歌の様子は、みんなで同じ赤色の割烹着のような衣装を着て、体全体でリズムをとり軽くスゥイングしながら歌っているので、協会でゴスペルを歌っているような、そんな感じである。
スゥイングできるのが日本人とアメリカ人の違いではなかろうか。
白人・黒人仲良く歌っている。
しかも心底楽しそうに、である。
こういう動きが日本でも見られたらいいなと思う。
父の引越し
父が倒れてから明日でちょうど3ヶ月。
最初に救急車で担ぎこまれた病院は魚津にある総合病院だ。
昔と違って、総合病院の役割が救急指定となってしまっているため、ずっとそこにいるわけにはいかない。
おおむね3ヶ月だという。
酷な話だと思う。
医師の治療・監督が継続的に必要だと思うが、これ以上治療することはない、と言われればしょうがない。
介護度の認定すら降りていないのに・・・。
市役所の介護認定の手続きと平行して転居先候補の病院を当たった。
昨日、介護度の認定連絡が来た。
介護度5だった。一番重いものである。
介護サービスを受けた場合、月35万円まで補助があるという。
しかし、今の父の状態で家の中で面倒を見るのはとても危険だというのが我々家族の結論だ。
さあ今週中に病院を出ろと言われ、転居先が決まっていなかったら、当分父につきっきりで家で面倒を見るしかない。
そんな不安を持ちながらここ数週間過ごしてきた。
運よく、相談に行った病院に空きができた。
今週火曜日にその病院から連絡があり、今日、転居した。
あっという間だった。
総合病院では看護師さんたちが病室を出る父に向かって「おめでとう」と言ってくれた。
退院、という言葉からは「おめでとう」と言われても不自然ではないが、病気が治ったわけではなく、下げ止まりしたために救急病院にいられず、やむなく出るだけのことである。決して目出度いわけではない。
胃瘻をつけて2週間。
いつまた血管が詰まるかわからないが、とにかく下げ止まった。
行く先が決まらないままに今の病院を出なければならないかも・・・という不安定な状態から解放されたことだけでもだいぶん心の落ち着きが違う。
母も重い荷物を下ろしたような感じだと言っていた。
これからまだまだ父の闘病生活、我々の間接的な介護生活は続く。
しかし、ともかく、落ち着きどころが決まり、移動したことで一つのヤマは越えたと思う。
これからまだ長い道のりはあるものの、ひとくぎりがついた。
長い3ヶ月だった。
「指定休務」という謎の勤務形態と小野リサと大日如来
金融機関には不思議な勤務形態がある。
「指定休務」というものである。
ある朝、突然「お前は今日は指定休務だ」と言われ、お客様対応などの最低限必要な引継ぎだけを行って職場を離れなくてはならない。
出勤簿にもハンコは押さない。
当日と翌日、職場には足を踏み入れてはならないことはもちろん、連絡もしてはならない。
これは、金融機関で働く人にはどうしてもお金をワタクシする危険性がついて回っているため、突然会社を休ませて、本人が会社に入らないでいる間、机の引き出しや色々なところを調べ、またそういう調査をすることを日頃から皆に見せることで自浄作用を働かせようというのが目的のようだ。
他の業界から来た私などは驚くしかないようなことなのだが、そうでもしないと、どうしても妙な気を起こす輩が絶えないのだろう。いや、そういうことをしていても、金融犯罪はなかなかなくならない。現に「ニッキン」という業界紙には、どこそこの銀行で現金xxx円を着服した、だとか、なになにの信用金庫でお客様の口座からyyy万円盗んだなどの記事が毎週のように掲載されている。
ということで突然「指定休務」を言い渡された私は、引継ぎをして「指定」された別の職場へ移動した。
「休務」という言葉の意味は、職場を離れるので、仕事は「休み」っぽいが、ホンマの休みではないため「勤務」扱いであり、そのため、両方の言葉を継ぎ足して「休・務」ということなのだそうだ。
面白い制度だと思う。
ともかく私はそういう命令を受けて、当日は県内の別の営業店に行って用務をこなし、翌日は県外までマイカーで出かけて指示された業務をしに行ってきた。
今日の本題はそれからである。
行きの道中。ラジオをつけていった。
ラジオではボサノバの小野リサさんをスタジオに招いて、生ギターを抱えて歌を歌ったり、なぜボサノバを歌うようになったか、など、あのアンニュイな語り口調で喋っていた。
日曜の朝のけだるい感じに効く音楽、というようなことをリスナーのお便りから紹介されていた。
う~ん、まさしくそうだな、と思った。
帰宅後、早速小野リサさんの曲をいくつかセレクトし、iPhoneに入れたのは言うまでもない。
もう一つ。
直江津辺りでのことだが、国道8号線をまっすぐ南下する帰路。
道の際に「大日如来」がなんとか、という看板を見つけた。
おおっ。ここで出会ったのも何かの縁。
と思い、立ち寄ろうかと心が激しく動いたのだが、別の心が引き止めた。
「お前は仕事中なんだぞ。本当の休みで観光している最中ならなんぼ寄り道しても構わないが、帰ってからまだレポートを書かなきゃならんし、上司から宿題も出ているだろう。それに何よりも今、仕事中なんだぞ」と激しく怒るもう一人の自分がいて、別にその声に従う必要はないのだが、そういう気持ちがあると、なかなか途中下車というわけには行かない。
それ以外にも、道端の古そうな石仏が「ちょっと寄っていってよ」と手招きしても「うんにゃ、仕事中だに」というもう一人の声に邪魔されたり、土産物屋が立ち並んで「カニだよ!」と呼ぶ声がしても「観光じゃないだが」との妨害があったり、美しい山や海が眼前に広がる素晴らしい光景があっても「写真なんか撮っとる場合じゃないだろう」と叱られたり、と、色々良さげなところはあったのだが、いずれも開放感とはほど遠い「休務」とあって、道中ラーメンをすするぐらいの立ち寄りだけで、帰ってきた。
帰宅は午後4時。
それからレポートやら宿題やらで、終わったのが午後9時。
これじゃ、会社で仕事しているのとなんら変わりやしない。
などとマイナス思考が頭をもたげたが、いやいや、小野リサさんの歌が素晴らしく心地よいということに気づかせてもらって、大変お得な勤務日だった。
小野リサさんの歌はいいよ。
・・・でも、今度休みのときに、本格的に能生の「道の駅」や直江津の「大日如来さま」は見に行ってこようと思う。
映画「ハンサム・スーツ」
1ヶ月ほど前にテレビでやっていた映画?「ハンサムスーツ」を観た。
お笑いのドランクドラゴンの塚地という人が主人公の変身ものである。
一人二役というのはよくあるが、このドラマでは、二人一役という珍しい作りであった。
塚地ともう一人は谷原章介という俳優である。
ストーリーは単純と言えば単純。
ぶさいくに生まれた主人公の男性が、ハンサムスーツを着て絶世の美男子に変身する。
そしてたまたまスカウトされてモデルになり、女性にはもてるはお金は入るはという、富と名声と欲望を一気に叶えるが、別の時間帯は相変わらず元の姿で料理店を営んでおり、そこで知り合ったバイトの女性への愛情から、ハンサムの人生を捨ててしまう。
最後は、その女性が実は「ブスーツ」(ブスになるスーツ)を着ていた北川景子という美少女、という落ち。
北川景子という女優のことはまったく知らなかったが、ちょっとはにかんだ感じやキッと唇をかみ締めた悔しそうな表情がなんとも言えない愛らしい。まだまだ未知数だと思うが、今後が楽しみな女優さんだ。
また、塚地氏は、最近色々なテレビや映画に俳優として出ている。そんなに演技がうまいわけではなく、むしろ「エンタの神様」に出ている朴訥な役柄をそのまま演じているだけという感じだが、それなりに味がある。そして、どの役を演じても全部ツカジだという点が面白い。そんなに上手ではないのだろう。でも欠かせないバイプレーヤーになるかも知れない。(この映画では主人公だったが)