しばらく前から書店に置いてあるのを見ていて気にはなっていたのですが、なにしろ縁のない世界だと思い、スルーしてきましたが、昨年暮頃に「随分売れている」いう記事を見て、ともかく触れてみようかと思い、購入して年末年始で一気に読みました。
以下は幾分ネタバレ的な要素を含んでいますので、これから読もうかと思われる方は、ここまでにしておかれたら良いかも知れません。とはいえ、それほど中身が理解できていないため、本来のネタバレには程遠い頓珍漢な内容だと思います。

東大の理三というのが、理科三類のことだとすれば、大抵はいわゆる医学部なんだろうと思いますし、実際主人公は医学部に進むのですが、書いてあることは<1>はほぼ物理学?それも素粒子物理学というもしかして最新の物理学の講義のようであり、てんで理解できませんでしたが、すごいことが書いてあるような気にはなりました。たまたまこの<1>を読む少し前に、ほんとうにたまたまですが、野村泰紀さんという方の「理論物理学の最前線」という山口周さん主催の「LIBERARY」という音声配信番組を耳にしていたために、なんだか聞いたことのあるような話だなあと感じはしたものの、内容はチンプンカンプンでした。
<2>になると、今度はとても難易度の高い外科手術のようなことが書いてあり、さらに<1>の素粒子物理学のことも出て来て、さらに読解は困難になりました。
ただ、大金持ちの超能力者と普通の家庭に育ったと思しき別種の超能力者の邂逅と葛藤が描かれているものであろうことまでは理解できたような気がします。
面白いのは、この小説群が、雑誌などからではなく、Amazonの自費出版を出版社の方が見つけて書籍化し、さらにその年のうちに文庫化した、という現れ方です。
既に<3>と<4>の文庫版も出版されたようなので、さて、これらの続編を買って結末まで追おうかどうか、思案中の今日この頃です。