ご存知の方々にとっては今さらという感じでしょうが。
2年ほど前に友人から「リーダーシップを学ぶなら映画『インビクタス 負けざる者たち』というのがお勧めですよ」と教えられ、以後ずっと気になっていました。
先だってある団体の管理者研修の講師を仰せつかり、「リーダーシップ」についてというお題をいただきました。
ドラッカーや倉益幸弘さんのインパクト・コンサルティングで教わった実学などを盛り込みつつ研修内容を固めていきました。
そうする中で、講義とワークばっかりでもなあと思いつつ、この映画を観てみました。使える部分(失礼な言い方かもしれませんが)がとても多く、これは是非参加者にも観てもらおうと考え、映画の一部分だけではありますが、研修の中に織り込みました。
私自身はこの映画から次のことを感じ取りました。
リーダーとは次のような存在である。
・方向性を明示する、ぶれない
・その気にさせる、実力以上の力を発揮させる
・フォロワーに動いてもらう
・間違いを正す、動機づけをする(明示的、暗示的)
・自分の役割発揮のために他人に働きかけを行う(誰が選んだのであろうとポジションが役割を規定するのである)
既にドラッカーが「リーダーシップはスキルであり学ぶことができるものだ」と言っています。
学ばずにできている人もいるとは思いますが、少なくとも後天的に習得できないものではないというのがドラッカーの見方です。といういようなことをお伝えして研修を進めました。
参加者の受け止めがどうだったかはわかりませんが、この映画、自分としては研修内容にしっかりフィットしていたのではないかなと感じています。