プチ創業など起業の多様化

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 富山市のサンフォルテで今日から明日まで行われている、男女共同参画事業「サンフォルテフェスティバル2017」に行ってきました。
 今日は会場の一角に机を一脚借り、富山県よろず支援拠点の利用を呼びかけるなどしておりました。

 このイベントには「女性のチャレンジショップ」というものがあり、小物製作やエステや消しゴムはんこやブリザードフラワーなど、様々なショップが50店以上も出店されていました。
 ショップの店長さんは、20代から70歳ぐらいまで様々な年代層の方がおられ、また仕事は別に本業を持ちながらの方もおられれば、本格的にこの仕事に専念している方、趣味程度なんですよという方などまちまちです。
 中でひときわ目を引いたのがとっても風変わりな植木鉢。詳しくは書けませんが、それを窓際にちょこんと置くだけで部屋の中に小庭が演出できるような愛らしいものでした。素材の性質上水はけが良く、ペイントでデザインも自由自在、という品物でした。ステキなものなのですが、長持ちさせるための工夫などできるといいなと思いながらお話を聞いていました。
 また、富山県には当店一店しかないという珍しい種類のサロンも。女性限定とのことなので私は行けませんが、ご本人が体の不調を感じた時にたまたまそこへ行って良くなり、その勢いで毎週末関西の学校まで通って資格を取得し、勤めていた会社を辞めて創業した、というお話でした。
 自分に合った小石を持つことで体調などに何らかの影響があるというお店もありました。これも詳しくは書けませんが、ご家族のご病気が軽くなった(もちろんそれの影響かどうかを判断する手段はない、とご本人も仰っていましたが)ことをきっかけに資格を取って仕事の傍ら時々こういうイベントに出店してPRしているんです、というごく普通のお母さんでした。
 そんなこんなで、「創業」と一言で言っても、法人設立のような本格的なビジネスの立ち上げから、個人としての開業、プチ創業、とりあえず副業、趣味の延長など、色々な仕事の始め方・やり方があり、「何かやろう」と思った人は、国があれこれ心配するまでもなく、それぞれ自分のやりやすいようなやり方で始めておられるし、始めることができるような時代になったんだなあと感じた次第です。
 もちろん、利用できる制度があれば利用していただけるように、行政は広報をしっかりしなければならないし、受ける方もアンテナを上げて色々な所に聞きに行くことも必要でしょう。そして相互の情報交流の中でニーズに応えられるように、行政は新しい制度作りや参入のハードルを下げる取組も必要だろうなと思います。

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Fintech(フィンテック)についてそろそろ考えてみる

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 今年はフィンテック(金融とITの融合)ということが騒がれています。
 と言ってもメガバンク辺りはもう10年以上前からフィンテック(という呼称を使わないでも)に取り組んで来ておられるようです。
 また、フィンテック企業は「新興」と言われてはいますが、10年以上前に設立された企業もあるようです。クラウド型の会計ソフトとして近年目覚ましい成長をしているMoneyFowardやFreeeなどは2012年の設立ということですから、これらは文字通り新興企業群であり、まさに時代の寵児と言って良いでしょう。
 私は個人事業者ですので、確定申告をする際、なるべく経費をかけないようクラウド型の会計ソフトを利用させていただいています。
 税務知識がなくてもそういうことができるのは、知をネットに載せ、それを低料金で一般の事業者が利用できるような仕組みがあるからです。しかも驚くべきことに、このクラウドサービスでは、インターネットバキングの利用を前提として、自分が取引している銀行の決済情報を全部吸い上げて管理することもできます。
 北欧のエストニアでは、個人の金融資産・金融機関経由の資金決済などが全て税務当局に把握できる仕組みになっているため、申告という作業もいらないくらいになっており、そのため税務申告をするための税理士さんの仕事が不要になっているということです。エストニア大使館に問い合わせたところ、税理士さんたちはそもそも有能な人たちなので、伝票整理仕事ではなく、もっと高度な助言等本来のサービスに業態転換をして仕事を続けておられるということでした。

 さてここ数か月、仮想通貨のニュースが日経新聞などでも沢山報じられています。
 仮想通貨は支払手段と定義づけられ(通貨ではなく資産との位置付けらしいですが)、今年の7月からは購入の際の消費税がゼロになるとか。
 世の中どんどん変化していますので、私も遅まきながら仮想通貨の勉強に着手しまた。
 とりあえず友人たちの勧めもあり、BitFlyerという両替店でBitcoinを少々購入し、Blockchainという名の財布をネット上に保有して購入したBitcoinをその財布に入れました。さらにはこれを現金化したりリアル店舗での買い物に使えるようにWirexという決済サービスに加盟しました。Wirexのサービスを利用するには決済用のICカードを使います。・・・と、ここまで書いてきて、この理解が正しいのかどうか実はよくわかっていないことに気付きました。まだまだ勉強しなくては到底世の中の流れに追い付かないのですが、着手しなければわからない。着手小極で、とにかくやってみる、もちろんリスクを抑えられるようにセキュリティには十分気を付けて、と思っています。

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