外国語対応のヘルプデスクについて考える

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 某月某日、富山県内のある中華料理店に入りました。
 店員さんとおぼしき人が、スマホ片手にスピーカー受話で何やら会話中。
 注文もできないので聞くとはなしに聞いていると、NTTがどうこうと相手が話していました。
 どうやら通信回線のトラブルのようで、相手の方は○フト○ンクのオペレーターさんのよう。
 結局、店員さんが日本語がまったく話せないわけではないものの、オペレーターの言葉がうまく理解できなかったようで、中国語で説明してくれるところがあるのでそこに電話し直して下さい、と言われ、店員さんはそのように。

 私は料理を注文し、出来上がったところで、店主が改めて中国語対応のヘルプデスクにかけ直されました。
 彼も店員さんと同じように、スマホでスピーカー受話で相談しているため、こちらまでまる聞こえ。
 もちろん中国語の部分は理解できないのですが、このヘルプデスクでは、初めに日本語のオペレーターが喋って、それを中国語を話す人が翻訳して相手に伝える、というやり方でした。
 たぶん日本語のオペレーターは通信ネットワークや機器の接続について一通りは知識のある方なのでしょう。
 それに対して通訳さんは言語をさえ訳せればいいので、通信技術の素養がなくても大丈夫。
 という仕組みなんだなあと食べながら聞きながら理解できた次第です。
 最終的には光の終端装置と○フト○ンクのルーターをつなぐケーブルを送りますから自分で取り換えて下さい、という話に落ち着いたようです。

 日本在住の外国人も相当増えてきているだろうし、インフラなどのユニバーサルサービスを提供する会社は、そういう対応ができて当りまえの時代になってきたのかも知れません。
 ひるがえって我が古巣のNTTはどこまでそのような対応ができているのだろうか、とちょっと、いやかなり不安になってきました。

 ところで食事が済んで帰り際に、大変ですね、故障時のバックアップとしてケーブルを2~3本買っておいたらどうですか、と店員さんに声をかけたら、NTTの光の屋内ケーブルはもう3回も取り換えていると言われました。
 えっ?とびっくりしたところ、レシートに素早くネズミの絵を描いて、指をさします。
 あ、ネズミが?と聞くと、そうなんです、普段は出てこないのだけど休みの日に出てきてかじってしまっているようなのです、との答え。
 はて、次回もこのお店に行っても大丈夫だろうか、ちょっと不安を覚えつつ店を後にしました。(まあ、中華料理は熱をしっかり通すのが多い、とはいうものの)

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