「プロジェクトの成功」と「人と組織の成長」を同時に実現する

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 数年前に偶然書店で手に取った『アナログコミュニケーション経営』という本があります。一読して大変感動しました。今の日本企業に失われている、人と人、上司と部下、チーム内の人々が互いに共通の目的に向かって相談しあいながら現在と未来の問題を解決していく仕事の仕方が必要だということが、とても平明な文章と実例で語られていました。

 著者は倉益幸弘という方で株式会社インパクト・コンサルティングの代表を務めておられる現役のコンサルタントです。
 昨春この著者に連絡をとって、実際に企業指導をする現場で研修を受けさせていただきました。
 その時のご縁で、今年の12月に事例発表会にお招きいただきました。おかげで1年ぶりに東京に出張する機会を得ました。一気に事例本も2冊同時上梓です。大変エネルギッシュな取組事例の紹介があり、久しぶりにインパクト・コンサルティング社とそのノウハウを採り入れられた企業の情熱に触れることができ、自分自身改めて何をなすべきかの決意を新たにしたところです。
 正しい価値観やそれに基づく信念の行動、そして職場の仲間と協力していくということがいかに大事か。個人の成果ばかり問うやり方の間違い、メール中心の連絡手段の誤り(メールでコミュニケーションを取っていると思ったら大間違い)、段取りに対する配慮のない職場の落とし穴・・・そういう誤った仕事の仕方から早く脱却することが大事だと思います。

さて折角東京に行きましたので、一泊して有名な代官山の蔦屋書店を訪れました。書店、レンタル店(セルフでの貸し出しもできる)、レコード試聴コーナー、雑誌「太陽」など昭和の雑誌が多数取り揃えてある喫茶(夜はバーになる)など、広い敷地にまさに文化の発信拠点と言えるような一角でした。店員さんに「こういう所で働けるってとっても誇らしいですね」というキザな言葉が思わず口を突いて出てしまいました。
帰路新幹線から左の方角を眺めていたら、富士山の雄姿を拝むことができました。
来年も明るく心豊かな年になりますように。

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富山県よろず支援拠点での相談対応もろもろ

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 週に2回程度は「富山県よろず支援拠点」での相談対応をさせていただいています。
 商工会や金融機関からの紹介でお越しになったという方が多いです。
 金融機関の方が同席されるケースも結構あります。
 知り合いから聞いて来た、と仰る方も増えてきました。
 まだまだ大多数の中小企業者の方々はご存知ないだろうなあと思うものの、多少認知度が上がってきたのだろうと思います。

 単発のご相談も結構ありますが、最近は何かの目標を持って、そこに向かって一歩一歩進んでいく際に、「よろず」への相談&報告を自分自身のメルクマール(中間到達目標)としてお越しになる方が増えてきているように思います。
 次回までの課題を一緒に考えて、それをクリアすることで目標に向かって進んでいるという実感を得ていただいているのかも知れません。
 立派だなあと本心から思います。
 人はややもすると安きに流れる傾向があります。私などその典型で、予定が詰まっていないと朝はなかなか床から離れられません。
 この方々は安きに流れないよう自分を律し、次の相談日を設定することで自分を鼓舞しておられるように思います。
 そして自らに課した課題をしっかりこなしてお越しになるのです。もちろん相手のあることで思い通りにならないこともありますが、しっかりアクションを起こしておられます。
 こういう方々は、恐らく私どもがいなくてもちゃんと道程をこなしていかれるのでしょうけど、歩みのそばにつかず離れずの状態でいることで少しでも励みになるのであれば、これに勝る喜びはないと最近は感じています。

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