樋口陽一さんと小林節さんの『「憲法改正」の真実』

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昨日は憲法記念日ということもあって、新刊の本書を紐解きました。
憲法っていうのは色々な法律の親玉のようなものだと漠然と思っていました。
しかし、確かにその側面はあるものの(あらゆる法律は憲法に反してはならないので)、それ以上に大事なことは、憲法と法律は相当異なった役割を持っているということでした。(憲法は国民の権利を守るために権力が暴走しないように権力を縛る、法律は憲法の範囲内で国民を縛る)
そういう憲法の基本的な役割を本書を読んで初めて理解できたような気がします。
中でも、個人が生まれながらにして基本的な人権を持っているという、私たちの憲法に書かれている人類の普遍的な価値観は、これからも大事にしていきたいものです。
この価値観は、交流分析の哲学で言うところの、①人は誰でもOKである。②人は誰もが考える能力を持っている。③人は誰でも自分の運命を自分で決め、そしてその決定はいつでも変えることができる。という個人の尊厳を大事にする考え方と極めて共通しているようにも感じます。

憲法改正の真実

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