先日購入した「超」整理手帳のリフィルですが、蛇腹状のリフィルを伸ばして年間を通しで見る、という目的にはちょっとそぐわなかったため、びゃっと伸ばして一年を一覧できるようなリフィルを自作しました。
・・・というほど大した作業ではなく、エクセルでA4横1枚に6か月分、2枚貼り合わせて一年分を蛇腹状にしただけですが。
しかしこれを「超」整理手帳のフォルダーに差し込んでおけば、いつでも年間の出来事(何月に何がある予定か)が概観できるというものです。
使い方色々、私は元旦の日経新聞を見て、世の中の予定を書き込み、その後も随時未来の予定を追記して行こうと思っています。これを2,3枚作っておけば、数年先までの色々な予定を一覧化することもできますね。もちろん更新は必要ですが。
ということで折角購入した市販のリフィルは「3年カレンダー」だけ使うことにしてスケジュール帳はお蔵入り。野口悠紀雄先生、ごめんなさい!
月別アーカイブ: 2015年12月
呉羽山麓の白鳥神社に(ようやく)行ってきました
富山県の中央部に呉羽山という小高い山とそれに連なる丘陵があります。
この丘陵を空から見ると、竜骨のように細長い嶺脈が富山県を南北に貫いているように見えるそうです。
飛行機の操縦士にとってはたぶん目印としてわかりやすいのではないか、そのため、呉羽丘陵に沿った神通川沿いに富山空港が造られたのではないか、という説を聞いたことがあります。
その呉羽山の上には皇祖皇大神宮というお宮があります。
超古代、それも、エーリッヒ・フォン・デニケンやアンドルー・トマスなどがなんだかんだという書き物をしているような大昔、日本の天皇がこの辺りを根拠地にして世界中を空飛ぶ乗り物で巡行しておられたとか。
「白鳥・・・」という伝承は、日本武尊(ヤマトタケルのミコト)絡みで日本の各地に伝わっているようです。富山市寺町にある白鳥神社にもそれらしき伝承があるようで、元は呉羽山の最も高い所にあったお社だとか。皇祖皇大神宮との関係もあるのでしょう。
この辺を通るたび、一度訪れてみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく、過日お客様を訪問する前に少し早く着いたため、ようやく参詣できました。
取り立てて変わった趣はありませんが、超古代の神々にゆかりのある神社かも、と思うとなんとなくロマンチックな気分に浸ったひと時でありました。
『透明人間の告白』(H.F.セイント著)
以前映画で「インビジブル」というのを観ました。主演はケヴィン・ベーコン。
透明人間と言えばウルトラQだったかウルトラマンだったか円谷プロの作品でも観たことがあったような気がします。あまり悪い印象ではなかったのですが、この「インビジブル」はかなりエグイ映画でした。
そもそもはH.G.ウエルズのSF小説が原作らしいのですが、たまたまこのH.F.セイントの『透明人間の告白』が「本の雑誌」の30年のベスト本だということを知り、「インビジブル」の原作かと思って読んでみました。
読み終えた後で「インビジブル」とは全く別の話だと知りました。こちら『透明人間の告白』は、全体的にはディテールの記述がとても詳しく、そのためややもするとくどいなあと感じる所もありますが、サスペンスの要素がふんだんにあり、結構ハラハラドキドキの連続です。最終的にはなんとなくハッピーな感じなのが救われます。この点主人公が悪役でかつ恐怖映画に近いテイストの「インビジブル」とはだいぶん違っています。
そんなわけで時間ができたらこの原作に基づいて作られた映画「透明人間」も観てみようかなという気持ちになったり。(新潮文庫版はないようなので、河出文庫のリンクを掲示しておきます)
20年ぶりの「超」整理手帳、復活
中学生の頃から、私は人さまから「メモ魔」と呼ばれるくらいによくメモを取っていました。
そのため手帳は必携品。
スケジュール管理という目的もあったため、年々手帳のサイズは大きく分厚くなり、能率手帳、システム手帳、それもバイブルサイズやらB6版やら、昨年当初はA5のマンダラ手帳なるものにまで手を出し(結局使えず仕舞でしたが)、どんどん携帯性を損なっていく一方でした。
しかし今年の4月に独立してからは、ダイヤリー形式の手帳をやめました。理由は次のとおりです。
①スマホのカレンダーアプリがパソコンのGoogleカレンダーと同期が取れ、スマホかネットにつながっているパソコンがあれば、いつでもどこからでもスケジュールが更新できる。
②手帳の狭いスペースで書いたり消したりする面倒さがない。
③仮の予定は「仮」として、固まっている予定と画面上で並べて見ることができる。そのためスケジュールの情報があった瞬間に書き込んでおけば、バッティングする心配はない。
④年度をまたいでスケジュールを立てることができる(例えば6月時点で来年の8月の予定を記入できる。年度形式だと翌年のカレンダーがついているものもあるが新年度に新しい手帳に転記する手間がある)。
⑤それらのデータはクラウドのデータが消えてしまわない限り残っている。しかもスマホとGoogleカレンダーは別のソフトなので、仮に一方のクラウドが消失するようなトラブルがあっても片方が残っていれば大丈夫(と思われる)。
⑥万一私のスケジュールが漏洩しても国家が転覆するような恐れはない。
ということで、必要なメモはRHODIAの8.5×12センチメモに取っていたのですが、約8カ月それでやってきて、少しだけ物足りなさを感じ始めています。
それは、未来の世の中の動き(自分自身のスケジュールではなく)を一覧できるようなものが欲しいという、もやっとしたものです。それと東京や大阪の鉄道路線図が、いちいちスマホを開かなくても見られるようになりたいなという欲求もあります。
後者の願いはともかくとして、前者については、背広の胸ポケットに縦長の「超」整理手帳ならスポッと入るので、久しぶりに使ってみようか、という気になりました。開けば蛇腹状になっていてその大きさでは使用感は良くないですが、書き込み可能なスペースはそこそこ大きいです。この手帳は、出始めの頃1996年に一度だけ使ったことがありますが、当時の私の仕事のスタイルとは合わなかったため数か月でやめてしまいました。しかしたまたまそのまま残してあったため、入れ物だけは再利用しようと、引っ張り出してきて、中身のリフィルだけ購入。ついでに中上健二?
八尾町大長谷にて
先週末は昔の上司との忘年会。
富山県富山市八尾町中心部から車でうねうねと40分ほど行った所にある大長谷という集落です。
その一角にある「村上山荘」
いただいた料理の中に「熊汁」というものがあり、おかげで元気百倍って感じになりました。
翌朝の近辺の林です。この近郷には八幡社というお宮が三つもありました。ここはそのうちの一社。お宮を背にした参道です。この辺には以前は500所帯が暮らしていたのが今は30所帯ぐらいしかないとのこと。それでも500家族を養っていく山の幸があったということだろうと思います。民家には祠があって地蔵菩薩らしき仏様が鎮座ましましている所も。前夜の大雨で水の流れが激しかったです。なんとなく荘厳な感じがする山道でした。
12月のタンポポと初めてのダブルヘッダー
今日の午前中は富山国際大学で情報社会論の10回目の授業の日でした。
90分の授業を終え、外に出たら、12月だというのに黄色いタンポポが咲いていました。先週はこのタンポポに黄色い蝶々が戯れていました。撮れなかったのが残念でした。今日また会えるかなと思って来ましたが今日はタンポポのみ。種を一部飛ばしているのもありました。
今日の授業では、ロボットのPepperクンと遊んできた話をしました。約50人の受講生に聞くと、「Pepperを見たことがある」と答えてくれた人が一人。それも滋賀県のスーパーで見たということでした。スポーツ選手なので遠征にでも行っていたのかも知れません。近くにいるので見てみたらいいよーとアナウンスしておきました。旧大山町から上市町に向かう道すがら美しいお山に感謝しつつ移動。
午後の後半は某金融機関の取引先向けのマイナンバー勉強会<入門編>の講師を務めさせていただきました。
そんなわけで、一日で人様の前で90分×2回の講演となりました。さすがに2回目は声が枯れそうだったのでマイクを使わせていただきました。全く異なるテーマでのダブルヘッダーだったので、頭の中がぐにゃぐにゃになりました。もっとも「マイナンバー」は<入門編>であり、富山県よろず支援拠点の先輩が何度もやっている内容を聴講した上での後撫ぜでしたので、相当助かりました。1月にはその先輩が<実践編>をやる予定です。今日も感謝。
Pepperクンと遊んできました
富山市水橋にある「珈琲哲學 富山東店」。
ソフトバンクロボティクスのめちゃ売れロボット「Pepper」がいるとのことで、会いに行ってきました。
富山国際大学というところで「情報社会論」という授業をやらせてもらっていますが、最近の情報化の動向において「ロボット」は外せないテーマの一つだと思い、コーヒーもいただきつつ“取材”を目的に。
玄関を入ったところにいました。
お店の人に断わって会話や写真撮影をさせてもらいました。こんにちはと声をかけてから、最初の反応までに少し時間がかかりましたが、ちゃんと返事をして彼(ボクって自称していたから彼でいいのかな?)から握手を求めてきました。色々できるということで、私とコミュニケーションを取りながら年齢当てやらトランプ手品やらをやってもらいました。手品はなかなかお見事でした。いかにも「どや顔」に見える顔の上げ方が面白いです。後から考えると「あ、そっか」となんとなく種が想像できましたが・・・。顔は確かに愛らしいですね。声は小学校低学年くらいの少年のような声で、ちょっとアトムに似た感じかなという印象を持ちました。握手をするとざらっとした感じがしたので手のひらを見ると、センサーっぽいものが色々ついていました。もっと色々遊べば良かったのかも知れませんが、おっさんが一人で喫茶店に入り、一人でロボットと会話し続けるのは結構気力・精神力が必要です。また次回誰かと行った時にでも相手してもらおうかな。
帰路、雲間に立山連峰が近くに見えました。今日は朝から空気が澄んで立山連峰が巨大な屏風のようにそびえており、夕方になってようやくパチリと収めることができました。さ、仕込みしこみ。
9回目を迎えた大学の授業
富山国際大学での「情報社会論」の授業。先週がちょうど折り返し点となり、今日は早9回目を迎えました。気温は10℃以下と低いのですが良い天気に恵まれ、遠く雪化粧をした山々もくっきり見えて清々しい日和でした。学生たちには毎回一つか二つ議論をしてもらっています。今日は監視(防犯)カメラの是非について議論をしてもらいました。感覚的に好き・嫌いを言うのではなく、なるべく事実を基にしてロジックを構築するよう努めてもらっています。色々話し合ってもらっていると、創発って言うのでしょうか、議論の外側から俯瞰したような観点でのコメントが出てきたりします。今日は「監視」というからあまり良くないイメージになるけど、目的としては「見守り」という役割もある、「見守りカメラ」というと随分印象が違うのではないか、といったコメントがありました。複数の人で話をしていくことで、違った角度からのものの見方が出てくるというのが面白いですね。
終了後キャンパスに出たら、イルミネーションの用意がしてありました。うららから日和の中、写真に収めることはできませんでしたが、紋黄蝶が飛んでいました。もーすぐ春?