システム監査技術者の試験に合格

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 ある先輩から、数年前に「システム監査技術者」の資格を取っておいたらいいぞ、と言われた。
 しばらくは頭の片隅にあったぐらいだった。
 私が就職して最も勉強した分野の一つがデータ通信であった。これはその時の業務上、やむにやまれぬことだった。
 しかしそれはデジタル時代における技術を理解する上での基礎的な知識だったおかげで、今でもIT関係の様々な情報が違和感なく理解することができる。
 私が情報通信業界の片隅で営業をしていたのが15年前までだ。
 その後、営業第一線を離れてマネジメントやコミュニケーション系の仕事を経験させていただき、遂には情報通信業界そのものから離れ、かれこれ6年が経過した。
 自分の中のITチックな素養はまだ通用するだろうか、との思いがあり、資格試験にチャレンジしてみようかと思った。
 と言っても、データベースやセキュリティなど、情報技術の最新の実地経験が必要な分野に挑戦するほど愚かではない。
 何年か前に言われた「システム監査技術者」という先輩の一言を思い出し、試験の内容を調べた。
 ギリギリ、情報通信の端っこぐらいの位置からでも取り組めそうな唯一の試験がこれだ、と思い、力試しと運試しのつもりでチャレンジした。 
 一昨年初めて受けた時は、IT知識や要素系の内容を問う「午前Ⅰ」と「午前Ⅱ」までが合格点だったが、午後の試験はてんであきまへん、という結果だった。「午後Ⅰ」と「午後Ⅱ」は本当に歯が立たなかった。
 昨年は色々別の用事があり受験せず、今年「午前Ⅰ」の合格有効期限が最後ということもあって、年明けから通信教育も行って一昨年より相当真面目に準備をして再チャレンジした。
 結果、合格させていただくことができた。
 今の会社で役に立たせることは全くできないが、将来に亘り、これまた世間様にお返しするタイミングがあればと思う。
 まずは、私の受験勉強を心優しく見守ってくれ、応援してくれた家族に心から感謝したい。
 ありがとうございました。

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