正しくは『依頼の絶えないコンサル・士業の 仕事につながる人脈術』という書名である。
東川仁さんという士業で独立をする人たちのためのコンサルをすることを生業とされている方の著作だ。
たまたま「企業診断」という雑誌でセルフブランディングというテーマの特集を読んだ勢いで、会社勤め=組織人といえども自己のブランディングは大切だと思いながら、その勢いで、先日購入したこの本を読んだ。
自分を売る、ということは、およそ客商売をする仕事である以上、欠かせないものである。
もちろん、組織に属している以上は、その組織の価値観を共有し、それをお客様や仕入先に対しても伝えている使命があるし、それに共感していただいた人や組織と一緒に仕事をしていくべきものである。
ではあるが、組織の一員としながらも、お客様は単にコーポレイトブランドだけを買うわけではない。
店頭売りの商品ならいざ知らず、金融サービスや耐久消費財、生産財などは、対面販売であり、セールス担当者から買うことが多い。つまり、「人」が購買を決定する要素の一つであるこおてゃ間違いない。
といったような文脈を踏まえ、この本は、とても具体的で実践的で刺激に満ちた内容満載であった。
例をいくつか。
・オリジナルのポストカードを作る。
・事務所便り=自分ニュースを作る。
・きどにたてかけし衣食住(これは世間話の常套手段)
・自分のほめられた経験=それが自分の強みであり、それらをしっかり意識することが大切
・ナナメ人脈の活用、ナナメ人脈とは、業種も年齢も違う層の人々である
・人脈つくりとは、畢竟、周りの人を大切にすることである
などなど、ためになることが大変多い本であった。
東川仁さんの『仕事につながる人脈術』
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