地名で言うと魚津市東蔵、という辺りなのだろうか、沌滝という所へ行ってきた(つもり)。
県道からそれて、車一台しか通れない細い山道を5分ぐらい走ったら、深い緑一面の山の一角に、突如滝が見えた。
しかしそれは滝ではなく、人口の構築物落差を作るためのコンクリートの崖を川が流れているだけであった。
もちろん、滝のように流れているので、滝であると言えなくはないが、それ自体が「沌滝」ではなかった。
そのコンクリート滝を横目に見ながら、山の遊歩道を登っていく。
苔むす、結構岩がゴツゴツした斜面であり、ズックを履いてきて良かったと思う。
斜面を川が流れているすぐそばを登っていくため、段々の小さな滝がいくつもあり、水が勢いよく流れ下る様は、本当に気持ちがいい。
10分ぐらい登っていくと「滝見台」と書かれた看板が立っていた。
右方向を示す矢印のようにも見える。
「滝見台」という看板の先、少し歩いたら「猿岩」のような巨大な岩があり、その先に小刻みに落差のある川(小さな滝)があった。
その先は、それ以上遊歩道らしきものがなく、心に「?」マークが浮かびつつ、やむを得ず引き返した。
しかし、後で片貝川のキャンプ場に寄って、そこにいた管理人さんに聞いたら、実はその川を渡って十数メートル上ると、本当の沌滝があるらしい。
沌滝は3段、30メートルの落差がある。
本当の沌滝に行き着けなかったことは残念ではあるが、この空間自体が心身のリズムを取り戻させてくれる、心地よい場所だった。
ヒーリングスポットと言ってもいいし、パワースポットと呼んでもいいと思う。
ここが魚津市の気脈の源流かも知れない。
どうせなら、もっとPRをしつつ、人が行きやすいように環境整備もしてはどうだろうか。
魚津のヒーリングスポット「沌滝」
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