やっぱり奇妙奇天烈な万城目ワールド『プリンセス・トヨトミ』

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 就寝前の十数分間の読書タイムだった。
 ここのところほぼ毎晩読んできた。
 映画化ということもあってベストセラーの上位にずっと名を連ねている。
 万城目学氏の『プリンセス・トヨトミ』だ。

 私が過去読んだ2冊は奈良と京都を舞台にしたものであり、伝記風な色彩を帯びた青春小説であったが、今回の作品は、歴史を背景に持ちながらも、大阪の下町を描いた青春小説であり、青春小説という点以外は随分異なった趣があった。
 それにしても万城目氏は博学だ。
 やや司馬遼太郎さんのエッセイ小説を彷彿させるような、説明調が多かったような感じもするが、それはそれでテンポは良かったと思う。
 オチ、があるようでないような、最後はやはり日常に戻るという点も安心感がある。
 明日も明後日も、この登場人物たちは、同じような日々を繰り返し、いつか結婚したり子孫を残したりしていくんだろうけど、自分の大切にすべきものを大切にしながら懸命に生きていくんだろうと思う。
 発想が実に豊かで、とんでもない舞台装置が用意されている面白さが、やはり、ある。
 楽しい小説だった。

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05/21のツイートまとめ

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kazuto_nakajin

ドコモのスマホがこの夏本格的にiPhone迎撃を開始する。というわけで、2年前に買ったiPhoneの回線契約を解除。端末料金分割払いももう終わるし、ドコモ携帯を今も使っているので支障はない。当分はiPod的に使うが、6月以降はドコモのスマホに一本化する。孫さん、ありがとう。
05-21 16:41

今日は朝から脱衣所の扇風機の掃除、身の回りの品々の買い物などをし、今夜のメインイベント<飛鳥鍋>の具材を買出し。私が家で料理するなど10年ぶりぐらいではないか。10年前って言っても<やきうどん>だけど。季節的には少しずれるが、食べたいのだからしょうがない。やると言ったらやるのだ。
05-21 16:36

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