「命拾い」って、私のこと?父のこと?どっち?と聞かれるかも知れない。
両方である。
父は、昨日点滴が取れた。
奇跡的な回復である。
5週間に亘って38度以上の熱が続いていた。
しかも合併症をいくつも併発していた。
点滴が取れ、栄養分は鼻から胃まで流す細い管で送っている。
その量も日増しに増え、今日は1500ccの流動食を送るまでになった。
残念ながら意識はまだほとんどない。
目も開けたりはするが、ほとんど見えていない。
血圧が低いため、朦朧としているようだ。
目が見えないのは脳の問題かも知れない。
しかし今日は「ありがとう」とかなりはっきりした声を出した。
どこまで回復してくれるかはまったくわからないが、希望を持ち続けることができそうだ。
一方、私。
検便2回のうち、潜血が1回だったら大腸がんの可能性60%、2回だったら80%。
と言われた。
私は1回潜血があった。
「痔でしょう」と言ったが、痔なら尻に痛みがもっとあるはずだと言われた。
となると、少なくとも前歴があるポリープぐらいはいくつか出来ているかも知れない。
前回の切除から12年も経っているし・・・。
で、今日会社をやっとのことで休んで、予約していた大腸内視鏡検査を受けた。
肛門のところを管が通るのはそれほど痛くはなかった。上手な医師らしい。
が、大腸の中でごちゃごちゃと管が動き回るのが痛くてしょうがない。
医師が「ちゃんとできない」というくらいに痛がった。
結果、何もなかった。
<何も>である。
12年前に大腸ポリープを切除した。
同じように内視鏡を入れての施術である。
その時は過形性が4個、線腫性が1個の合計5個を切除された。
線腫性というのはがんに変異する可能性のあるやつである。
そのため、その後何年かおきに、人間ドックなどの際、入り口付近の内視鏡は受けていた。
そんなこともあったので、最低ポリープぐらいはあるだろうと思っていた。
以外にも何もなかった。
ではどうして血が混じったのか?
看護師曰く、肛門付近に弱い痔があるので、それが時々大きくなったりするのでしょう、とのこと。
(痔じゃないって言っていたのに!)
ま、いずれにしろ何事もなくて良かった。
昨年末からずっとここのところ、精神的にもタフなことが色々あったので、これで少し気持ちを切り替えて超大忙しの仕事や色々な事柄にも集中して取り組むことができそうだ。
まずはビールだ。
(親父よ、一人で飲んですまんけど)
命拾い
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