あるアナウンサーの方とお話をした。
こちらからのお願いがあってお目にかかった。
色々話をしている中で、こういうことを言われた。
「仕事でどこかの会社の社長とお話をするときに、その会社のことを事前に勉強し、その会社のことを話題にします。仕事の中身とは関係なく、たとえば放送(又はアナウンスの中)では一言も触れることがなくても、社長とのコミュニケーションを円滑にするとか、お互い親近感を持つとか、そういう効果があるので」というようなことをさらっとおっしゃった。
よく趣味の話や雑談だけやって、商談に入る営業マンがいる。
このお客さんとは話が合うんだ、と言っているが、さにあらず。
その会社のことをどこまで勉強し、どこまでその会社の役に立つ提案か、ということがないと、単なる御用聞き営業になってしまう。
消耗品の注文を取りに行くだけなら、雑談でいい。
だけど、そこの担当者や経営陣と深い信頼関係を構築しようとするならば、そして信頼関係に立脚した営業をしようとするならば、その会社のことを真剣に考え、真剣に語らなければならない。
そういうことを理解し実践している営業担当者って、一体どのくらいいるのだろうか。
営業の基本だが、案外できていない。
接客、人を喜ばせる、円滑なコミュニケーション。
鳩山総理が新しい駐日大使が着任したときに、その母校のアメフトか何かのヘルメットを見せていきなりなごませたということがあった。
機先を制するという意味もあろうし、いきなり打ち解けるという効果を狙ったということもあろう。
とにかく、人間関係を円滑にして、という入り方は、やはりコミュニケーションの基本だと思う。
そういうことを学ばせていただいた。
ありがとうございます。
コミュニケーションのプロの話
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