日経朝のタマゴより「ジャネの法則」について

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 PodCastの日経系の番組の一つに「日経朝のタマゴ」というのがある。
 林さやかさんという人がパーソナリティを務めておられる。
 時間にして3分少々なので、ちょっとのスキマ時間に聞くことができ、中身も日経新聞のキーワードについての豆知識みたいな感じなので、聞きやすい。
 先日のこの番組で「ジャネの法則」というのをやっていた。
 フランスの心理学者ピエール・ジャネという人が見つけた法則らしい。
 これは「心理的に感じる時間の長さは、年齢の逆数に比例する」というものだ。
 つまり、10歳の子どもにとっては1年を1年として感じられるが、同じ1年が、30歳の人にとっては年齢の逆数だから10対30で、1/3、つまり、12ヶ月の3分の1になるから、4ヶ月程度の長さに感じられ、60歳になったら6分の1だから、2ヶ月程度の長さになってしまう、ということだ。
 光陰矢の如し、寸陰惜しむべしという。
 これはけだし、老人が作った言葉だろう、と今さらながらに感じる。
 確かに、30年生きた人にとっては1年は30分の1、10歳の子どもにとっては10分の1だから、それまで生きてきた長さと対比すれば、当然30分の1と10分の1の比較で3分の1になるのは当たり前と言えば当たり前だ。
 年を取れば取るほど新しい経験よりも過去に色んな経験をしてきたことと類似のことが日常の中で多く発生するので、時間に新鮮さがないのだろう。
 とすると、一日16時間生活していても、そのうちのほとんどは何も得られない時間となってしまい、大きなエクセルシートがデータが少ない状態で圧縮されると数十キロバイトになってしまうように、瞬時に時間が過ぎてしまったように感じられるのだと思う。
 林さやかアナウンサーは「ワクワクすることが大事」と言っていた。
 変な例えだが、パワーポイントは圧縮してもそれほど小さくならない。
 パワポのような生き方が必要ではないか。(なんのこっちゃ?)
 感動を日々得られるような人生。
 自分から新しいことを求め続けること。
 これが「ジャネの法則」に反する「ワクワクする」生き方だ。 
 そのためには何事にも好奇心を持ち続けることだ。
 それが年を取らない秘訣でもある。
 好奇心を持って新しいことに取り組んでいこう。(これはまさしく私向きだ)
 ところで、同番組で他に言っていた最近のキーワード。
 備忘としてここに書いておく。
・インビジブルファミリー
・集食活動
・幻想的振動症候群(私も時々ある)
 というわけで、イチロー選手、大リーグ2000本安打達成おめでとう!
 この人にはずっと勇気を与え続けていただいている。
 おめでとう、そしてありがとう。
 これからも頑張って下さい。

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