8月4日の極めつけは、奈良ホテルである。
午後6時20分。
JR奈良駅に到着。
さあバスで今夜の宿へ行こう、と思った途端、突然の豪雨。
京都に続き、奈良でも雨。
それも大雨だ。
とてもバスで移動できる状況ではない。
仕方なくタクシーで宿へ。
去年も行きたいと思っていた奈良ホテル。
予約を入れようとしても週末はずっと満杯。
今年は7月下旬に予約を取ろうとしたら難なく予約できた。
不況の影響か、そもそも季節が違うから予約できたのかはわからないが、いずれにしろ、奈良ホテル、である。
一人一泊10万円という部屋もあるらしい。(もちろん我々はそんな高額な部屋には手が出ないが)
夜なので何の写真かわからないかも知れないが、奈良ホテルなのである。
ということで、ドアは重厚。
ホテルマンは丁寧。
机は巨大なオークか何か。
パソコンのディスプレイの背面には茶色のどっしりとした感じのシールが施してあって、けばけばしさがない。フロントの雰囲気を壊さないような配慮が行き届いている。
食事はゆったりとした懐石。
食後、軽くアルコールをと妻を誘ってバーへ。
なんたって奈良ホテルのバーですよ。
ピアノトリオのジャズが流れ、心地よい時間が流れる。
風呂は、小ぶりではあるが檜風呂。
香りがいい。
(但し、後日、自宅の近くの温泉に入ったところ、檜風呂は所詮温泉ではないことをカバーするためのごまかしなのかも知れないなあと感じ、田舎の良さを改めて感じ入った次第。だが、この時はそんなことは露ほども思わず、檜風呂を堪能したわけである。)
正直言って風呂から上がろうと思わなかった。
翌朝は、折角だから「茶粥定食」をいただいた。
庭には鹿がいて、のんびり過ごしていた。
たまにはこんな贅沢もいいだろう。
しかし8月5日は、一転修行の一日となる。
京都奈良大右回りその6(奈良ホテル)
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