久しぶりに散髪をしてきた。
もみあげの長さを聞かれ、「スパッとやって」と言ったら「テクノですか?」と聞かれた。
思わず散髪屋さんの顔を見た。
いまどき、そんな、古い単語を・・・と思ったし、そういう言い回しを理髪業界でまだ使っているということを知り、新鮮な驚きがあった。
テクノカット。
YMOが全盛期の頃に流行った髪形である。
当時はちょっと行き過ぎ、機械的、という感じがしたが、なじんでいくとおかしくない。
ということで、私も80年代後半、YMOが散開した後のしばらくの時代はテクノカットを当たり前にしていた。
しかし、だんだんテクノカットと言ってもわからない理髪店が増え、最近はもうあきらめていたのだが、思わず「テクノ?」なんて言われて、まだ完全には死語にはなっていないことを知り、ちょっと驚いた。
件の店員さんは、私と同年代であろうか。
大阪から進出して来ている安売り理髪店の女性店員である。
この日は他にもいくつか面白いエピソードがあったが、省略する。
ともかく、「テクノカット」をしてもらった。
テクノカット!
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