妻から、黒部に来ているトキの「トキメキさん」を仕事の途中に見かける、という話を聞いていた。
だからというわけではないが、今日は妻の仕事場へ送り迎えをし、帰路、トキのいそうな場所を教えてもらいながら帰ってきた。
今日もいるよ、と聞いたので、ワクワクしながらその場所へ。
なんの変哲もない休耕田のあぜ道のところに「トキメキさん」はいた。
真ん中のやや右、黒っぽいのが「彼女」である。
エサでもついばんでいるのか、ほとんど下を向いており、たまに顔を上げては少し歩き回る、という感じだ。
ある意味、哲学者の散歩のようでもある。
アマチュアカメラマンが10人以上。
巨大望遠レンズを構えて、トキの飛び立つ姿を待っているのか、じっとカメラを向け、時々彼女の動きに合わせ、カシャ、カシャと乾いた音がしていた。
そのほかにもギャラリーが全部で50人ぐらいいたか。
超人気者の「トキメキさん」であった。
日別アーカイブ: 2009年6月27日
ちょっと心の休養を
まったく新しい、未経験の仕事について早一年。
7月からは少し待遇が変わる。
しかし、当初言われていたのとはちょっと趣が違う。
それと、管理職になるということもあり、なんだかぼんやりとした不安で、この1週間、心がざわついていた。
気持ちが落ち着かないと、流されてしまう。
そんなことを思い、少し「来し方、行く末」について考えを整理しなくてはと考えた。
自分の部屋でやるよりも環境を変えてやった方がいいな、と思い、ノートと筆記具を持って近くの海に出かけた。
少しは涼しいかな?
そして、テーブルのある場所で涼みながら考えたいな
と思っていたが、テーブルのあるところは、何人かの工員風の人たちが打ち合わせらしきことをしていたので使えず、テトラポットのところは、ちと暑い。(テトラポットがだいぶんひび割れしているのが少し気になった・・・やはり社会資本のメンテナンスが必要な時期に来ているのかも、なんてことを考えつつも、思考は「考える場所」探しに戻り、)
さすがに最高気温が34℃と言われている日だけあって、海岸にそのままいるというのは、直射日光に当たりにいるようなもので、さてどうしようかと思っていたら、うまい具合に木陰があった。
テーブルはなかったものの、その木陰に入ると、意外に涼しい。
こりゃいいや、と思って、そのまま地面に座り、海をぼんやり眺めながら、ハイファイセットの「海を見ていた午後」のメロディーなんかを思い出しつつ、今、午前だろ!と一人突っ込みを入れながら、頭に浮かぶ様々な事柄をノートにメモしていった。
ランダムではあるが、少しずつ色んな事柄がつながっていき、一つのイメージめいたものが出来上がった。
自分が進みたい道、今やっていること、自分の持ち味、自分に足りないこと、今日すぐにすべきこと、などなど、少しは整理ができたような気がする。
うん、たまに海に出かけるのもいいもんだ。