日曜からアルコール断ちをしている。
水曜の人間ドックでγ-GTPの値を少しでも正常に出すためだ。
しかし案に相違して「111」という大きな値だった。
ネットでちょっと調べたら「100を超えたら医者に行きなさい」と書いてあった。
本格的にアルコール絶ちをしなければならないかも知れないとも書いてあった。
だが、アルコールが原因とは限らないとも書いてあった。
要はよくわからないのだ。
とはいえ、今週の土曜日に近くの内科に行って血を採ってもらうことにした。
そのため、もう少しγ-GTPが減るように努めねばとは思う。
そこで、昨日も今日もアルコールは摂取していない。
その代わり、水を飲んだ。
今日はフランスのContrexとイタリアのFilette。
前者は硬度がなんと1468mg/L。
カルシウムとマグネシウムが豊富に入っていると書いてある。
確かに硬い感じがする。(気のせいだろうけど)
後者は硬度が209mg/L。
古代ローマ皇帝が、この水を首都で飲むために90kmの水道を引かせたというくらいに昔から愛飲されてきたものらしい。
これも硬水だ。
というわけで、もう1種類、富山県の入善の水を飲んだ。「秘境黒部天然水」というものだ。
先日のと同じボトリングだが、違う種類の水で、硬度が57mg/L。
こちらは飲みやすい。
これまでの中では一番飲みやすい気がする。
もう3種類買い置きしてあるので、また明日以降飲んでみる。
月別アーカイブ: 2009年1月
オバマ大統領と人間ドックと富山県に大激震
今日は会社を一日休んで、日帰り人間ドックに行ってきた。
一方でオバマ氏がアメリカの第44代大統領に就任した。
思えば衆議院選挙で自民党が敗れて細川政権が誕生した日も私は会社を休んでいた。
別にどうということもないが、世の中の変わり目、節目に、忙しい職場を離れて比較的冷めた目線で世の中の動きを見られる状況に、一瞬でもあれるというのはありがたいことだ。
ドックの結果はまだ全部がわかったわけではないが、一番気になるのがγ-GTP。いつも大変高い値で、毎回アルコール性ナントカだとか、肝機能障害だとか言われるが、精密検査をするとなんということもない、という状態であった。
毎晩遅くても缶ビール350cc一本は飲んでいるが、量は多くない。元々肝臓の消化力が弱いのかも知れないが。大阪単身生活のときは意識的に居酒屋で晩御飯を食べつつもアルコールは誰かと一緒になったときに限っていた。富山に帰ってきてからの2年間は、仕事が大変で、ストレス発散の意味もあったのか毎晩350ccを一本ずつ飲んでいた。結果、ほとんど休肝日を作れなかった。去年の7月以降は週一回ぐらい空けるように努めてきたが、あまり変わり映えはしないと思う。
ということで、今回は少し気合を入れて、三日間アルコール絶ちをして臨んだ。
しかし、結果は「111」という値で、基準値をオーバーしている。
う~ん、なかなか下がらないなあ。
面接に当った医師曰く「いつもどういう病名を言われますか?」
えっ?病名?病気だなんて言われたことはない。肝機能ナントカの可能性というような言い回しで言われたことはあるが、先生、よくある名前を2、3言ってもらえませんか?
「たとえば、肝臓がんだとか」
この医師、とてもイヤな奴である。
彼は「肝臓がん」という言葉を発するなり、押し黙って私の目をじっと覗き込んだのである。
まるで人が狼狽するのを楽しもうかとするように。
その後も「あなたと同じようなデータの人が以前いました。γ-GTPの値だけが高く、それから精密検査をしたところ肝臓がんで、それも末期で、それから1ヶ月ぐらいで亡くなりました。」
「いずれにしろ肝臓専門の医者に診てもらって“病名”を明らかにしてもらった方がいいでしょう。保険に入れないかも知れませんしね」
「今日私の手元のデータだけではなんとも言えません。ありとあらゆる病気の可能性があります」
人を恐怖に陥れようとしているのか、悪い話しかしない。
しかもこちらの質問にはまるでとりあおうとしない。
人格的に問題があるのではないか。人としての暖かみが全然感じられない。爬虫類よりも冷たい感じがした。
こういう医師には初めて会った。
K市民病院のT医師・・・さすがに名前は書かないが。
おかげで、他にも気になる大腸ポリープのその後のことや便が二日連続ではなく、昨日の朝と昨日の夜の二回分だけで良いでしょうか?といったようなちょっと気になる話は全然できず仕舞だった。
幸い、長年γ-GTPの高い値とは付き合ってきており、精密検査も何度も受け、その都度なんにもないという結果だったので、こちらとしてはこのいけすかない医師が具体的な根拠なく脅かそうとも、狼狽はしないだけの冷静さをもっていたのが救いだ。
(と言いつつも、もう数日断酒して週末に医者にいってこようかな)
血圧は上が130の下が89。下がまだちょっと高いが、1年ほど前から比べると幾分低く安定してきたのではないかと思う。
一方富山では、KNBという地元民放の名アナウンサー(県民の間ではヒーローとまではいかないが相当の有名人で、人望もある(ように思う))の相本芳彦という人が、小沢民主党代表から直々に出馬要請を受けた。
そのアナウンサーが受け持っているラジオ番組がウイークディの午後0時半から4時頃まで毎日やっている。営業などで外回りをしている人は相当お世話になっているのではないか。
今日、人間ドックを終え、食事に行こうと車を乗っていたら偶然0時半を迎えた。
「KNBからのお知らせです」という女性の声で「相本パーソナリティの出馬要請の結果が固まるまで、生放送に出演させることを自粛します」という社の方針と、番組名も「コンビニラジオ相本商店」ではなく「相本」という部分をカットした番組名で行きます、という説明をしていた。
番組が始まると、二人の女性アナウンサー(一人はピンチヒッターかな?)が「コンビニラジオ マルマル商店!」って言っており、おおっすげえ、早速「相本」の名を消してスタートなんだ、きっちりしてるなあと思った。
う~ん、確かに、公共の電波を使って、もしかすると選挙に出るかも知れない人が生出演すれば、それがイコール特定個人の政見を後押しするようなことに受け止められかねないし、番組名に候補者(になるかも知れない人)の名前が入っていれば、「候補者名の連呼」を支援するのと同じことになり、これまた特定個人の選挙への肩入れ、と映る危険性があり、やむない措置であろうかと思う。
聴取者や相本アナウンサーのファンの心情を考えると、お便りやFAXやメールなどで「頑張ってえ」と言いたいしそのメッセージを紹介して欲しいところだろうが、それをやっちゃあおしまいだろうな。
さすが賢明な判断だと思う。
しかし、平日の昼間3時間半ものラジオの生中継の時間帯をごっそり空けてしまうようなパワーなのである。
富山県中大きな激震が走ったと言って差し支えないのではなかろうか。
選挙区としては、3区という、一部地域だけのことだが、ラジオの影響を考えると県下全体に影響が及ぶし、KNBとしても看板アナというレベルを超えた存在だけに、影響は大きいと思う。
オバマ新大統領関連:ネットニュースの内容に驚いた
間もなくアメリカでオバマ氏が新大統領に就任する。
就任演説に期待と注目が集まっている。
といったようなことをパソコンのキーボードに打ち込んでいる人が世の中に大勢いることだろう。
しかし演説に期待が集まるというのも不思議なもので、日本では「演説に期待」するというようなことはあまり聞かない。
してみると、アメリカの場合、大統領の演説というのは、そのまま政策につながり、実行可能性が極めて高いので、自分たちの生活や福祉や物価がどうなるのか、ということに直結するため、演説内容に皆注目するということなのだろうか。
日本では、首相の演説内容には「関心」は寄せられるものの、「演説に期待」という表現はあまり使われないような気がする。議院内閣制のため、首相が「こうだ」と言っても大統領制と比べると実現可能性が低いからか、それとも今の日本の政治では期待薄だからか。
ところで、今日ネットで見たニュースの中に驚いたものがあった。
オバマ氏が大統領に就任した翌日に、イラク駐留軍の16ヶ月以内の撤退を指示する「予定」だ、という記事だ。
就任の翌日に指示する内容が、就任前から流されているということに驚いた。
さらに、それに向けて国防総省が既に準備を「進めている」というのだ。
まあスムーズに移行できるよう、色々事前に連絡しているということなのだろうけど、「就任の翌日に指示する」ということが、就任前に報道され、しかもそれに向けた準備が既に進められている、というのがなんともオープンな、アメリカらしいといえばアメリカらしい気がする。
日本の官僚制では、事前に色々準備をしていても、そこまでオープンには語られないだろうなあ。
ということで、あと1時間半ほどで就任式なのだろうが、こちらは深夜なので、これにて就寝する。
飲み水の研究その1
会社の取引先に「飲料水」を製造・販売している会社がある。
製造というと語弊があるが、要は地下から汲み上げて、多少の処理をしている、というのが製造プロセスであり、工業的に合成したりなんとかということではない。
その会社が手がけている水は、大変健康に良く、味もいいと社長が言っていたので、試しに飲んでみようと思い、いくつかの水を買ってきて、少しずつ飲んでいる。
差し当たり昨日から今日にかけて、
①イタリアの水
②富山県入善町の汲み上げ&海洋深層水の合成版
③カナダの水
の3種類を飲んでみた。
イタリアの水と入善の水の違いははっきり言ってよくわからなかった。
しかし、カナダの水は、一口飲んで工業的な味がした。
入善の水はつるっと入っていく大変柔らかい味覚だった。
と、色々やっているうちに、硬水とか軟水とか書いてあるものの違いが知りたくなった。
水の硬度は、カルシウムとマグネシウムの含有率で表されるらしい。
多いほど硬く、少ないほど軟らかいという位置づけになるそうだ。
区分 硬度
0~60 軟水
60~120 中程度の硬水
120~180 硬水
180以上 非常な硬水 単位:(ミリグラム/リットル)
ちなみに、②の入善の水は硬度「140」ということらしいので、硬水の部類に入るのだろう。
ちょっと意外だった。
つるっと入っていく感じからして、軟水だろうと思い込んでいたので。
さて私の大好きな、上市・穴の谷の霊水は、というと、硬度が「5.1」という極めて軟らかい軟水である。ほとんど鉱物系の成分が含まれていない。そんな中にあって、不思議と「ゲルマニウム」という特殊な成分が含まれており、これはフランスのルルドと、日本の青森の山吹のご神水とかいうところにしか、後はないらしい。体の有害な水素を運び出してくれるものらしい。
というような薀蓄を学びつつ、あまりおいしくはなかった③カナダの水の硬度を見てみると、なんと「1.18」と書いてあった。えっ?超軟水?・・・味と硬軟はあまり関係ないらしい。(ラベルには確かに「超軟水のためすっきり爽やかな飲み口・・・」と書いてあった)
あと7本、買い込んであるので、ちょっとずつ、飲み進めて行こう。
子供は受験、親は飲んだくれ?
今日は長男の大学入試センター試験の日。
朝送り出してから、私は妻と買い物へ。
富山のグランドプラザに行き、以前から一度行ってみたかった「ラーメン祭り」へ。(名称は違うかも知れない)
今までは確か富山城址公園でやっていたように思うが、今年は屋根のある場所に変えたのか、昨年からそうなのかはよくわからない。
私は沖縄のソーキそばが食べたくて、本当はイタリアンに行きたがっていた妻を口説いて出かけた。
九州の黒豚ラーメンや博多のとんこつラーメンの屋台は大変な行列だったが、沖縄そばのところはほとんど列がついておらず、すぐにありつけた。
皆、沖縄そばの魅力がわからないと見える。うっしっし。
さてその後、折角だからということで、地下食品街でお酒を買った。
ぶどう酒である。
加藤和彦さんがやっていたサディスティックミカバンドの古い歌に「どんたく」という素晴らしいロックがあり、その中で「ぶどう酒を飲もうよ、・・・今日はどんたくの日(だから)、温めて(飲もう)。」という歌詞がある。
ずっとその歌詞が頭にこびりついていた。友人のKが学生時代にその意味を「ここでいうぶどう酒というのは赤ワインのことなのだ」と教えてくれ、しかし、では日常的に赤ぶどう酒を温めて飲むようなシーンがあるかというと、なかなかそんな場面はなく、というような次第で、ずっと、ぶどう酒を温めて飲むということをしないでこの47年間生きてきた。しかし頭の隅にはびたっとこびりついていた。
で、今日、大和のデパ地下。
<温めて飲む用のワイン>というPOPのついた「ブルーベリーワイン」があった。
一瞬迷ったが、今日がチャンスだ!と思い、妻に頼んで買ってもらった。カマンベールチーズも一緒にだ。
そして長男を迎えて帰ってきてから、しっかり2杯いただいた。
実にうまかった。
長男は23時頃には早くもダウンで寝てしまった。(本人曰くは「仮眠」らしいが、朝までの「仮眠」だろう)
さもありなん。慣れぬ本番の試験だし、明日もあるのだ。頑張れ。すまんが親父は酔うて寝る。
セレンディピティについてちゃんと書く
幸福の女神に後ろ髪はない、という。
セレンディピティという言葉を最近目にするが、それも似たようなことかも知れない。
勝間和代さんの本にセレンディピティ(Serendipity)という耳慣れない言葉が書いてあった。
(『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』ディスカバー・トゥエンティワン刊)
偶然力とか偶発力とかいう意味らしい。
もう少し詳しく言うと、偶然の中でチャンスを発見する能力、らしい。
あてにしていないものを偶然うまく発見する能力、というような受身的な捉え方もあるようだ。
このセレンディピティについては、ここ1年ほど、そういう偶然にいくつも出会い、うまい具合にキャッチできているのではないかなと思う。
具体例を一つ。
ある会合にプロの司会者をお願いすることになった。
任意の集まりであり、しっかりとした予算があるわけでもない。
そこで、ツテを頼って、プロのアナウンサーの方を紹介してもらった。
ご本人のプロフィールを送ってもらった。写真入りだ。
しかしながらご本人とはすぐに会うわけにもいかない。
会合本番まではまだ4ヶ月もあるからだ。
まあのんびりやっていこうと思っていた矢先。
紹介を受けてから1~2週間経っていただろうか、たまたま出席した大学のOB会(卒業してから初めての出席なので、20数年ぶり)で、司会進行をしていた女性がいた。
私の席は巨大な広間の最後部のため、司会者がどこで何を喋っていても、外国のような感覚だったのだが、ふと遠目に見える顔になんとなくピピッとくるものがあった。
名前が思い出せない。
会場の係の人に、今日の司会者はどなたでしたっけ?と聞いてしまった。
係の人曰く「なんのたろべえ」さんです。
あ、そっか、友人に紹介してもらったアナウンサーの人だ!
それで終われば「ただの偶然」。
そこからがセレンディピティの真骨頂の発揮である。
合間を見て、司会席のその方のところまで行って、自己紹介をした。
友人から聞いておられるかも知れないが、今度あなたに司会をお願いしたいと思っている××と申します。
あ、聞いてます。
いやあ、お仕事中にすみません、云々。
というわけで、直接名刺交換をさせていただいた。
その場は先方は仕事中、こちらは酒飲み中であり、我々の司会の打合せをするような段では当然ないわけで、またの打合せを約してすぐに下がった。
しかしその偶然の出会いがあったおかげで、その次の打合せの段取りも、打合せ自体も大変スムーズに行った。
こういうような偶然がこの1年、いくつかあった。
偶然を偶然として何にもアクションを起こさなければそれだけのこと。
いや、アクションを起こしたことでトラブルが発生することもあるだろう。
しかし、誠実にその偶然に相対し、いくつかのことを心がけておれば、自らのアクションに対し、天も味方してくれるのではないか。と、そんな気がする。
先ほどの勝間さんの本からの引用。
「予期せぬ出来事はどうしても起こる。起きたことを常に最大限活用しよう。
偶然力を生かすために何をすればいいか。
一つは好奇心を発揮すること。
つねに機会を見つけて、新しいどんなことがここで学べるのか、できるのかと、ワクワクしながら周りを、機会を模索すること。
二つめが持続性。(あまり深刻に考えず)適当でもいいや、続くものが一つでも残ればいいやと呑気にかまえつつ、でもめげずに続けること。
三つめが楽観性。できる可能性があるのであれば、実現可能なこととして、実現するにはどうしたらいいかを考え抜くこと。
四つめは柔軟性。言ったことが変わっても良い。新しい材料が手に入ったら、概念、態度、行動が変わってしかるべき。
五つめはリスクテイキング。リスクをとって果敢にチャレンジすること。迷ったときはリスクをとる方向で考える、そのように動くとものごとがうまく進む。」
星野仙一も言っている。「迷ったときは前へ進め」と。
ただし、偶然のチャンスというのは、それに気づくかどうかという本人の神経の問題がある。
日頃、どれだけ準備をし、期待をし、周囲に目配りをしているか。キョロキョロ落ち着きなくあたりを気にしている、ということではなく、どっしり構えつつも、神経を集中して注意を怠らないというような態度である。
再び引用。
「偶然のチャンスというのは十分準備をした中で初めて出てきて、そこで偶然に「ああ、こういうことなのか」と、答が向こうからやってくる」
ということで、偶然のチャンスを生かすための三つの基本テクニックと四つの実践方法。
「三つの基本テクニック。①偶然のチャンスを生かす、②与えられた情報の中からつながりを見つける、③無理に格好をつけない。
四つの実践方法。①良いチャンク(知識やアイディアなど)を集める、②つねに観察し続ける、③なるべく魅力的な人々に会う、④つねに周りをポジティブな視点で見る。」
書き出したらきりがないが、ユングが述べていることもそういうことかも知れない。
世界中の無意識が、実は深層心理の底でつながっている、というようなことである。
強く願っていたら、助けが向こうからやってくる、というような話もある。
オカルティックな話は好まないが、いずれにしろ、偶然ということはあるものであり、先日講演を聞いた成岡秀夫氏も「たまたま」の出会いをちゃんと生かすことが事業の成功にもつながるというような話をされていた。私の周りの事業家も「たまたま」「偶然」のチャンスをものにして成功を収めている人が何人もいらっしゃる。
偶然を大切に。そのために日頃から夢を持ち、夢に向かって努めることだ。
天は自ら助くるものを助く。
セレンディピティ。
セレンディピティに関する参考図書をもう一つ。
水野俊哉著『成功本51冊 もっと勝ち抜け案内』(光文社)(この本を読もうという人は、オカルトと現実の区分をちゃんとできる人であることが条件です。誰にでもお薦めできる安易な成功本ではありません。取り扱い要注意です。)
昔の仲間との飲み会
わけあって、前の職場の後任の人と会うことになった。
ところが、ちょっとしたトラブルのために当の本人は来られず、その人の上司(私の元上司でもある)と、代わりに会うことになった。
今日はその人々の職場の新年会で、私が会う予定の時間はもう終わり頃だったので、解散して元上司と、あと一人二人がいるかな、と思いつつ行ったところが、ほとんどの人が残っていて、まあ宴たけなわ状態ではあったが、元の職場の飲み会に乱入するような形になった。
ありがたいことに、皆さん暖かく迎えて下さった。
あやうく締めの挨拶までするところだった。(さすがに、外部の者だから、と丁重にお断りしたが)
皆、明るく、思いやりのある人々で、ギスギスしたところはない。(と感じた)
確かに、通信事業というのは、通常の民間企業と異なり、景気の影響を受けにくい。従って、世間の常識とは少しずれる必然性を持っている。
それは業種の特性なので、やむをえないと思う。越えられない壁だし無理して越えるのもおかしい。無理して世間と歩調を合わせても、どこかで無理が見えるだろう。
そこに属する人々は、そういう環境の中で、人や世間と交わり、その中で目標をしっかり持ち、自己実現に向け、自分をブラッシュアップしていってもらえればいいと思う。
久しぶりに昔の仲間や上司と酒を酌み交わすことができ、ありがたいひとときだった。
(後任のIさんには悪いが)
成岡秀夫氏の講演を聞いて(再録)
先週の土曜日に仲間と一緒に開催した「とやまキトキトBIZねっと」での成岡秀夫氏の講演内容を整理したので、少し詳しめに紹介したい。(講義の順番ではなく、筆者が内容を編集したので、一部意訳も入っている)
まずは講師紹介。(後ろの写真はたぶんビル・エバンスです。講演の最中の写真にはあまりいいのがなかったので、懇親会の写真を持ってきました。少しアルコール入ってます)
京都府在住の中小企業診断士で、大学卒業後、三菱レーヨンを経、親族の経営する出版社の経営に携わり、そこで大成功と倒産という大きな挫折を経験し、さらに色々な経験を積んで中小企業診断士として独立し、今は自分の会社を持ちながら、再生支援協議会でのアドバイザーなどをしながら幅広く企業の指導に携わっておられる方である。
著書に『デキル社長のスピード仕事術』(同友館)という、タイトルはとても軽いが、中身はずっしり重いものを著されている。
さて内容。
1.再生支援協議会の仕事をして
(1)まず経営者に対して「どうして経営が傾いたのか」を問う。
⇒客観的に見た根本的な原因を語れる経営者はほとんどいない。
皆、うまくいっていた頃の話からしか始めない。
「銀行のせいで」とか「環境が変わったから」とか自分以外に責任を求める経営者が多い。
自分の会社を客観的に見ることができないことが、そもそもの転落の始まりである。
うまく行っていた時の「成功体験」に固執している。同じことが何度でも、どういう環境下においてもうまく行くと思っている。
うまく行ったのは、その時の環境下でのことであり、いつも成功するわけではない。
成功した次の瞬間からその成功は忘れなければならないのに、それに固執すると失敗する。
(2)次に「あなたの会社は一体どういう会社なのか」と尋ねる。
⇒ほとんどの経営者は、事業の内容や売上(PL)を語ることはできる。
しかし、再生対象の企業の経営者の多くは、その事業を通して<そもそも>何をしたかったのか、会社の存在価値は何なのか、ということについてはあまり語れない。
(3)再生に向けた検討において「今の資産はどれだけあるのか」を聞く。
⇒やはりPLは語れるが、資産がなんぼあるのか、は把握されていない。
有効な在庫がどれだけあるのか(どれだけが不良資産、不良在庫なのか)も把握していない。
(4)経営者にとって一番大事なことは何か。
⇒自分が経営していく上において、一番大事な価値観はなんなのか、<そもそも>この事業をなんでやっているのか、それを語れることが大事だが、その<そもそも>の価値観がぶれている。
経営者は、立ち返ることのできる原点を持っていることが大事。
迷ったらその原点に立ち戻って自問自答する。それが企業理念、経営哲学。それがぶれている経営者は再生も困難。しかし、それを思い出させることができれば、その経営者自身による再生も不可能ではない。
2.今の厳しい経済情勢の中、経営者は何をすべきか
(1)固定資産より、社員教育など人的投資を重視してほしい。
(自身が経営に参画していた出版社は、儲かった時期に京都のど真ん中に自社ビルを購入し、その借入の返済ができず、かつ同じ柳の下の二匹目、三匹目のどじょうを求めて失敗し、資金繰りに行き詰って倒産した。人の頭とペンさえあれば良い出版社が不動産を手に入れたところが転落の始まりだった)
(2)花が咲かない時期は、植物は根を張る。不景気のときこそ、今までできなかった大事なこと(社員教育など)、当たり前のことをきっちりやるべきである。
(3)一番大事なことは継続すること。継続は能力である。
3.暴走するトップを取締役会が追認機関とならないための方策
(1)堂々と正論を言うこと(私利私欲からではなく)。
(2)もののわかったNo2を置くべき(少し年上の家老が社内にいるか、その人の話を社長が聞くか)。
(3)親子であろうと兄弟であろうと空気や雰囲気で決めず、会社をどうするかの観点で行動すること。
(4)私心ではなく、役員の責任とは何か、を基準に考え行動すること。
4.社内のコミュニケーションを円滑にするための上司のやるべきこと
(1)話し合い、本音でフランクにものが言えるコミュニケーションを心がけること。
(2)そのためには、形式ばらず、日常的に誰にでも声をかけ話をすること(会議は形式)。
※盆栽すら育てるためには声をかける(まして人においておや)(土光敏夫)。
以上である。
ちなみにその講演は、富山商工会議所という以前は富山市で一番高い建物だったところで行われた。
七瀬ふたたび
昨年11月頃にNHKのBS-HIでやっていた「七瀬ふたたび」というテレビ(10回シリーズ、各45分程度)を録画して徐々に見ていて、昨夜最終回を見終わった。
ご存知筒井康隆さん原作の人気SF小説が原作であるが、古くは多岐川裕美さん、水野真紀さんが主演するなど、何度かテレビ化されている。(私の知らないドラマ化もあると思う)
高校生の頃は筒井康隆フリークで、当時出版されていた全ての文庫本を読んだ覚えがある。
何が面白かったか、と書き出すと切がないのでやめるが、「七瀬ふたたび」は「家族八景」に始まり、「エディプスの恋人」で終わる七瀬三部作の真ん中の作品である。
今回のドラマ化は蓮佛美沙子という人が七瀬役を演じていたが、 紺野美沙子さんや原田知世さん、小西真奈美さんなどにも共通する透明感のある女優だと思った。
ドラマの最後は、原作と同じで、主人公も含め、仲間が全員(ほぼ全員)死んでしまうという結末で、原作を知らない人は「ええっ? なんで主人公まで死んじゃうの?」と、ドラマの制作者を恨んでいるかも知れない。
私も原作を読んだ時には、以外な結末に悲しい思いをした覚えがある。
しかし、不思議ではあるが、その後の「エディプスの恋人」では確か全員が復活していて、元気に生きていたように思う。
当然主人公の七瀬も普通に暮らしている。でなければ第三作は成り立たないのだが。
ということで、ネットを見ると色んな人が今回のドラマ化で書いているようだが、私も久しぶりに連続ドラマを見たので、ついコメントしたくなった次第。
で、普通「三部作」などというと、前後の作品をドラマ化して不思議はないのだが、これまでの「七瀬」の経験から言うと、続編はなぜか作られない。
関心のある方は、新潮文庫か筒井康隆全集をご覧下さい。面白いですよ。(ものによってはハチャメチャですが)
2ヶ月ぶりのジム
デブ状態を脱し、4月のしんきろうマラソンでとりあえず5㎞走るため(初出場)、2週に1回はジムに行くぞと決めてだいぶん時間が経つ。
昨年は色々資格試験の勉強があり、時間がとれなかったのが実情だ。
今年は、行くぞ、と新たな気持ちで臨もうとしている。
今日は午前中子供の用事やら諸手続きやらで朝からバタバタしていたが、昼頃ようやく時間が空いたので、2ヶ月ぶりにジムに行ってきた。ありそドームという魚津市の運営している体育館である。
ランを20分とエアロバイクを10分。
たっぷり気持ちのいい汗をかいた。
日頃運動している世間の人から見ると、笑うしかないくらいの運動量の少なさではあるが、2ヶ月ぶりだし、しばらく運動らしい運動もしていなかったので、こんなものだろう。
今後、なるべく2週に1回は通おうと思っている。
ま、ボチボチやっていこう。