今の国会で議論されている話らしいが、妊婦の健康診断無料化というのがあるらしい。
二次補正か2009年度予算のことかは不勉強でわからない。
いいことだ、と思う。
しかしそんなもので子どもは増えない。
増えても高が知れている。
そんなことでは根本的な少子化問題の解決にはつながらない。つながるはずがない。
我が魚津市では、ここのところ産婦人科医院がどんどん減っている。今や1軒ぐらいしかないのではなかろうか。
ウチの子が生まれた20年近く前は5,6軒あったように記憶している。
むしろ増えていたようにすら思う。
が、それからどんどん廃業やら鞍替えやらが進み、今やたったの1軒である。
元産婦人科だったところも、老人病院だけになったり、婦人科のみだという状態だったり。
こんなことでは安心して妊娠などできるはずがない。
なぜ産科が減ったのか、その理由までは調べていないが、まず女性たちが安心して妊娠でき、安心して出産でき、安心して子育てができ、安心してまた働ける、という基盤を整備する必要があるのではないか。
もちろん、では戦国時代はそういうセイフティネットがあったか、と言われればそんなものはなかっただろうし、安心して出産でき、なんて、戦争の真っ盛りに安心して出産できる状態など、これまでの歴史にそもそもなかったのかも知れない。
しかし産婆さんもおらず、産科は5万人の町に1軒では、とても不安で子どもを作ろうとは思えないのではないだろうか。そんな町に誰が住もうか。
まあ、これは魚津市だけの問題なのかも知れない。
全国の産科の数を調べてから発言した方がいいのかも知れないが、産科は儲からないし大変だし看護士さんも集まらない、一方老人ホームは成長市場だ、ということならば、算術に長けたお医者先生方は、自然とそちらに流れていっても不思議じゃあるまい。
という流れを改めるのが行政ではなかろうか。
それが、国が健全な成長をしていくための「国家百年の計」ではなかろうか。(教育もちろんしかりだが)
日別アーカイブ: 2009年1月28日
農業従事者と光触媒の新製品
今日のニュースから。
農業への転職者がやはり増えているようだ。
しかしその一方ですぐに辞めてしまう人も多いらしい。
ある養豚場の話を今日のニュースで紹介していた。
1年ほど前に4人の従業員を雇用したが、初日に一人出社せず(においがいやだとの理由)、何ヶ月か後に一人、きつくていやだと辞め、半年後にさらに一人、責任を持たされる仕事はいやだ、と三人辞め、現在残っているのは一人だけ、という状態。
やはり、農業への転職は、なかなか定着するものではなさそうである。
経営者からすると、折角面接して採用して色々仕事を教えて愛情をもって接してきたのに、とガックリだという気持ちだと思う。
だけど、昨日も書いたように、何人も応募し実際に転職してきても、全員がそのまま残るような人たちではないだろうと思う。
ずっとやる人たちならば、むしろ最初から農業を選んでいたはずだ。
途中から来る人は途中で辞めて行っても不思議はない、と心の準備を一旦はした上で、採用し、愛情をもって接して、去ってしまえばそれはそれでやむをえないと思わざるをえないのではないだろうか。
しかし、そうした営みの中で、残ってやっていってくれる人がいれば儲けものである、くらいに思って取り組んではどうだろうか。
件のニュースで紹介されていた事例も、一人はしっかり残って「今がふんばりどころだ」とインタビューに答えていた。
農家の皆さん、心して人を採るべき時期です。
農家へ転職しようという皆さん、腰掛なら腰掛だとはっきり宣言して面接に臨むか、しっかり勤めようと思うならば、生半可な気持ちではなく、農業に一生を捧げる神聖な気持ちで農家の人に接し、うまく認められ採用されたら、それこそその人に感謝して、本気で後を継ぐつもりで仕事に取り組むようお願いしたい。(どうしても合わなければしょうがない、もう一度採用してくれたおとっつぁんに本音で相談してどうするか決めれば良い、間違っても家出するような後足で砂をかけるような恩を仇で返すような真似だけはゼッタイしないでいただきたい)
もう一つ。
光触媒の新作が開発されたというニュース。
これまでの光触媒は太陽光線が必要だったが、NEDOの予算で大学の先生やら企業やらが協力して作った新しい光触媒(酸化タングステンに銅を加えたものらしい)は、蛍光灯の光で汚れを除去してくれるすぐれものらしい。インフルエンザ菌なども殺菌してくれるとのことだ。
アルカリに弱いなどの課題はあるらしいが、三年後ぐらいには実用化されるのではないか、とのことで、企業では、昭和電工やパナソニックなどが一緒に取り組んでいるらしい。
しかしすごいことだ。
それが実現すると、私の古い家などもきれいになるのかなあ。随分世の中きれいになると思う。カビなどもイチコロではないか。
日本の技術がまた一つ、世界をリードする。