オバマ新大統領関連:ネットニュースの内容に驚いた

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 間もなくアメリカでオバマ氏が新大統領に就任する。
 就任演説に期待と注目が集まっている。
 といったようなことをパソコンのキーボードに打ち込んでいる人が世の中に大勢いることだろう。
 しかし演説に期待が集まるというのも不思議なもので、日本では「演説に期待」するというようなことはあまり聞かない。
 してみると、アメリカの場合、大統領の演説というのは、そのまま政策につながり、実行可能性が極めて高いので、自分たちの生活や福祉や物価がどうなるのか、ということに直結するため、演説内容に皆注目するということなのだろうか。
 日本では、首相の演説内容には「関心」は寄せられるものの、「演説に期待」という表現はあまり使われないような気がする。議院内閣制のため、首相が「こうだ」と言っても大統領制と比べると実現可能性が低いからか、それとも今の日本の政治では期待薄だからか。
 ところで、今日ネットで見たニュースの中に驚いたものがあった。
 オバマ氏が大統領に就任した翌日に、イラク駐留軍の16ヶ月以内の撤退を指示する「予定」だ、という記事だ。
 就任の翌日に指示する内容が、就任前から流されているということに驚いた。
 さらに、それに向けて国防総省が既に準備を「進めている」というのだ。
 まあスムーズに移行できるよう、色々事前に連絡しているということなのだろうけど、「就任の翌日に指示する」ということが、就任前に報道され、しかもそれに向けた準備が既に進められている、というのがなんともオープンな、アメリカらしいといえばアメリカらしい気がする。
 日本の官僚制では、事前に色々準備をしていても、そこまでオープンには語られないだろうなあ。
 ということで、あと1時間半ほどで就任式なのだろうが、こちらは深夜なので、これにて就寝する。

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