好天ながら在宅の二日間でした

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 丸二日間、良い天気であったが、ほとんど家から出ず、勉強中心の生活であった。
 来週の日曜に「営業店管理Ⅰ」という試験を受けなければならない。
 そのための準備である。
 9月末からほとんど試験漬け、勉強漬けとなっている。
 過去2つの試験は、「越中富山ふるさとチャレンジ」という、地元の人間としての楽しみもあった試験、それと「損害保険募集人」という、一般常識でもある程度はわかり、しかも4択中心の問題であり、短い学習時間ではあったがなんとかクリアできそうな代物であった。
 しかし今回のは、極めて短時間。
 前回の試験が終わってからわずか3週間しかない。
 しかもレベルはこれまでの試験よりもかなり難しそう。
 なにせ範囲が決まっているようで、明確ではない。
 金融機関の出先営業支店の管理者向けの試験である。
 金融機関の人間になってまだ日の浅い私が受けるレベルでは、本来、ない。
 でもそれを受験することを決めたのは自分である。
 難しいことに挑んでこその勉強だ、と思ったからである。
 ・・・しかし、難しい。
 どうなるかはわからないが、次のこと(落第したときのこと)も考えておかなくてはならないなあと思う。
 まあ、もしもこれがだめなら、来年6月までの間にあと2つ、選択式の軽易なものを取ることができれば、求められている必要条件までは達成できることになる。
 簡単な道ではないけれども、営業店管理Ⅰよりはましだろう。
 ところでそんな状態の中ではあったが、今日書店にふらりと立ち寄った。
 ふと見た中に「転職したら1億円の損」というようなタイトルの新書があった。
 うん、確かに、普通は生涯賃金として見るならば、転職したらそれまでの退職金や企業年金などの積立がクリアされたりして、ゼロからの積み直しになるだろうから、利息のことなどを考えるとずっと勤め続けるよりは少なくなってしまうだろう。
 だから、私も安易な転職は決して勧めない。
 色々事情はあろうけれど、判断するための最後の材料は、自己実現というキーワードであるべきではないかと思う。
 私自身、今の職場は、前の会社よりも年間の総所得は少ない。
 上記の試験にそれぞれクリアして、来年の7月にそれなりの格付け(処遇)が得られれば前職の給与水準まで回復する予定だが、その前提条件が整わなければ、所得ダウンのままである。
 自信はあるが、リスキーであるとこは間違いない。
 それでも転進したのは、やはり前職のままでは自己実現は叶わない、新たな仕事に進んだ方が自分の夢ややりたい仕事に近づけられ、やりたいこともできるだろうと判断したからである。
 事実、今は試験勉強のためにあまり時間はないが、そもそも勉強する時間が平日でも30分から1時間ぐらいとれるという進歩、そして土日は会社に行ってメールチェックで一日費やすというようなこともないので、自分の時間がある。ものすごい変容である。
 まず時間が確保できなければ、会社だけの人生になってしまう。(毎日深夜勤務のとなっていた6月までの私はそうでした)
 それが自己実現である人は、それで良いでしょう。
 しかし、今の仕事とは別に、やりたいことがある場合は、ちょっと考え直す必要があるかも知れない。
 かと言って、何度も言うように、安易に転職することは勧められない。
 先立つものがまずあるだろう。そうそうキャリアアップなんてできるものではない、とまずは決めてかかるべきである。うまい話には落とし穴がある。自分でしっかり確かめなきゃいけない。キャリアダウンでもいい、但しどこまでダウンしていいか、一生涯のことと捉えて計算はしておいた方が良い。
 生涯所得が少なくなっても、あるいは日常の給料が減っても、それと引き換えにやりたいことがちゃんとできるか、そういうことに不満を持たずに新たな仕事に専念する覚悟があるか、自己実現の観点で見てどうか、ということではないだろうか、と思う。
 ちょっと、上記の本をパラパラと見たので、という感想まで。

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