今年はお盆明け頃から、こおろぎや鈴虫の鳴き声が聞こえるようになった。
いつもよりも早いような気がする。
いや、去年までは帰宅が深夜だったので虫も寝静まっていたために、鳴き出した時期がはっきりわからないだけかも知れない。
ま、それはともかくとして、とにかく、虫の声が聞こえる。
じっと耳を澄ましていると、結構大勢鳴いているような気がするし、あちこちで鳴いている。
うん、昆虫はまだまだ健在だ、と思う今日この頃。
秋の夜長、じっくりと虫の鳴き声に耳を傾けて夕涼みなんてのもいいなあとしみじみ思う。
新しい仕事に関して、試験やら検定やら沢山勉強しなくてはならないし、まだまだそういう時間のゆとりはないが、しかし昔は結構そういうほっとする時間というものがあったように思う。
というよりも、テレビだとかなんだとか、時間を費やすものがなかったがゆえに、虫の声とでもつきあっているしかなかったのかも知れないが。
そんなことを考えると、正岡子規の『筆まかせ』などをまた読んでみるか、という気になる。
本当は、こういう晩は縁側などに腰かけて、虫の声に耳を傾けながら、のんびりとかみさんと晩酌などできたらいいなあと思うのであるが・・・。
虫の声
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