有料版の生成AIについては既に様々な企業から提供されて久しいです。しかしあまりにもめまぐるしくサービス品質が変化しており、それこそ生き馬の目を抜くような勢いで昨日はできなかったことが今日はこのAIでできるようになったりこちらのAIでしかできなかったことが別のAIでもできるようになったりと、ラットイヤー以上の激しい変化が繰り広げられているため、どれか一つに絞らず、無料の範囲で様々な生成AIを使い比べてきたのがこの2年半でした。
しかし先日NTTグループが、色々な生成AIを使うことができ、しかもパワポなどとの親和性も高いというサービスを発表し、多少いきさつはありましたが、とうとう有料のサービスを契約しました。https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2025/0616.html
発表されたのは、NTTグループのNTTドコモビジネス株式会社(旧NTTコミュニケーションズ)の「Stella AI for Biz」というサービスですが、法人でないと契約できないとのことで、困ったなあと思っていたら、個人向けに元からStellaAIというものがあるとの返事をいただき、個人でも利用可能な月額1480円のスタンダードプランを契約しました。

個人の場合は、利用回数が月1000回(AIの行に10とか3とか書いてあるのは、10回分相当とか3回分相当とかいう意味です)という上限がありますが、法人向けサービスの「for Biz」の場合は、Gemini 2.5 Flash/ GPT-4.1 mini/ Claude Sonnet 4であれば無制限で利用可能とのことです。しかも法人向けは、入力データがAIモデルの学習に使用されないことや、日本国内リージョンのサーバーを使用、全データを暗号化して安全に保存など、セキュリティに力を入れていることを表明しています(私が契約した個人向けについてはこのようなことが書かれていない感じなので、自分で情報管理については気をつける必要がありそうですが)。
写真のように11種類の生成AIを選んで利用するようですが、まだうまく使い分け方を心得ていないので今後勉強していかなければなりません。加えて、WebSearchとDeepResearchを使える生成AIとそうでないものがあり、かつそれらの違いもよくわかっていないのでこれも勉強せねばです。また11種類の生成AIがあるのですが、PerprexityやNOTEBOOK LMやCiciがないので、それらについては引き続き無料版を別途使っていくことになろうかと思います。
また画像生成については上記11種類とは別に、GPT-Image-1、DALL-E3、Imagen-4、Grok2の4種類が搭載されているため、それらから選択して生成させることができます。
プロンプトについてもよく使われるものがテンプレとして記載されており(たぶん100種類以上)、色々と使い勝手が良さそうです。
いずれにしても単独でも有料版が2000円ぐらいする色々な生成AIを2000円以下で月間1000単位まで使えるというのはとっても便利な気がします。NTTのtsuzumiにはちょっと出遅れ感がありますが・・・でもNTTさん、よくぞやってくれました。
中陳さんご出身のNTTがやりましたね。社名も変わり中陳さんのご活躍とともに益々発展するのではないでしょうか。これからはプロンプトをどう入れるかとAIの偏りに注意していくことになるのでしょうね。いずれにしましても日々進化していることとハルシネーションもありますから、負の側面にも注意しながらということになるのでしょうか。18日にまたいろいろ教えてください。シンギュラリティも近いですね。
浜田様
コメントありがとうございます。
GAFAのようにはなれませんが、一生懸命国産生成AIにチャレンジしており、TUZUMIという生成AIのサービスも提供してくれています。Stella AIのサービスメニューにも入れてありました。ただ性能はちょっとまだよくわからないのですが、手をこまねいているわけではないということで、個人的には応援していきたいと思っています。
おっしゃる通り、負の側面も念頭に置きながらつきあっていくことが必要で、それは古くは刃物の取扱、最近はガスや車の取扱など、これまでも様々な文明の利器というものが世の中に普及すると同時に顕在化しているものであり、生成AIはまだ登場して日も浅い「利器」ですので、どう制御していけるか、どう付き合っていくかについては、まだしばらくは知見も定まらないのではないかと思います。しかしイノベーターにはなれなくてもせめてアーリーアダプターではいたいと思っています。
引き続き意見交換させていただければ幸甚です。