水前寺清子の「365歩のマーチ」という歌に「三歩進んで二歩下がる」というのがある。
順風満帆なんてなかなかないよということを表しているのだと思う。
夢に向ってGO!GO!と行きたいところだが、人生そうは問屋が卸さない。
逆風にあってあえぎまくることもしばしばである。
しかしそんなときでも、向かう方向だけは忘れず、でも目の前の現実から目をそむけず、しっかり対処していくことも大切である。
いや、あまりにその逆風が強すぎて、一歩も歩けず、その場でじっと雨風を耐えしのがなければならない時も、人生にはしばしばあるなあ、というのが私の体験から来る印象だ。
さてかくいう私もこの2ヵ月ぐらい、右肩の痛みに苦しめられている。
根っこは首の骨の異常だという医者の見立てだ。
リハビリか何かで治るものかと思っていたら、大病院に行ってMRIを7000円以上かけて撮らせられて、その結果が「生まれつきのもんだからどうもならないねえ、大病院で診てもらったらどうだろうか」という、およそ責任ある医師の発言とは思えないような無責任な物言いである。しかも「手術するかどうかも含めて、大病院に行って相談したらどうですか」と来た。こんなことを言われた患者は、見放されたと思うのが普通ではなかろうか。「私はここ(T医院)に来ているんだよ!」と大声が出そうになるくらいに憤慨した。
しかし、捨てる神あらば拾う神あり、で、私の落胆ぶりを見た妻がカイロプラクティクに行くことを勧めてくれ、翌日早速行って来た。
医師の見立てのメモも持参して。
その結果、単に首の骨が異常をきたしているだけではなく、腰の骨も背中の骨も一部へがんでいるという見立てである。
カイロの先生の説明は大変わかりやすく、納得のいくものであった。
医師が「生まれつきだからしょうがない」と言っていた症状も、よく聞くと「生活習慣で悪くなっている」と言い、さらにその具体的な原因まで分析してくれ、しかも他にも体調の悪いところがあるでしょう、と言って、それらも骨の状況と絡めて当ててくれた。
医師の処方した薬が途中で代えたのも含め、2種類服用したが、服んでも服まなくっても痛みの状態に変化が見られなかったのが、おかげでこのカイロの先生の言うとおり「コンドロイチン」なるものを服んだところ、少し痛みが和らいでいる。
マクラについても、私が使用してきたマクラでは、疲れが取れず、首の悪い緊張状態を余計に助長してしまうものだったようだ。(高いマクラを売りつける意図は今のところなさそうだ) その日の夜からマクラを換えてみた。
そんなこんなのカイロ先生のアドバイスを実行したら、かなり痛みが減った。
まだ完全に治ったわけではないが、徐々に快方に向っている。
こんなことも、願望が実現したことの一つとして記録しておいて良いだろう。
時には停滞、後戻りもあるさ
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