ガブリエル・ガルシア=マルケス氏の『百年の孤独』

LinkedIn にシェア
Pocket

ガブリエル・ガルシア=マルケス氏の『百年の孤独』読了です。
一言で言うと、面白かったあ、という感じ。
600ページを超える長い読み物。6代に及ぶ一族の物語。時にヒタヒタと時にハチャメチャに享楽ありバイオレンスあり突然死あり、ある時は筒井康隆さんの『脱走と追跡のサンバ』を思い出し、またある時はウルスラは中上健次さんの『千年の愉楽』のオリュウノオバでありマコンドは路地であろうなどと確信めいた思いを持ったりしながら読み進めました。オリュウノオバは、ああ見えて多分50代であり、映画では寺島しのぶさんが演じていたのですが、ウルスラは150歳まで生きていたようなので、単に印象だけの相似であり、全く違うのでしょう。中上健次さんも『百年の孤独』を知ったのは『千年の愉楽』を書いた後だと仰っているようなので、まあ類似性を感じたのは偶然であろうと思います。さて或いは、また筒井康隆さんですが『ダンシング・ヴァニティ』なども繰り返しが多用されており、同じ名前の人が繰り返し何度も出てきて似たような行為を繰り返す情景なども類似性を感じました。(感じ方は、多分人それぞれ、自由です)類似性だの相似だの、何を感じたかというのはそれほど重要なことではなく、この物語がとっても面白かったということを、とりあえず最後に述べさせて短い読後感想文とします。
『族長の秋』はずっと以前にザザザザザッと読んだだけだったので、いずれの時にか、今回の『百年の孤独』のように、もう一度しっかりと読んでみたいと思っています。

https://amzn.to/3M0L6H7

LinkedIn にシェア
Pocket

ガブリエル・ガルシア=マルケス氏の『百年の孤独』」への3件のフィードバック

  1. お盆期間も活躍されていますね。百年の孤独というと宮崎に似たような名前の焼酎があったことを思い出しました。話は変わりますが次回web相談会では「譲渡制限付き株式報酬」についてお聞きしたいと思っています。まずはお知らせいたします。

    • コメントありがとうございます。
      その焼酎は有名ですね。友人も本よりも焼酎の名前なら知っていると申していました。
      次回のご相談のテーマについて、お知らせいただきありがとうございます。またよろしくお願い致します。

      • こちらも届いておりました。少しタイムラグがあるようです。メールの方でご返信させていただきました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です