経営コンサルタントとして独立開業して今日で丸三年を過ぎ、四年目に入りました。
この間、大変多くの方にお声をかけていただき、助けていただきました。
途中病院通いの時期や父の死などもありましたが、先輩や友人・知人・お客様・医師・薬師など多くの皆様の支えのおかげでなんとか生きてこられました。改めてここで感謝を申し上げます。ありがとうございます。
三年前の今日、独立したことをフェイスブックに投稿した時に、沢山の方から励ましの言葉をいただきました。
その中の一つに、高校時代の同級生から「一人では生きられないことを肝に銘じておけ」というのがありました。
慢心を戒める忠告として心に響きました。
振り返ってみると、本当にそうだなと心から感じ入っています。
四年目のスタートに際して、改めて自分の社会人スタートの時の社長であった真藤恒さんの著書をひもときました。
(思えば、ことあるごとにこの本を繰り返し開いていることに気がつきました)
200ページに満たない薄い本ですが、昭和50年代末から60年の電電公社民営化に至る期間、真藤さんがどのように私たち従業員の意識を変え、電電公社をたくましい民間会社に生まれ変わらせ、日本が高度情報社会へ進んでいけるように寄与しようとしておられたかが具体例とともにふんだんに記載されており、今日のNTTの基本的な行動指針がこの人によって埋め込まれているなあということを、何度読み返しても感じます。
謙虚であれ、ということをこの本の中でも何か所かにわたり、真藤さんは書いています。
<人間というものは、一人で生きられるものではなく、お互い気心の合ったものの仲間の信頼感が基礎になって、助け合いながら、ともに成長することのできる動物だと思う。闘争心も使いようによってはよい面もあるが、その立場を押し通すと、世の中に安住の場所は狭くなるばかりである。>
今改めてこのことを肝に銘じて、これからも企業の経営者やそこで働く人たちのより良い今日・明日のため、伴走これ努めて参りたいと思います。