先週東京に行ってきました。
目的は日経の主催するITProEXPOというイベントの観覧です。行き先は「東京ビッグサイト」。
一番の目当てはIT関係の新しい動向を勉強することですが、先に届いていた案内を見ると、クラウドやらセキュリティやらIoTやらFinTeckやらと今流行りのキーワードが沢山書いてあり、それぞれのコーナーでブースが設けられているということだったので、さぞかし賑やかなことだろうと期待して出かけました。時間がたっぷりあれば講演なども聞けばいいのですが、なにせ日帰りのためブースを回ってパンフを集めて、というのが精一杯。
色々面白い展示もありましたが、何より目と耳についたのは「働き方改革」という言葉。幟旗にも「働き方改革のためのIT」だとかが書いてあり、またオープンシアターはデモなどでも盛んに「働き方改革」とのたまわっておりました。ちょっと食傷気味になってしまい、もうちょっと皆さんオリジナリティというか個性を出してもいいんじゃないかなあと感じた次第。
そんな中にあって、目のつけどころがユニークだと感じたのはGMOさんのブース。
何やら壁一面にバーコードリーダーが百本ほども刺してあり、ひときわ目を引くパネル。
内容を聞くと、いわゆるショールーミング対策のソリューションだとか。
ショールーミングとは店頭で良さげな商品を見るだけ見て、買うのは家に帰ってからネットで最安値のものを探してポチッとするというやり方をされると、リアル店舗にものを飾る企業がいなくなってしまうという恐れが言われています。
GMOさんの提案は、顧客に店舗の会員になってもらい、会員はその場でお金を持っていなくても、会員カードとクレジットカードがあれば、その場で店のバーコードリーダーを使い、JANコードをどんどん読ませていき最後にクレジットカードを挿入して「決済」というボタンを押すだけで、買い物ができるという仕組みです。
文章ではなかなか伝わりにくいですし、それでも見るだけのお客様をカバーしきれないと言われればそれまでですが、こういう仕組みの必要性に対して具体的に開発し展示して提案するという意思と力に感心しました。
それともう一つ、大手ではありますが、Googleクラウドの拡張ぶりがすごいなと感じました。
G Suite Businessというサービスで、AIが人間がスライドを作成する際にデザインの提案をしてくれるとか、Google Cloud Searchというものでは検索をする前に検索すべきものをプッシュ通知で提案してくるとか、Team Driveはファイルサーバの役割だとか。
たまたま今お客様でグループウェアの導入を検討している企業があり、サイボウズLIVEでまずは色々試行してみるよう勧めているのですが、この企業が実現したいと思っていることがほぼGoogleクラウドで実現できそうな感じなのです。このイベントでの展示内容はそこからさらに進んだ感じで、正直言って何が起こっているのか理解し切れませんでした。世界企業Google恐るべし、と感じました。
さて、最後に、あまり意味はありませんが、今回のイベント、およそ半日ほどしかいませんでしたが、色々ノベルティをいただきました。皆さまありがとうございました。