富山県の中央部に呉羽山という小高い山とそれに連なる丘陵があります。
この丘陵を空から見ると、竜骨のように細長い嶺脈が富山県を南北に貫いているように見えるそうです。
飛行機の操縦士にとってはたぶん目印としてわかりやすいのではないか、そのため、呉羽丘陵に沿った神通川沿いに富山空港が造られたのではないか、という説を聞いたことがあります。
その呉羽山の上には皇祖皇大神宮というお宮があります。
超古代、それも、エーリッヒ・フォン・デニケンやアンドルー・トマスなどがなんだかんだという書き物をしているような大昔、日本の天皇がこの辺りを根拠地にして世界中を空飛ぶ乗り物で巡行しておられたとか。
「白鳥・・・」という伝承は、日本武尊(ヤマトタケルのミコト)絡みで日本の各地に伝わっているようです。富山市寺町にある白鳥神社にもそれらしき伝承があるようで、元は呉羽山の最も高い所にあったお社だとか。皇祖皇大神宮との関係もあるのでしょう。
この辺を通るたび、一度訪れてみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく、過日お客様を訪問する前に少し早く着いたため、ようやく参詣できました。
取り立てて変わった趣はありませんが、超古代の神々にゆかりのある神社かも、と思うとなんとなくロマンチックな気分に浸ったひと時でありました。