川上徹也さんの『物を売るバカ』

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ちょっと衝撃的なタイトルの本です。
クライアントへの助言の材料として読ませていただきました。
もう随分前から言われていることですが、「作れば売れる」⇒「上手に売れば売れる」⇒「物が余って安くても売り込んでも売れない」と時代が変遷してきました。
今は「心の時代」だと言われて久しいです。
「心の時代」って言ってもよくわからないですね。それを、具体的にマーケティングの現場からレポートし、経験則を理論的にまとめあげた本です。
製造業、小売業、商店、料理店や小規模事業者の皆さんにも参考になる点があると思います。

そこで、キーワードをあげておきましょう。
1.その売り物や売り手に関する「物語」があることが売れる条件。但し実話であること。
2.心地よさややすらぎなどの「体験」を買う。
3.売れるための「共通の感動のツボ」がある。(詳しくは本書をご覧になるか私までお問合せ下さい)
4.「物語」を整理するためのポイントは「①志」「②独自化のポイント」「③魅力的なエピソード」。さらにこれらを「キャッチコピー」として一言でまとめる(ここら辺はコピーライターさんの得手分野ですね)。

巻末にはお客様とラブラブになりリピーターになっていただくための秘訣(MAGIC1~7)までついているという贅沢な内容でした。なかなか強烈な黄金律だと思いました。中でもMAGIC6「ミステリアスな要素を残せ」というのがなるほど、とうなった部分です。お花屋さんの例示話がわかりやすかったです。

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