富山県新世紀産業機構で、本日、カリスマ支援家と言われる、小出宗明氏の講演がありました。
この人の本は私の知っているだけでも3冊出ています。
仰ることは至極オードソックス。
例えば、売上を伸ばす道は3つ。
①販路拡大、②新商品・新サービス、③新分野。
・・・これはアンゾフの成長ベクトル。
少し経営論の勉強をした人なら誰でも知っている理論です。
しかし彼はそれを理論で終わらせず、現実に企業経営者が実行できるように、丁寧にかつ具体的にしかも根拠をつけて説明するので、実現可能性が極めて高いというわけです。
そしてどの道に進むにしても、その企業の本当のセールスポイントを見つけてそれに焦点を絞り、かつターゲットを絞り、規模が小さいがゆえに連携できる人々と協力して取り組むという大原則で、どの課題にも取り組んでいるということです。
いい商品はみんなが求めているはず。
しかし知ってもらわなければ誰も買いに来ない。
お金をかける余裕はない。
お金をかけずに多くの人に知ってもらうには・・・。
インターネットを利用しない手はない。
そこが知恵と工夫の出しどころです。
企業経営者と話し合う時の心得も仰っていました。
①リスペクト
②否定しない
彼らは私たちと違い、何人何十人もの従業員を雇用している経営者です。
私たちよりもはるかに優れた人である。夢もあり希望もあり現実に人々を雇用している。そのことだけで十分に尊敬に値する、というわけです。
よろず相談窓口に足を運んでくる、という時点で既にチャレンジの意欲があるということです。
その動機は決して否定してはいけないので、生きていく、生き残って行く価値があるはずだという、支援者としての基本的心構えです。
さてさてその他にも色々勉強になったことはありますが、今日はこの辺にしておきます。小出さん、ありがとうございました。