たぶん今年最後の読書。
中島孝志さんという人の『キラーリーディング』
速読法の本は何冊か読んでいる。
私の場合、その技術をちゃんと修得して、たったかたったかと読んでいけばいいはずなのだが、読み方がなかなか速くならないのが難点。
とは言え、何か目新しいやり方がないかとまたしても速読法の本を読んだ次第
言えるのは、自分に必要な情報をいかに早く得られるか、が速読法、短い時間で大量の本をモノにする技術だということ。
この本に書かれていたエッセンスは、
①まず「前書き」を読む。
②次に目次を読んで全体の構成を掴む。
③掴んだ全体像の中で自分が必要な情報を得られそうな箇所(章)を類推する。
④できれば、著者が肩の力を抜いて書いたであろう「あとがき」も読んでおく。
⑤あたりをつけた章に行ったら、その中でキラーフレーズを見つける。
⑥キラーフレーズの中のキラーワードを見つける。
(注)その際、キラーフレーズやキラーワードは、別に著者の最も言いたいことやこの本の中の核心ではなくとも良い。自分にとって重要な情報であればそれがキラーフレーズでありキラーワードなのである。
⑦本を読むときは付箋を活用する。ざーっと読み進める途中に気になる箇所があったら付箋をどんどん貼っていく。
⑧後で付箋の箇所だけを読み返し、重要だと思ったところだけパソコンに打つ。
⑨情報整理は京大カード(B6のものが最もポピュラー)を活用し、読書メモを作る。
⑩デジカメも使う。メモのパソコン打ちも活用する。ひたすらどんどんパソコンにデータを取り込む。キーワードを自分なりにつけて放り込んでおく。(後でキーワードで検索すれば、整理して保管しなくても取り出すことができるのがパソコン管理の強み)
⑪音声入力も活用する。この著者の場合はICレコーダを活用している。こちらもキーワードを音声ファイルに付与した上でパソコンに放り込んでいるらしい。
といったようなことか。
①から⑥は大概の速読本に共通したやり方仕方である。
⑦以降は、この著者のオリジナルなノウハウも含まれている。
ということで、そろそろ速読法の本は卒業して、来年はほんとにちゃんと本を読んで情報をどんどん取り込み、実学として活用していかねばならない。