石井貴士さんの「1分間勉強法」を実践してみた(後半)

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 石井貴士さんの『1分間勉強法』という本に書いてある「1分間勉強法」の習得トレーニング2日目。
 昨日と同じように、午前8時スタート。
 2日目は、午前中に昨日と同じように、20分間ワンセット×3回の1クールを3回
 合計90分というメニューを実施した後、午後に1分間で本1冊をめくりきってしまうプロセスを一気に20~50冊行う
 というもの。
 これもやはりページ数は200ページほどの本であるということが前提となっている。
 さて午前中、まずは3冊。
 昨日と同じように、1冊目、見開きを6秒ずつかけて、順にページをめくっていく。
 終わりまで行ったら、頭に戻り、今度は見開きを3秒でめくっていく。
 最後にもう一度、今度は見開き1秒ずつ・・・。
 昨日もうまくできなかったことだが、見開き1秒でリズミカルにページをめくっていくというのは、なかなか難しい。そんなスピードでページをめくるのは、慣れが重要だということに気づく。しかも紙質の「重い」ものだと、1枚の紙をこちらに持ってくることすら厳しい。
 まあ、そんなこんなで、9時には終わるはずの1クールが、10時まで・・・想定の2倍=2時間もかかってしまった。それでも、昨日は9冊やろうとしていたのが6冊で終わってしまい、う~ん残念、と思っていたので、今日は時間はかかったものの「規定」の3冊はやり終えることができた。
 取り組んだ本は以下の3冊。
 『ドラッカーに学ぶマネジメント入門』片山又一郎
  これは、昨日読んだ6冊の本のエキスを抽出したような本だった。結構面白かったが、やや理論中心に感じられた。
 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎夏海
  超有名な本で、著者は去年か一昨年の紅白歌合戦の審査委員にもなっておられた。
  なかなか感動的な物語で、途中2度ほど涙が出た。
 『コークの味は国ごとに違うべきか』パンカジ・ゲマワット
  トーマス・フリードマンの『フラット化する世界』(未読です!)の論調に反対の立場で書かれているそうで、例えば、日本のコカ・コーラは米国本社と違う戦略で日本市場に向き合うことで、他のアジア諸国と中東の合計を上回る利益を上げている、とか、ウォールマートは外国ではあまり儲けていない、とか、CAGE分析という手法で分析すると、世界でビジネスする時の留意点がわかる、などのことが書いてあり、面白かった。
 世界の市場やマーケティング手法に、定型の勝ちパターンなどない、ということを主張している。
 さて、石井さん曰く、午後の<ワンミニッツ・リーディング>を一気に20~50冊やれば、本当に1冊1分間が当たり前になっている、という。本のなかの大切な部分を感じ取れるようになり、大切なページに折り目が付いているようになる(ここは大切だと感じたところで、その都度ページの角を折っていくため)、のだそうだ。
 ということで、午後1時。
 予定は1時間。
 1時間あれば、30冊程度は行けるだろう、と踏んでの計画であった。
 ここでまたあちゃーと思ったことだが、やはり400ページものだとか、ページをめくりにくい本などがあり、1時間で最低20冊、できれば30冊かそれ以上、と思って始めたのだが、結局3時間半かかって22冊。
 途中、町内の来客、電話、宅配便、宗教の訪問勧誘など、入れ替わり立ち代りがあったことも影響しているけれど、ちょっと時間がかかりすぎだった。しかも内容やキーワードが頭に入った感じがどうもしない。
 ま、1ページ1秒でめくっていく、というのは相当熟練しないと、難しいということだろうし、ページの多いものは、それだけの時間がかかるということを理解しておけば良いと思う。
 ちなみに午後取り組んだ本は以下のとおり。
 『コトラー ソーシャル・マーケティング』フィリップ・コトラー他
 『コトラー 新・マーケティング原論』フィリップ・コトラー
 『コトラーの戦略的マーケティング』フィリップ・コトラー
 『日本と世界はこう激変する 大恐慌終息へ!?』長谷川慶太郎,三橋貴明
 『世界に響け職人の心意気~ITを武器にものづくり復権を目指す、小さな組子メーカーの生き方~』谷端信夫
 『ザ・ゴール』エリヤフ・ゴールドラット
 『ザ・ゴール2』エリヤフ・ゴールドラット
 『クリティカルチェーン』エリヤフ・ゴールドラット
 『ザ・チョイス』エリヤフ・ゴールドラット
 『ザ・クリスタルボール』エリヤフ・ゴールドラット
 『ゴールドラット博士の論理思考プロセス』H.ウイリアム デトマー
 『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル
 『バブルの物語―暴落の前に天才がいる』ジョン・ケネス ガルブレイス
 『大暴落1929 (日経BPクラシックス) 』ジョン・ケネス ガルブレイス
 『アメリカの歴史的危機で円・ドルはどうなる』 日高義樹
 『ジョブズ・ウェイ 世界を変えるリーダーシップ』 ジェイ・エリオット,ウィリアム・L・サイモン
 『ユダヤ人に学ぶ速学術』 濱野成秋
 『史上最高のセミナー ポケット版』マイク リットマン,ジェイソン オーマン
 『日本中枢の崩壊』古賀 茂明
 『2012年長谷川慶太郎の大局を読む』長谷川慶太郎
 『ストーリーとしての競争戦略』楠木 建
 『検屍官 (講談社文庫)』パトリシア・コーンウェル
 石井貴士さん曰く、これで終わったらだめなのだそうである。
 ページをパッパとめくるのには、慣れが必要である。
 感じ取る力も、慣れが必要である。
 20分×3セットを毎日、3ヶ月継続すれば「ワンミニッツ・リーディング」をより完璧にすることができるのだそうだ。
 今のところ、「ワン・ミニッツ」だけよりも、6秒かけて見開き⇒3秒かけて見開き⇒1秒でめくっていく、というプロセスをやった方が情報がちゃんと頭に入っているような実感がある。
 しかし本来のこの技法の目的は、文字情報で頭で(左脳で)理解するのではなく、文字群を絵的に右脳でつかみ取る、ということだと思うので、22冊の本を読んだ実感がなくて当然なのであり、「頭に入った実感」というのはまだ本質に至っていないのかも知れない。
 それじゃあ使えないのでは?という疑問が頭をもたげてくるが、やり方は理解できたので、この先20分×3セット=60分の訓練を続けてみて、どんな世界が開けるか、お楽しみということにしよう。
 こういうものはスキルなので、継続して定着させることが大事だ。
 面白い技法を学ばせてもらった。

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