podcastに「新刊ラジオ」という番組がある。
そこで紹介されていた。(この番組を聴いて買う本が最近は多くなってきた。)
清水克衛さんという私と同年代の書店主が書いた『非常識な読書のすすめ』
内容は、決して非常識ではなく、むしろ常識の王道かも知れない、と思うことが書かれている。
読書がいかに我々の生きる道しるべや参考として大切なものか、ということを、彼が読んだ様々な本の紹介を交えながら語っている。
むしろこれから人生航路を進んでゆく若い人たちに向けられたメッセージのように思える。
<自分を大切に><読書をして磨きをかけろ><ブレるな>など強いメッセージが全編を貫いている。
読書法の本かな、と思って買ったが、そうではなく、著者が読んで面白いな・いいな、と思った本の紹介といった感じで綴られている。
しかも上述のように、単に書評や本の紹介ではなく、読書の有意義さについても語られていている。
ああ、こういう本の書き方もあるんだなあと感心した。
誰かに勧めたい一冊である。