放送発表前から期待していた。
松山ケンイチさんが主演を務めるということで、興味深々だった。
なにせ「デスノート」の「L」の役しか知らなかったので、あの彼が清盛っていうのはちょっとピンと来なかったのだが、それだけにNHKのスタッフ陣が抜擢したことで、余計に相当の力を持った俳優に違いないと思えたのだ。
さて昨日早速第一回の放送を見た。
久しぶりに大河ドラマらしい大河ドラマだ。
面白い。
私たちの世代は、平清盛や足利尊氏や蘇我馬子・入鹿などは「悪者だ」というような刷り込みが知らぬ間になされているような気がするが、必ずしも一方向からではないものの見方も必要ではないか、と思う。
そういう意味で今年の大河は期待大だ。
清盛という人は、琵琶湖を日本海までぶち抜いて、瀬戸内海とをつないだ海上交通路を作るという構想も持っていたようである。
残念ながら実現する前にこの世を去ってしまったが、その構想力のスケールの大きさたるや、清盛か信長か、という感じがする。
そういうエピソードが盛り込まれるかどうかはわからないが、稀有壮大な偉人の夢をしばし楽しみ、少しでもあやかり自分を鼓舞したいものだと思っている。