唐突だが、私は情報診断士である。
経営と情報に強い、中小企業を対象とした経営コンサルタントを目指して取り組んできた。
ITコーディネータの資格を取ったのもその一環だった。
ところが、だんだんそういう系統の仕事から遠ざかってしまい、遂には転職までして経営者への助言ができそうな道へ転進した。
金融関係の仕事に就いたため、中小企業とは若干近くなったが、財務中心であり、ITとかマーケティングといった分野とは少し違う。
そのため、前以上にITから縁遠くなった。
こりゃいかん、と昨年から地元富山のITコーディネータの会に参加させていただき、勉強する場に近づいた。
おかげで今年度はITコーディネータの研修に今日で3回目の参加となった。
今日は金沢で研修を受講。
講師は埼玉県で大活躍中のBさんという方。
テーマは「ITコーディネータとしてどのような観点で自治体支援に取り組んだら良いか」というもの。
研修の内容はつまびらかにはできないが、公務員の特性や外部の人間としての関わり方など、大変ためになった。
自治体のIT化、といえば、前職で大阪北部の自治体担当営業をしていた時期があったことを思い出した。
当時は私もチームメイトも全員よそ者集団だったため、なかなか入り込めず、優秀なSIなどもいていい提案をしてはいたが、結局ほとんど受注に結びつかず、いつも悔しい思いをしていた。
1年で異動となったため、自治体営業というものの深みは知る由もなかった。
昨年、大阪時代の本を整理する中で、自治体のIT化に関する本は全てBOOKOFFに売却した。
こういうことになるなら、売らなきゃ良かった、と思ったが、たぶんまだBOOKOFFの棚にあるだろうから、買い戻そうかな、などと思っている。
とりあえず帰路、書店に立ち寄り『図解 よくわかる自治体決算のしくみ』などという本を買った。
クラウドについても少し勉強していかなければならないと思っている。
(金融機関の人間がなんのために?と言うなかれ、いつ役立つかどうかは別として、一つひとつの勉強が血肉になっていずれ役立つし、人生、死ぬまで勉強だ)