渡部昇一=大島淳一という驚愕の事実

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 ジョセフ・マーフィーという、いわゆる成功哲学の著作者がいる。
 有名な本では『マーフィー100の成功法則』というのがある。
 他にも多数出版されている。
 これら一連の著作の日本語訳を<大島 淳一>という人がやっている。
 翻訳者だと思っていた。
 ところが。
 翻訳者であることは間違いないのだが、この人、実は<渡部昇一氏>だったらしい。(ペンネームとのこと)
 ということを今日初めて知った。
 最近の文庫本には、よく見ると「本名 渡部昇一」と書いてある。
 うっかり見落としていた。
 いやあ、びっくりした。
 あの渡部昇一氏がマーフィーの成功法則の日本語訳をやっていたなんて。
 私が学生の頃、『知的生活の方法』なんていう、なんとなく、優雅というか、ちょっと貧乏学生からしたら反発を覚えるようなタイトルの本がベストセラーになり、その後は知的生活のオーソリティとしてであったり、日本論を語る英文学の先生であったり、と論壇に結構登場されていた。
 私の敬愛する小室直樹氏と中学か高校の同級生だったという事実も少しは親近感を覚える材料となっていた。
 しかしマーフィーの成功法則と上智大学の英文学教授の渡部昇一氏とはどうしても結びつかない。
 コリコリの学者先生、と思っていた渡部昇一氏と、潜在意識を活用して眠りながら成功しよう、という「成功哲学」の翻訳者が同一人物だったなんて、不思議でならない。
 でも事実は事実。
 渡部昇一氏は、それらのおかげもあって(本で稼いだこと、その翻訳書の中身を実践したことともに)、立派な家の大きな書斎に、イギリスの学者に「これほどの蔵書はイギリスのどこにもない」と言われるほどの夥しい数の蔵書を持ち、庭には池まであるという素晴らしい生活をしておられる。
 その事実を聞けば、普通の大学教授ではとてもなしえない富を獲得したことがわかる。
 ということで、大変意外なことであったが、「知的生活」の渡部昇一氏が実は<マーフィー>の翻訳者「大島淳一」だったという事実を知り、びっくりしたという話でした。

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渡部昇一=大島淳一という驚愕の事実」への3件のフィードバック

  1. 「眠りながら成功する」「マーフィー100の成功法則」等、学生の頃、読んでました。あの時代、画期的な内容の本でしたね。渡部昇一さんの人生の成功はマーフィー理論にあったんですね。

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