万城目学氏原作の「鴨川ホルモー」。
映像になっていることを知り、どうしても観たかった。
昨夜、仕事の忙しさもそっちのけで、レンタルして観てしまった。
ご覧になろうという方には、原作を読んでから観ることをお薦めする。
その理由は、ほぼ原作を踏襲した映像作りにはなっていたのだが、原作では色々説明がついていたが、映画ではそこまで細かく説明できないため、映画だけを観たのでは、よくわからない点が沢山あるような気がするからである。
特に面白かったのは、「レナウン娘」の踊りのシーンである。
どういう踊りなのか、是非見てみたかった。
見てもわからなかった。
原作者と私の青春時代の違いによるものか、それとも京都大阪と富山という地理的な違いからか。
しかし、とても面白い踊りであったことは間違いない。
もう一回見てみたい。
それともう一つ印象深かったのは、栗山千明さんの「攻撃!」という命令を下す時のポーズである。
そもそもわざと可愛くない女性の扮装をしての登場だったのだが、その落差が面白く、かつなんとも珍妙なポーズで命令を下す。
美人女優の珍妙なポーズという点がなんとも面白かった。
これも映像ならではの楽しみだ。
というわけで、原作を読み、映画を観るというのが私のお薦めだ。