マンジョーメさんではなく、マキメ・マナブさんの『鴨川ホルモー』
書かれたのは『鹿男あをによし』よりも前らしいが、私は「鹿男」の次に読んだ。
今日、小矢部の、否、津幡町の倶利伽羅不動寺から帰って来てから、3連休であることの味わいを楽しもうと、娯楽小説を読むことにして、手に取った。
既に3分の1程度は読んでいたのdが、休日であることの喜びを噛み締めるために、最後まで一気に読もうと心に決め、読み終えた。
相変わらずマキメワールド全開である。
奇想天外、奇妙奇天烈、抱腹絶倒、荒唐無稽。
青春の悩みあり、恋あり、友情あり、鬼あり、寺あり、神社あり、京都あり、歴史あり、伝奇あり。
しかも読者に後味の悪さを残さない爽快なストーリー展開。
とにかく面白い。
疲れた脳みそをリフレッシュするにはこれほど良いエンターテインメントはない。
あまりに面白いので、はまりそうだが、仕事に差し支えるので、ちょっと次の一冊に手をだすのはしばらく時間を置こうと思うが、あまり長い間次作を求めないでいると、禁断症状が出そうなくらい面白い。
この人の作品は、これらの他に『ホルモー六景』『プリンセストヨトミ』などがあるが、まだまだたっくさん面白い物語をつむぎだして欲しいものだ。
現代ニッポン最高の癒し系ストーリーテラーであると思う。