『文明の生態史観』や『知的生産の技術』で有名な、梅棹忠夫氏が亡くなった。
90歳だったらしい。
我々など、大学生の頃は、この人の『知的生産の技術』を読み、ある者などは「知的生産の技術研究会」なんていう勉強会(サークル?)に入って、梅棹さんの提唱した色々な技法の実践研究などをしていた。日経新聞の記者さんと仲良くなってその活動をしていたように思う。
私が大阪に勤務していた頃は、万博跡地に作られた国立民族学博物館の館長を勤めておられたということを聞き及び、是非一度訪ねなくては!と思ってもいたが、遂に機会は訪れず仕舞だった。(ひとえに私の心得不足が原因だが)
そんな梅棹さんが長生きし、第一線で活躍し続けておられたのは、とても心強いことだったが、遂に、お亡くなりになった。
日本の学問の巨星であったと思う。
こういう、幅広い領域で知を展開できる人はそうそういないと思う。
ご冥福を祈りたい。