とやまキトキトBIZねっとの2周年記念セミナーを行った。
http://kitokito.livedoor.biz/
朝9時半に集合してみんなで準備。
午後0時半に開場し、1時にスタート。
総合司会は富山県のNo.1アナウンサー片野優子さん。
去年に続いて2回目の司会とは言うものの、直前10分ぐらいの打合せのみできっちり進められる。
(当然、事前の予習などしておられるのだとは思うが)プロはほんとに凄い。
第1部は京都の中小企業診断士成岡秀夫氏。
「伝統と革新の街京都の経営コンサルタントが語る学びの“考動”力」というテーマでの基調講演。
ご自身の色々な経験談や最近取り組んでいること、これから90歳までの取組事項など、アグレッシブで意欲的なこころざしを聞かせていただいた。
私が特に共感を覚えたのが、異分野へ転職すると、色んなことをリセットできて脳みそにキャパシティができてぐんぐん吸収できる、といったあたりの話だった。(かく言う自分がぐいぐい吸収できているかというとそうはいっていないが)
さて第2部。
私が進行を務めるパネルディスカッション。
「特別な人の勉強法はもういらない!富山で働くあの人の学び力。」というテーマ。
パネラーは、
・フリーアナウンサー
・税理士
・生命保険会社の営業員
という、業種がまったくまちまちの3人の方、ということに、その場で気づいて実は愕然となった。
なぜなら、仕事と勉強の話をして下さい、と言ったはいいが、「仕事」の部分は3人三様で、共通する部分がまったくなく、〝ディスカッション〟二なり得ないからである。
そういうことに気づいてしまい、しまったああああと思ったが、「して下さい」と進行係が言ってしまった以上、後には引けない。
ということで、まあ、そもそも、話を一つの方向性に持っていくとかまとめるとかということが目的ではなかったので、結論を一つにまとめる必要はないのだが、かと言ってパネラーの皆さんの発言を何も整理せずに終わるわけにはいかず、どう整理しようか、整理できるのか、という課題が冒頭いきなり私の目の前にどかっと腰をおろした。
当然それ以前に、
パネラーの皆さんの話をうまく引き出せるか。
気持ち良く話していただけるか。
私が何を伝えようとしているかが会場の人にうまく伝わるか。
次のパネラーに質問をする時に、前の人の話と脈絡を持ってつなげられるだろうか。
というような当たり前のこともクリアしていかなければならない。
五感を目一杯そばだてながら、全能発火状態で必死こいて進行をした。
というようなことは、普段の仕事では決して体験できない。
緊張状態で仕事をするのは日常茶飯事であり、気を張るのはいつもやっていることだが、上記のような種類の緊張とは全く別物である。
ということで、頭の内側がかゆ~くなるような大変スリリングな作業ではあったが、スリルとサスペンスを楽しんでやることができた。
それもこれも、3人のパネラーの方の誠実な協力があったればこそである。
ありがたいことだ。
感謝、感謝、感謝の気持ちでいっぱいだ。
終わってからのビールのうまかったことうまかったこと。
そしてあっかりした気持ちでぐったりとし、出てきた疲労感の気持ちいいこと。
いずれにせよ、これでまた一つBIZねっとの物語をつむぐことができた。
これからも我々はこの勉強会&異業種交流会の取組を継続しつつ、進化していく(と思う)。
明日のBIZねっとに乞うご期待!