第9回森のゆめ市民大学開講

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 友人の会社が特別賛助企業として名を連ねる「森のゆめ市民大学」
 9年前、筑紫哲也氏を学長、福岡政行氏らが副学長として、彼らが、大分県の日田市でやっていた日田自由が森大学というのを模して、魚津でも是非やって欲しいと、有志が依頼して始められたものらしい。
 筑紫哲也氏や既に亡くなったが、その志を継いで、福岡氏や稲本正氏らが継続してやってくれている。
 その友人のおかげで昨年から聴講させてもらっている。
 今日は今年度(第9回)の開講式。
 そして基調講演は俳優の菅原文太さんである。
 文太さんがなぜ農業をやり始めたのか、ということにいたく興味があった。
 私が文太さんの話、心をちゃんと理解できたかどうかはわからないが、つまり、以下のようなことをおっしゃりたかったのではないかと思う。
 子供たちをめぐる環境として、今の日本はあまりに文明化しすぎており、人としての暖かさを身につけにくい状態になってしまっている。
 だから平気で人を殺したり、自分の命を絶ったりする子供たちが後を絶たないのではないか。
 そんな日本をなんとかしようとすると、土であり、農であり、ということではないか。
 高邁な理想論ではなく、地に足をつけた実践であり、やっぱ農だよな、と思った。
 しかし現実には日本の農業はほとんどが農薬漬けであり、人間の体にいい無農薬をやっている農家は全体の0.16%しかいないという。
 文太さんもその一人なのだろうが、大きな既存の仕組みを前にすると、ほとんどの人は無力なのかも知れない。
 そういう意味では、福岡県の大野城市では、遊休地などを市民農園として一般市民農家に使わせ、出来あがりの半分は自分の取り分、残り半分は給食用など、市で使うような仕組みをとっているらしい。(無農薬だったかな?)
 いずれは私も農業を、とずっと以前から思っており、その気持ちは変わっていない。(農業を軽く考えるな!とお叱りを頂戴するであろうけど)
森のゆめ市民大学20100516
(左から、稲本正氏、菅原文太さん、福岡政行氏)
 この後の「森のゆめ市民大学」の予定は以下のとおり。
  6月12日(土) 山崎裕次さん
  7月 3日(土) 木村秋則さん
  8月28日(土) 佐藤初女さん
 10月10日(日) 真野響子さん
 11月12日(金) 大工哲弘さん、古謝美佐子さん、佐原一哉さん
 興味のある方は、http://www.nice-tv.jp/~shimin/をご参照下さい。
 それにしても・・・菅原文太さんが父と同い年だというのには驚いた。
 76歳であの元気、気迫、覇気。

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