今日の日経新聞トップ記事は「オギハラの金型工場 中誤記自動車大手が買収」という衝撃的なタイトルだった。
中国自動車大手というのは、BYDという新進気鋭の自動車メーカーである。
あのウォーレン・バフェット氏が大量に投資し、株価が一気に値上がりした企業である。
記事本文横には「中国の製造業の主な海外企業・事業買収」という表がついている。
2002年から今までに10の事例が載っているうち、日本企業(又は事業)の買収が5事例。
もちろんこれで全体像は語れるはずもないが、いよいよ中国が巨大な資本力とM&Aを活用して一足飛びに技術力を高める戦略に出てきたかという感じがする。
金型技術なんて、日本の最も中核的な技術であり、それが他の国の一部になってしまうというのは、なんだか寂しい気がする。
件のBYDからは中国人技術者がオギハラにやってきて、日本の金型技術を修得していくのだそうだ。
日本人の器用な手先の技術・・・のみならず、とことん追求する探究心や執念といったものまで身につけていくことができるかどうか。
いや、向上心の塊りとなっている彼らの方がむしろ我々よりも優れたものを持っているかも知れない。
奇しくも今日、渡辺謙さんの「遠まわりの雨」というテレビドラマをやる。
山田太一氏が制作したものらしいが、東京大田区の町工場を舞台にしたドラマだという。
日本のものづくりの素晴らしさがサブテーマのようなので、是非見てみたいと思っている。
がんばれニッポン!
っていうか、日本国債までそのうち中国が買いだしたらえらいことになるなあ・・・。
(買った日本国債を売り飛ばされたら、日本経済は一気に崩壊するだろうからなあ)
やっぱ、がんばれニッポン! だ。
私も頑張らなくっちゃ。